マッピングタイプ

このトピックでは、使用できるマッピングタイプについて説明します。使用するタイプは次の条件で決まります。

• ソース PLM システムとターゲット PLM システムでの、オブジェクトプロパティの類似点または相違点。

• ターゲット PLM システムのローカルフォルダ構造で、ソース PLM システムと同じ改訂およびライフサイクルのシーケンスを作成または使用するかどうか。

• 暗黙的なマッピング - ソースとターゲットの PLM システムでライフサイクル、改訂、およびバージョンが同じである場合、Creo Packages は暗黙的なマッピングを使用します。この場合、マッピングファイルを作成する必要はありません。

すべての新規オブジェクトを特定の場所にインポートする場合、その場所のマッピングは必要ありません。このとき、ソースとターゲット PLM システムでフォルダ構造が異なる場合は、インポートコマンドに -folder オプションを使用して、フォルダの場所の完全なパスを指定します。ターゲット PLM システムでのこれらのオブジェクトのライフサイクルと改訂のスキームは、ターゲット PLM システムでの位置に従って割り当てられます。

• 明示的なマッピング - ソースとターゲットの両方の PLM システムに、ライフサイクル、改訂、およびバージョンの異なるオブジェクトがある場合は、メタデータをターゲット PLM システムの対応するメタデータ (ライフサイクル、改訂、およびバージョン) にマッピングする必要があります。これを明示的なマッピングと呼びます。この場合は、マッピングファイルを作成または使用して、インポートするオブジェクトのメタデータをマッピングする必要があります。

たとえば、Pro/INTRALINK と Windchill PDMLink の改訂スキームは、それぞれ 1 および A から開始されます。この相違は、Windchill PDMLink の改訂スキームを、Pro/INTRALINK の改訂スキームに一致するように変更することで解決できます。また、Pro/INTRALINK の改訂 1 を、Windchill PDMLink の任意の改訂にマッピングする方法もあります。

• ユーザー定義の属性はマッピングできません。

• マッピングは、ターゲット PLM システムでの設定に依存します。

プロジェクトのマッピングタイプは、「一般的なマッピングタイプ」で説明したマッピングタイプと同じです。ただし、次の条件が異なります。

• 改訂マッピング - Windchill ProjectLink には改訂がありません。プロジェクトの改訂マッピングは、Creo Packages ではサポートされません。

• ライフサイクルのスキームおよび状態のマッピング - プロジェクトを含むパッケージが Windchill PDMLink に送信されると、Windchill ProjectLink でのオブジェクトのライフサイクル状態は Windchill PDMLink のライフサイクル状態に変換されます。たとえば、Windchill PDMLink の前提条件には、状態が「設計」、「プロトタイプ」、および「生産」となる PTC ライフサイクルがあります。Windchill ProjectLink では、前提条件は「作業中」、「リリース済み」、および「キャンセル」の状態となる「基本」ライフサイクルです。