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ワークフロー履歴ビューアの使用
シンプルな ASCII ユーティリティであるワークフロー履歴ビューアを使用して、ワークフローで生成されたイベントを表示できます。ワークフロー履歴ビューアを起動するには、以下のコマンドを使用します。
windchill wt.workflow.engine.WfMonitor
ワークフロー履歴ビューアのメインメニューは、以下のとおりです。
Workflow Monitor - Main Menu
Existing Workflow Processes
-- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -
>> 1. Simplest, key = 3347 (Running)
Audit events
-- -- -- -- -- --
No event retrieved
1. Select process.
2. Show selected process.
3. Delete selected process.
4. Refresh processes.
5. Change event configuration for selected process.
6. Show selected events for selected process.
7. Show all events for selected process.
8. Show selected events for all processes.
9. Show all events for all processes.
10. Select event.
11. Show event.
12. Show event source.
13. Refresh events.
14. Delete events for selected process.
15. Delete events for all processes.
16. Exit
>>> Choose an option:
このメニューには、すべての既存のプロセスのリストと読み込まれたすべてのイベントのリストが表示されます。読み込まれたイベントのリストは、最初は空になっています。
これらのリスト以外に、メインメニューには 16 のオプションがあります。次にそれぞれについて説明します。
プロセスの選択
このオプションを選択してプロセスを選択すると、選択したプロセスに関連するイベントを照会できます。選択したプロセスの前には、文字 >> があります。
「選択したプロセスを表示」
このオプションを選択すると、選択したプロセスに関する以下の情報と、開始されたすべてのアクティビティおよびサブプロセスが表示されます。
プロセスの状態 (「実行中」など)
プロセスの作成者
プロセスが関連するプロジェクト
プロセスまたはアクティビティが期限切れ (指定の期間を超えている) かどうかの表示
プロセスまたはアクティビティの開始日時
プロセスまたはアクティビティの終了日時 (プロセスやアクティビティがクローズしていない場合は表示されません)
プロセスまたはアクティビティの期限 (存在する場合)
プロセスのイベント設定
ミリ秒単位のサスペンドタイムおよび警告するまでの時間
次に、プロセス表示の例を示します。
Simplest - Running
Creator: Administrator
Team: Default
Times: is overdue = false
start time = 1998-11-20 14:08:53.0
suspend time = 0, alert time = 0
Event configuration:
Process (RECORD/EMIT): Creation: R, State change: RE
Activity (RECORD/EMIT): Data change: E
Exception (RECORD/EMIT): Exception: R
Activities:
*** act_simplest (wt.workflow.engine.WfTestActivity) - Running
Times: is overdue = false
start time = 1998-11-20 14:08:56.0
suspend time = 0, alert time = 0
「選択したプロセスを削除」
このオプションを選択すると、選択したプロセスを削除できます。
「プロセスを再表示」
このオプションを選択すると、すべてのプロセスを再表示します。ワークフロー履歴ビューアでは、表示されたプロセスの状態は自動編集されません。新規のプロセスを表示したり、最後に再表示した後の状態変更を表示するには、明示的に再表示する必要があります。
「選択したプロセスのイベント設定を変更」
このオプションを選択すると、イベントコンフィギュレーションエディタが起動します。エディタを使用すると、選択したプロセスについて、発生、記録、または無視するイベントを選択できます。
Edit event configuration
Current configuration
Process (RECORD/EMIT): Creation: R, State change: RE
Activity (RECORD/EMIT): Data change: E
Exception (RECORD/EMIT): Exception: R
1. Create process - record: true
2. Create process - emit: false
3. Change process state - record: true
4. Change process state - emit: true
5. Change process data - record: false
6. Change process data - emit: false
7. Change activity state - record: false
8. Change activity state - emit: false
9. Change activity data - record: false
10. Change activity data - emit: true
11. Change assignment - record: false
12. Change assignment - emit: false
13. Execution error - record: true
14. Execution error - emit: false
15. Save configuration
16. Save configuration and return
17. Return (looses changes since last save)
>>> Choose an option:
上記のように、このサブメニューを使用して選択したプロセスの設定を変更しないかぎり、すべてのプロセスは wt.properties ファイルで指定したイベントコンフィギュレーションで制御されます。このサブメニューのオプションを選択すると、現在の設定内容が切り替えられます。たとえば、オプション 1 を選択した場合、Create process の設定が true から false に変更されます。その結果、プロセスの作成は記録されるイベントではなくなります。
「選択したプロセスについて選択したイベントを表示」
このオプションを選択すると、以下に示すサブメニューが開きます。このサブメニューでオプションを選択し、使用するイベントのタイプを指定できます (この例では、オプション 8 が選択され、選択したプロセスに関連するすべてのイベントをユーザーが使用する予定であることを示しています)。
Types of events to show
1. Process creation
2. Process state change
3. Process data change
4. Activity state change
5. Activity data change
6. Assignment change
7. Execution error
8. All
9. None (return)
>>> Choose an option: 8
このサブメニューでオプションを選択すると、リクエストしたイベントが読み込まれ、イベントのリストが再表示されます。イベントごとに、イベントタイプおよび関連する実行オブジェクトがリストに表示されます。
Audit events
——————
>> 1. PROCESS_STATE_CHANGED, process = Simplest
「選択したプロセスの全イベントを表示」
このオプションを選択すると、前のセクションで説明したイベントタイプのサブメニューで「All」 (オプション 8) を選択するのと同じ処理が実行されます。メインメニューのこのオプションを選択すると、選択したプロセスに関連するすべてのイベントが表示されます。
「全プロセスについて選択したイベントを表示」
このオプションを選択すると、すべてのプロセスの選択したタイプのイベントがすべて表示されます。
「全プロセスの全イベントを表示」
このオプションを選択すると、すべてのプロセスの保存済みのイベントがすべて表示されます。表示されるリストが大量になる場合があります。
「イベントを選択」
このオプションを選択すると、別のイベントを選択できます。イベントが読み込まれると、リスト内の最初のイベントが自動的に選択されます。
「イベントを表示」
このオプションを選択すると、以下のように、選択したイベントの詳細イベント情報が表示されます。
event type = PROCESS_STATE_CHANGED
timestamp = 1998-11-20 14:08:53.0
activity key = 0 activity name = null
process key = 3347
process name = Simplest
process template name = simplest
old state = Not started
new state = Running
「イベントソースを表示」
このオプションを選択すると、選択したイベントのソースである実行オブジェクト (プロセスまたはアクティビティ) が表示されます。
「イベントを再表示」
このオプションを選択すると、選択したプロセスおよびイベントタイプに対応するイベントがすべて再表示されます。最後の再表示以降に生成されたイベントを表示する場合、この操作が必要です。
「選択したプロセスのイベントを削除」
このオプションを選択すると、選択したプロセスに関連し最後に選択したタイプのイベントがすべて削除されます。
「全プロセスのイベントを削除」
このオプションを選択すると、すべてのプロセスに関連し最後に選択したタイプのイベントがすべて削除されます。
「終了」
このオプションを選択すると、ワークフロー履歴ビューアのセッションが終了します。