パッケージのインポート例

ターゲット PLM システムの設計パートナーまたはサプライヤは、ソース PLM システムの設計パートナーからパッケージを受信しました。このパッケージには、完全な自転車アセンブリの Creo Parametric データが含まれています。

ターゲット PLM システムの設計パートナーまたはサプライヤは、パッケージをターゲット PLM システムにインポートする前に、パッケージ詳細レポートを作成してパッケージのコンテンツを確認し、ターゲット PLM システムのマッピングファイルで必要となるオーナー PLM システムの ID を取得します。

WPCView -g c:\ptc\ilink03_siteA\bin\1102_1800_01 -t c:\ptc\bear203d_
siteB\temp

コマンド名	引数	説明
WPCView	-g	パッケージの名前とパスを指定します。
	-t	パッケージ詳細レポートのターゲット場所を指定します。

次のサンプルのパッケージ詳細レポートには、ソース PLM システム設計パートナーからエクスポートされたパッケージに関する、詳細なパッケージ情報と PDM オブジェクトセットの情報が含まれています。

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Package Details
I Package Information
Description
Package creation date: June 10 18:00:50 EDT 2009
Source system ID: 6107333525-1190288955171-32960257-204-89-253
-132@alink03.ptcnet.ptc.com
Source system description:
Source system version: 9.1
Product version: 9.1
Package type: regular
II PDM Object set
i. Set of Masters
ii.Set of Versions
1 PMDPackageVersion
Name: crank_asm_1800.prt
Owner system ID: Same as source ID
Revision: A(position 1)
Iteration: 4(position 4)
Exported time: June 10 18:00:50 EDT 2009
Location: /ptc/Product/Hill Climber//M1800
Lifecycle: Basic
Lifecycle state: INWORK
Content:
Name: crank_asm_1800.prt
Authoring application: PROE
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ターゲット PLM システムのマッピングファイルに必要なオーナー PLM システム ID は、パッケージ情報の「PDM Object Set」セクションに含まれています。

6107333525-1190288955171-32960257-204-89-253-132@alink03.ptcnet.ptc.com

マッピングファイル (*.mapping) を更新して、ソース PLM システムから受信したパッケージのオーナー PLM システム ID 番号と、適切なマッピング情報を含める必要があります。このファイルは、任意のテキストエディタで更新できます。次に例を示します。

Site -id 610733525-1190288955171-32960257-204-89-253-132@ilink03.
ptcnet.ptc.com -alias "ilink03_server"
rule -iteration_rule Position -revision_rule Position
begin
location "/ptc/Library/mig_test//Part/Basic/pub_geo"="/ptc/
Library/mig_test//Assembly/Design"
location "/ptc/Library/mig_test//Part/Basic/mig_geo"="/ptc/
Library/mig_test//Assembly/Phase"
lifecyclestate "Basic::INWORK"="Basic::INWORK"
lifecyclestate "Basic::RELEASED"="Basic::RELEASED"
lifecyclestate "Basic::CANCELLED"="Basic::CANCELLED"
rule -iteration_rule Position -revision_rule Position
end

マッピングファイルには、場所、ライフサイクル状態、および改訂スキームに関するマッピング情報を指定できます。

WPCImport コマンドに -package と -validate の引数を指定すると、ターゲット PLM システムに実際にパッケージをインポートせずに、コンフリクトをチェックできます。

たとえば、名前とパスが C:\ptc\ilink03SiteA\bin\1101-05 のパッケージを検証する場合は、コマンドラインに次のように入力します。

WPCImport -u jadams -p ptc -g C:\ptc\ilink03SiteA\bin\1101-05 -v C:\ptc

コマンド名	引数	説明
WPCImport	-u	ユーザー名を指定するために使用します。
	-p	パスワードを指定するために使用します。パスワードを含めないように選択して、セキュリティを強化することもできます。パスワードを要求するメッセージが表示され、入力したパスワードの文字は画面に表示されません。
	-g	パッケージの名前と場所を指定するために使用します。
	-v	パッケージを実際にインポートせずに、ターゲット PLM システムに対して検証します。-package (-g) 引数と一緒に使用します。

検証が正常に完了した後、Creo Packages の WPCImport コマンドと引数を使用して、パッケージをターゲット PLM システムにインポートできるようになります。

たとえば、名前とパスが C:\ptc\ilink03SiteA\bin\1101-05 のパッケージを、マッピングファイルを使用してインポートする場合は、コマンドラインに次のように入力します。

WPCImport -u jadams -p ptc -g C:\ptc\ilink03SiteA\bin\1101-05 -m C:\ptc

コマンド名	引数	説明
WPCImport	-u	ユーザー名を指定するために使用します。
	-p	パスワードを指定するために使用します。パスワードを含めないように選択して、セキュリティを強化することもできます。パスワードを要求するメッセージが表示され、入力したパスワードの文字は画面に表示されません。
	-g	パッケージ名を指定するために使用します。
	-m	マッピングファイルが保存されているディレクトリを指定するために使用します。

インポートデータに関するインポート事後レポートには、Creo Parametric のアセンブリとコンポーネントが、さまざまな操作および改訂値とともに表示されます。レポートには、ファイル名、改訂、作業版数、ライフサイクル、ライフサイクル状態、およびオーナーシステムとターゲットシステムの場所に関する情報が表示されます。

IMPORT POST REPORT
General report
Imported as new(3 objects)
FILE NAME	ACTIONS	LOCAL REVISION	LOCAL ITERATION	LOCAL LIFE CYCLE STATE	LOCAL LOCATION
block2. prt	Create New	1	Basic	INWORK	/ptc/Library/mig_test//From_PDML/test1
square_ pat_asm. asm	Create New	1	Basic	INWORK	/ptc/Library/mig_test//From_PDML/test1
square_ pat_part .prt	Create New	1	Basic	INWORK	/ptc/Library/mig_test//From_PDML/test1

(continuation of remaining columns of the Import post report)
OWNER REVISION	OWNER ITERATION	OWNER LIFECYCLE	OWNER LIFECYCLE STATE	OWNER LOCATION
A	1	Basic	INWORK	/ptc/Library/mig_test//test2
A	1	Basic	INWORK	/ptc/Library/mig_test//test2
A	1	Basic	INWORK	/ptc/Library/mig_test//test2