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更新オプションの選択
インストールを更新するときに、以前に行ったインストール内容に応じて、次のようなオプションが表示されます。
メンテナンスリリースをインストールする場合:
「Service Pack およびスタンドアロン製品またはコンポーネント」。このオプションを選択すると、ソリューションにサービスパックがインストールされ、このインストールに含まれるすべてのスタンドアロン製品またはコンポーネントもインストールされます。このインストールと連携して動作する追加で個別のスタンドアロン製品またはコンポーネントがある場合は、次のオプションを使用して個別に更新する必要があります。
「スタンドアロン製品またはコンポーネントのみ」。メインソリューションとは別のサーバー上でスタンドアロン製品またはコンポーネントを使用する場合は、このオプションを使用して更新する必要があります。
クリティカルパッチセットをインストールする場合:
「クリティカルパッチセットをインストール」を選択します。
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クリティカルパッチセットは、インストールプロセスの「設定を定義」フェーズに進む前に PTC のテクニカルサポートサイトからダウンロードし、ステージングディレクトリに抽出する必要があります。クリティカルパッチセットは、https://www.ptc.com/appserver/cs/software_update/swupdate.jsp でダウンロードできます。
オプションのコンポーネントをインストールして、ソリューションの機能を拡張する場合:
「オプションのコンポーネントをインストール」を選択します。
PDMEssentials、Arbortext、または Pro/INTRALINK から Windchill PDMLink に移動する場合:
「PTC Windchill PDMLink に移行」を選択します。
言語を追加する場合:
「言語を追加」を選択します。
Windchill とは無関係に更新されたコンポーネント (Creo View など) をインストールする場合:
「再リリースされたコンポーネントをインストール」を選択します。
メンテナンスリリースの適用
「Service Pack およびスタンドアロン製品またはコンポーネント」を選択します。
選択したディレクトリにインストールされている Windchill 製品が検出されます。
1. 選択したディレクトリに Windchill ソリューションが含まれているかどうかによって、次の処理が決まります。
選択したディレクトリに Windchill ソリューションが含まれている場合は、<Windchill>/wtSafeArea/siteMod ディレクトリ (<Windchill> は Windchill Services のインストールディレクトリ) の有無が確認されます。インストール更新の準備で説明したように、インストーラでは、すべてのサイト修正ファイルコピーがこのディレクトリに保存されていると想定されます。
<Windchill>/wtSafeArea/siteMod ディレクトリが存在するかどうかによって、次の処理が決まります。
<Windchill>/wtSDafeArea/siteMod ディレクトリが存在しない場合は、次のステップで説明する「サイトの修正ディレクトリがないことを確認」パネルが表示されます。
<Windchill>wtSafeArea/siteMod ディレクトリが存在する場合は、ステップ 3 で説明する「インストールタイプを選択」パネルが表示されます。
選択したディレクトリに Windchill ソリューションが含まれていない場合は、「アップデートされる製品」パネルが表示されます。
2. 「安全領域ディレクトリが存在しないことを確認」パネルには、<Windchill>/wtSafeArea/siteMod ディレクトリがない場合にインストールを続けるかどうかを選択できる「はい」「いいえ」のボタンが表示されます。デフォルトのオプションは「いいえ」です。
サイト修正ファイルがない場合は、「はい」をクリックし、「次へ」をクリックしてインストールを続けます。
サイト修正ファイルがある場合は、「いいえ」をクリックし、「キャンセル」をクリックしてインストールを終了します。
3. 選択したディレクトリ内の <Windchill>/wtSafeArea/siteMod ディレクトリ内にサイト修正ファイルがある場合に Windchill Service Pack をインストールすると、実行可能なインストールのタイプが「インストールタイプを選択」パネルに表示されます。
インストールタイプについて、次の表で説明します。
「インストールタイプを選択」
選択するタイプ
目的
完了
選択したディレクトリに更新済みの関連ファイルをすべてコピーし、選択したディレクトリに wtSafeArea\siteMod ディレクトリのファイルをコピーします。
このオプションを使用すると、Windchill サービスパックまたは Windchill ポイントリリースの使用で説明するように、設定操作も実行されてインストールが登録されます。
サイトにより修正されたファイルの安全領域への更新
サイト修正ファイルに対する更新のみを <Windchill>/wtSafeArea/ptcCurrent ディレクトリにコピーします。
このオプションを使用すると、設定操作の実行やインストールの登録は行われません。詳細については、Windchill サービスパックまたは Windchill ポイントリリースの使用を参照してください。
インストールタイプを選択した後、「次へ」をクリックします。
4. (完全インストールタイプのみ) 更新が必要な製品やコンポーネントのリストが PTC ソリューションインストーラ (PSI) に表示されます。また、再インストールして更新を完了する必要がある製品も表示されます。
「次へ」をクリックします。
5. (完全インストールタイプのみ) PTC HTTP Server および Embedded Servlet Engine に更新が必要な場合、このパネルには設定ファイルを保存するオプションが表示されます。このチェックボックスをオフにすると、PTC HTTP Server に付属のデフォルトの httpd.conf ファイルで既存の httpd.conf ファイルが上書きされます。このチェックボックスをオンにすると、既存の httpd.conf ファイルは上書きされません。
「次へ」をクリックします。
6. CD イメージを含むステージングディレクトリを指定します。詳細については、ステージングディレクトリオプションの選択を参照してください。
7. インストールが正常に完了すると、「インストール完了」パネルに、インストールの影響を受けたディレクトリが表示されます。実行したインストールタイプに応じて、これらのディレクトリは、選択したインストール先ディレクトリ、選択したディレクトリ、および <Windchill>/wtSafeArea/ptcCurrent ディレクトリ、または <Windchill>/wtSafeArea/ptcCurrent ディレクトリのみの場合があります。
インストールログファイルは、<Windchill>/installer/logs ディレクトリにあります。インストールのログファイルには以下の名前が付きます。
WSP_InstallLog.xml
WSP_PtcInstall.log
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インストールに失敗すると、エラーメッセージと該当するログファイル名がパネルに表示されます。場所とログファイルの名前を記録しておきます。ログファイルは、失敗の原因を特定する際に役立ちます。Windchill Service Pack のインストールに関するその他のトラブルシューティング情報については、メンテナンスインストールに関するトラブルシューティングを参照してください。
インストールに関するサポートを依頼する場合は、必ずログファイルも添付してください。ログファイルは、Windchill Service Pack のインストールごとに個別に作成されます。それぞれのログファイルのセットは、インストールディレクトリの下の installer/logs ディレクトリにあります。
8. Windchill ソリューションのインストールディレクトリを更新する Windchill Service Pack インストールでは、Windchill version コマンドを実行して、更新された Windchill 製品のバージョンが正しいことを確認してください。
Windchill のバージョンから、いずれかのコンポーネントのインストールが不完全であることがわかった場合は、「復元」インストールタイプオプションを選択して、インストールを再実行してください。
9. サービスパックで更新される Windchill 製品をインストールしたコンピュータおよびディレクトリの組み合わせごとに、1 ~ 10 のインストール手順を繰り返します。
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最初にテストシステムにインストールする場合は、実運用システムでもインストールを繰り返す必要があります。