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アップグレード後タスク
以前の Windchill インストールをアップデートまたはアップグレードした場合は、いくつかの追加のタスクを行わなければならない場合があります。
4.0.1 コンフィギュレーション情報と 4.1 コンフィギュレーション情報を統合するタスク
国コードと言語コードのサポートの更新
一部の OIR コンテンツの更新
「CIR 参照を挿入」または「TIR 参照を挿入」ダイアログボックスの新規「名前」フィールドを設定するための既存のデータのインデックシング
ユーザー役割のための新規操作の設定
S1000D 製品のパブリッシング識別子属性のマッピング
カスタム Windchill パブリッシング規則の更新
4.0.1 コンフィギュレーション情報と 4.1 コンフィギュレーション情報の統合
11.1 F000 リリースをアップデートする場合
このリリースには、S1000D 仕様の Issue 4.0.1 と Issue 4.1 に基づいてインストールをサポートする特定の情報を単一または中央の場所に統合するための変更が含まれています。11.1 F000 からアップデートする場合は、以下のタスクを実行して既存の情報を更新する必要があります。
SNS セット製品テンプレートの名前変更
既存のインストールには、S1000D 仕様の Issue 4.0.1 と Issue 4.1 で定義されている SNS 構造を提供するための製品テンプレート「S1000D 一般 SNS セット製品」が含まれています。このテンプレートは、11.1 M010 で「S1000D 4.0.1 & 4.1 一般 SNS セット製品」という名前に変更されました。
以下のユーティリティを実行して、既存の SNS セット製品テンプレートを識別し、更新します。
Windows Diagnostics Utility (WinDU): Service Information Manager AAD - Confirm Existence of the S1000D Product Template "S1000D General SNS Sets Product"
Windows Repair Utility (WinRU): Service Information Manager AAD - Rename the S1000D Product Template "S1000D General SNS Sets Product"
ICN テンプレートの統合
このリリースでは、情報制御番号 (ICN) オブジェクトの Issue 4.0.1 テンプレートと Issue 4.1 テンプレートが単一の zip ファイルに統合されました。
以下の zip ファイルが置き換えられました。
/codebase/netmarkets/com/ptc/arbortext/windchill/rules/schema/S1000D_4-0-1/samples/S1000D_4-0-1-ICN-Templates.zip
/codebase/netmarkets/com/ptc/arbortext/windchill/rules/schema/S1000D_4-1/samples/S1000D_4-1-ICN-Templates.zip
これらの ICN テンプレートは以下の zip ファイルに含まれるようになりました。
codebase/com/ptc/arbortext/windchill/rules/schema/samples/S1000D_ICN-Templates.zip
以下のユーティリティを実行して、既存の製品テンプレートにある個々の ACL ファイルへの参照を識別し、置き換えます。
WinDU: Service Information Manager AAD - Confirm Existence of the S1000D Product Templates to be Updated
WinRU: Service Information Manager AAD - Update the S1000D OOTB Product Templates
置き換えたファイルへの参照がカスタム製品テンプレートにある場合は、それも更新する必要があります。
ICN ライフサイクルテンプレートの統合
このリリースでは、ICN オブジェクトの Issue 4.0.1 ライフサイクルテンプレートと Issue 4.1 ライフサイクルテンプレートが単一のテンプレートに統合されました。
以下のライフサイクルテンプレートが置き換えられました。
S1000D_4-0-1 ICN ライフサイクルテンプレート
S1000D_4-1 ICN ライフサイクルテンプレート
以下のテンプレートが Issue 4.0.1 と Issue 4.1 の ICN のライフサイクルをサポートするようになりました。
S1000D ICN ライフサイクルテンプレート
以下のユーティリティを実行して、既存の ICN のライフサイクルを識別し、再割当します。
WinDU: Service Information Manager AAD - Check S1000D ICN Lifecycles to be reassigned
WinRU: Service Information Manager AAD - Reassign S1000D ICN Lifecycles
個々のライフサイクルテンプレートへの参照が ICN のカスタムオブジェクト初期化規則 (OIR) にある場合は、それも更新する必要があります。
パブリッシング構造およびパブリッシングモジュールライフサイクルテンプレートの統合
このリリースでは、パブリッシング構造およびパブリッシングモジュールオブジェクトの Issue 4.0.1 ライフサイクルテンプレートと Issue 4.1 ライフサイクルテンプレートが単一のテンプレートに統合されました。
以下のライフサイクルテンプレートが置き換えられました。
S1000D_4-0-1 パブリッシング構造ライフサイクルテンプレート
S1000D_4-1 パブリッシング構造ライフサイクルテンプレート
S1000D_4-0-1 パブリッシングモジュール
S1000D_4-1 パブリッシングモジュール
以下の単一のテンプレートが Issue 4.0.1 と Issue 4.1 のパブリッシング構造およびパブリッシングモジュールのライフサイクルをサポートするようになりました。
S1000D パブリッシング構造ライフサイクルテンプレート
S1000D パブリッシングモジュール
以下のユーティリティを実行して、既存のパブリッシング構造およびパブリッシングモジュールのライフサイクルを識別し、再割当します。
