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CATIA V5 設計テーブルのインスタンス名の指定
インスタンスを Windchill で管理する場合は、定義するインスタンスごとに「PartNumber」列または「PartName」列で名前値を指定する必要があります。通例、これらの値は設計テーブルに手動で追加します。この値によってインスタンス名が設定されるほか、当該のインスタンスに関して作成される CATIA V5 ファイルの名前も決まります。また、Windchill で作成されるインスタンス CAD ドキュメントの「ファイル名」属性の値も決まります。インスタンス名は、ほかのインスタンスと重複しないものにする必要があります。
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設計テーブルに「PartNumber」列と「PartName」の両方が含まれている場合、インスタンス名は、テーブルを左から右に読み取って最初に見つかった列によって決まります。
インスタンス名が設計テーブルの 1 つまたは複数の行に対して指定されていない場合、インスタンスファイルは作成されず、これらのインスタンスは、ライフサイクル制御された個別のオブジェクトとして Windchill で管理されません。また、インスタンス名が設定されていない場合は、Windchill Workgroup Manager のメッセージコンソールに警告メッセージが表示され、設計テーブルのそれらのインスタンスについて CATIA V5 のファイルは作成されないことが通知されます。
設計テーブルでインスタンスの名前が一切指定されていない場合、CATIA V5 のモデルは、Windchill にファミリーを持たないスタンドアロンの CATIA V5 CAD ドキュメントとして管理されます。設計テーブルファイルはプライマリコンテンツの一部として CAD ドキュメントに関連付けられたままになります。
以下の図は、設計テーブルに「PartNumber」列が指定されている CATIA 設計テーブルを示しています。「PartName」列が設計テーブルに含まれている場合 (オプション)、CATIA V5 では各インスタンスに対して作成された CATIA V5 モデルファイルのファイル名として「PartName」列が使用されます。
以下の図は、Excel での設計テーブルの編集方法を示しています。
アセンブリインスタンス
アセンブリファミリーテーブルを Excel またはテキストファイルで作成する場合は、「PTC_IS_INSTANCE」という列を追加する必要があります。この列は、Windchill に公開するアセンブリのインスタンスを指定します。
「PTC_IS_INSTANCE」は、デフォルトで「偽」に設定されます。属性を「真」に変更すると、インスタンスはディスクのワークスペースローカルディレクトリにフラッシュされた後、ファミリーテーブルおよびインスタンスとしてチェックインされます。
インスタンスのコンフィギュレーションを Windchill に公開する場合は、サーバー側プリファレンスの「モデルインスタンスをファミリーテーブルの CAD ドキュメントとして管理」「すべて」または「アセンブリ」に設定します。インスタンスを Windchill に公開しない場合は、このプリファレンスを「部品」または「無効」に設定します。