Windchill ポリシーアクセス制御規則に対するアップグレード後のステップ

Upgrade Manager で以下のいずれかのマイグレータを有効にした場合に、Windchill の対応する機能を完全に有効にするには、「ポリシー管理」で手動のステップを実行する必要があります。

Windchill の「ポリシー管理」で、すべてのチームメンバーが「新規 CAPA リクエスト」ウィンドウの「操作」テーブルに操作を追加した場合に CAPA リクエストを作成できるようにする機能を有効にするために、以下のアクセス許可が付与されていることを確認します (一部のアクセス許可は、リストされているグループにすでに付与されている場合があります)。

Windchill の「ポリシー管理」で、カスタマーエクスペリエンス作成者がカスタマーエクスペリエンス構造から採用ノードを編集できるようにする機能を有効にするために、以下のアクセス許可が付与されていることを確認します (一部のアクセス許可は、リストされているグループにすでに付与されている場合があります)。

Windchill 10.2 M030 のソースシステムの場合、Windchill 10.2 M030 で既成のテンプレートから作成されたコンテナに対しては、ポリシーアクセス制御規則で指定されているこれらのアクセス許可の一部がすでに付与されています。Windchill 11.0 では、マイグレータ "Updates container templates to remove all entity references to QMS external entities" によって既存のコンテナテンプレートに変更が加えられたため、11.0 で作成されたコンテナ (および 10.2 M030 より前に作成されたコンテナ) に対しては、前述の手動のステップを実行しないかぎり、同じアクセス許可が付与されません。

「ポリシー管理」で手動でアップグレード後のステップを行うだけではなく、オプションのマイグレータ「CAPAActionPlan および CAPAChangeActivity のポリシーアクセス制御規則をロード」に関連する機能を有効にするために、以下のプリファレンスが Windchill の「プリファレンス管理」で設定されていることを確認する必要があります。

オプションのマイグレータの詳細については、オプションを参照してください。

ポリシーアクセス制御規則の詳細については、Windchill 11.0 F000 の Windchill New and Changed for This Releaseドキュメンテーションの「PTC Windchill CAPA: アクセス制御規則」トピックおよび「PTC Windchill Customer Experience Management: アクセス制御規則」トピックを参照してください。

「表示と印刷のみ」ライセンスグループのメンバーには、WTObject に対する「読み取り」と「ダウンロード」以外のすべてのアクセス許可が上書不可で拒否される必要があります。Windchill 11.0 で、新しい「セキュリティラベルを修正」アクセス許可が導入されました。アップグレード中に「セキュリティラベル修正アクセス許可移行を有効化」オプションを「いいえ」に設定すると、このライセンスグループに「セキュリティラベルを修正」アクセス許可を上書不可で拒否するポリシー規則に「セキュリティラベルを修正」アクセス許可が追加されません。したがって、サイトのルート (/) ドメインで定義されている既成のポリシーアクセス制御規則を更新して、上書不可で拒否されているアクセス許可のリストに「セキュリティラベルを修正」アクセス許可を追加する必要があります。ライセンス契約への準拠を確保するために、このポリシーアクセス制御規則を更新することをお勧めします。

オブジェクト	ドメイン	状態	グループ	アクセス許可
CustomerExperience	デフォルト	すべて	カスタマーエクスペリエンス作成者 (COMPLAINT_CREATOR)	作成、修正、コンテンツの修正

プリファレンス	値
CAPA - コンテインメント操作を許可	はい
CAPA - 有効性を確認	はい
CAPA - 有効性検証の失敗後に再調査	はい
CAPA - 実施計画チームソース	品質チーム