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一意性レベルの設定
前提条件
Windchill Upgrade Manager または Windchill Bulk Migrator を実行する前に、コンフリクトがあるオブジェクトを検出する WinDU タスク Report All Organization Owned Namespace Objects in External Organizations の実行が必須です。
この WinDU タスクは、製品、ライブラリ、プロジェクト、組織、およびサイトのコンテキストから所有された組織である、すべてのコンフリクトがあるオブジェクトをレポートします。レポートには、オブジェクトのタイプごとに個別のレポートへのリンクが含まれています。コンフリクトがあるオブジェクトを解決するには、レポートを使用します。サイトおよび組織レベルの一意性に対して、コンフリクトがあるオブジェクトがリストされます。オブジェクトのレポートに含まれる情報には、オブジェクト名、番号、オーナー組織、オーナー組織 IDA2A2、コンテナクラス、コンテナ参照 IDA2A2、およびコンテナが含まれます。
レポートされたコンフリクトは、オブジェクトの番号を変更するかオブジェクトの組織を変更することによって手動で解決します。コンフリクトがあるオブジェクトの番号を変更するには、オブジェクト-キーテーブルの列 'WTKEY'、およびオブジェクト-マスターテーブルの 'オブジェクト番号' を、Windchill システムでコンフリクトがあるオブジェクトが発生しないように更新する必要があります。WinDU タスクの詳細は、Windchill Diagnostic Utility Guide を参照してください。ここから、最新の WinDU パッチおよびガイドをダウンロードできます。
コンフリクトしているオブジェクトの更新に SQL 照会が必要な場合は、PTC テクニカルサポートにお問い合わせください。
サイト管理者は、プロパティ wt.org.EnforceOrglevelUniqunesswt.properties ファイルに追加し、Xconf ユーティリティを使用して適用する必要があります。オブジェクトの一意性レベルはこのプロパティで設定した値によって決まります。アップグレード時または移行時にこのプロパティが存在しない場合、デフォルトでは、アップグレード後の Windchill システムで一意性が組織レベルで設定されます。
一意性レベルの設定
組織レベルの一意性にアップグレードした場合、プロパティを true に設定します。これにより、異なる組織内にアイデンティティが重複するオブジェクトを作成可能になります。
サイトレベルの一意性にアップグレードした場合、プロパティを false に設定します。これにより、ユーザーはサイト全体で標準化された 1 つの番号付けスキームを持つことができます。
詳細については、Windchill オブジェクトの一意性レベルの設定についてを参照してください。