高度なカスタマイズ > Windchill アダプタ > Windchill アダプタのインストール
  
Windchill アダプタのインストール
次の各トピックでは、Windchill アダプタのインストールの詳細について説明します。
Windchill アダプタのインストール
Windchill アダプタは、Windchill のバンドルコンポーネントとしてインストールされます。
アダプタは、wt.method ベースパッケージ内のクラスと、wt.adapter および com.ptc.core.adapter パッケージ内の Webject 委任および属性変換クラスで構成されています。
Windchill のインストールにより、次のアダプタセットアップタスクが実行されます。
Windchill wt.properties ファイル内のアダプタプロパティを設定する。
Windchill アダプタプロパティのフォームを Info*Engineadmin ディレクトリにコピーする。
アダプタの Info*Engine LDAP エントリを作成し、ネーミングサービスを介してアダプタを検索できるようにする。
インストールされた認証マッピング情報
ネットワークがさまざまな情報システムで構成されていると、各システムには独自の認証方式が設定されている場合があります。たとえば、10 個の異なるシステムにアクセスするには、10 組のユーザー名とパスワードが必要になることがあります。Info*Engine は、認証マッピングと呼ばれるメカニズムを利用してこの煩雑さを解消します。認証マッピングによって、ユーザーは Info*Engine に明示的に一度だけ認証されると、その後、Info*Engine はほかの企業情報システムに自動的にユーザーを認証します。認証マッピングによって、1 回認証されたユーザー名は、そのユーザーがアクセスを許可されたすべての情報システムにアクセス情報を提供するキーとして機能します。
認証マッピングは、ユーザーまたはフェデレーションクライアントアプリケーションのみが各タスクを起動した時点で、特定のコンフィギュレーション可能なタスクが連動的に実行されて実現します。認証マッピングタスクは Auth_Map グループというグループを返します。このグループは、ユーザーが許可されたすべての情報システムにアクセスするためのユーザー名と資格証明を提供します。
このため、Info*Engine 認証マッピング機能によって、ユーザーの役割およびプリファレンスに適合した情報ポータルを簡単に開発できます。
認証マッピングがユーザーの環境に合わせて正しく設定されていることを確認してください。インストールされるマッピング情報については、Windchill アダプタの設定を参照してください。
詳細については、Info*Engine User's Guide を参照してください。
インストールされた Windchill アダプタの LDAP エントリ
Info*Engine サービスおよびアダプタ LDAP エントリは、LDAP ディレクトリに保存されているオブジェクトです。各エントリは、アダプタサービス名、コンポーネントタイプ、ネットワークアドレス、および設定プロパティを定義します。インストール時に、アダプタサービス定義が Windchill アダプタに対して定義されます。
インストールされた wt.properties ファイル設定値
アダプタ関連プロパティの説明については、<Windchill>/codebase/properties.html を参照してください。アダプタ関連プロパティには、プリフィックス wt.adapter または wt.federation が含まれています。