WinDU: Service Information Manager AAD - Checks the S1000D Publication Structures, Modules (and holders) that have lifecycles to be reassigned
WinRU: Service Information Manager AAD - Reassign the Lifecycles of Publication Structures and Publication Modules
個々のライフサイクルテンプレートへの参照がパブリッシング構造およびパブリッシングモジュールのカスタムオブジェクト初期化規則 (OIR) にある場合は、それも更新する必要があります。
ACL ファイルの一元化
このリリースでは、パブリッシング構造のパブリッシングマネージャのアクセス許可を定義する Issue 4.0.1 と Issue 4.1 の ACL ファイルが単一のファイル内の単一の規則に置き換えられました。
以下のファイルが置き換えられました。
loadXMLFiles/sisaad/s1000D/product/4-0-1/s1000D-4-0-1-ACLs.xml
loadXMLFiles/sisaad/s1000D/product/4-1/s1000D-4-1-ACLs.xml
これらのアクセス許可は以下のファイルの sis.s10000D.PsRoot で定義されるようになりました。
loadXMLFiles/sisaad/s1000D/product/S1000DACLs.xml
以下のユーティリティを実行して、既存の製品テンプレートにある個々の ACL ファイルへの参照を識別し、置き換えます。
WinDU: Service Information Manager AAD - Confirm Existence of the S1000D Product Templates to be Updated
WinRU: Service Information Manager AAD - Update the S1000D OOTB Product Templates
置き換えたファイルへの参照がカスタム製品テンプレートにある場合は、それも更新する必要があります。
WinDU/WinRU を実行する方法については、Windchill Diagnostic Utility Guide および Windchill Repair Utility Guide を参照してください。
国コードと言語コードのサポートの更新
11.1 F000 リリースをアップデートする場合 (オプション)
このリリースでは、S1000D 製品/ライブラリテンプレートの言語コードと国コードのサポートが更新されました。サポートは以下の標準に準拠するようになりました。
国コード - ISO 639-1: 言語名表記コード - 第 1 部: Alpha-2 コード (2002 年発行)
言語コード - ISO 3166-1: 国名および行政区画名表記コード - 第 1 部: 国コード (2006 年、2007 年、2008 年発行/版)
既存の S1000D 製品/ライブラリテンプレートの国および言語サポートを更新する場合は、以下のユーティリティを実行します。
WinDU: Service Information Manager AAD - Identify outdated Country Codes and Language Codes
WinRU: Service Information Manager AAD - Update Country Codes and Language Codes
WinDU/WinRU を実行する方法については、Windchill Diagnostic Utility Guide および Windchill Repair Utility Guide を参照してください。
OIR コンテンツの更新
11.1 M010 に更新またはアップグレードしており、名前の付いた OIR が (カスタマイズなしで) 存在する場合、
これらのデフォルトオブジェクト初期化規則 (OIR) のコンテンツは、このリリースで更新されています。
S1000D データモジュール
S1000D Cage ベースの情報制御番号
S1000D モデルベース情報制御番号
S1000D パブリッシングモジュール
S1000D パブリッシングモジュールのコンテンツホルダー
S1000D パブリッシング構造
既存の S1000D 製品でこれらの OIR を自動更新する場合、以下のユーティリティを実行します。
WinDU: 「Service Information Manager AAD - Verify OOTB Product OIRs to Update」
WinRU: 「Service Information Manager AAD - Update OOTB Product OIRs」
* 
既存の OIR (関連付けられたコンテンツホルダーの OIR を含む) にカスタマイズが含まれる場合は注意が必要です。推奨された WinRU を実行すると、これらは上書きされます。PTC は、既存の OIR にカスタマイズが含まれる場合、手動で更新することを推奨します。詳細については、S1000D のオブジェクト初期化規則を参照してください。
WinDU/WinRU を実行する方法については、Windchill Diagnostic Utility Guide および Windchill Repair Utility Guide を参照してください。
「CIR 参照を挿入」または「TIR 参照を挿入」ダイアログボックスの新規「名前」フィールドを設定するための既存のデータのインデックシング
このリリースにアップグレードまたはアップデートし、この機能の使用を選択する場合
このリリースでは、以下のダイアログボックスに「名前」フィールドが追加されました。これにより、Windchill Arbortext EditortoolRef を作成するときに、簡単にツールをブラウズできるようになりました。
技術情報リポジトリリファレンスを挿入 (Issue 4.0.1)
一般情報リポジトリリファレンスを挿入 (Issue 4.1)
このフィールドを /toolSpec/itemIdentData/name (Issue 4.0.1) 要素または /toolSpec/itemIdentData/descrForPart (Issue 4.1) 要素からの既存のデータで設定するには、既存のデータを再インデックシングする必要があります。
詳細については、Windchill インデックスサーチ用の手順の実行と Windchill PartsLinkを参照してください。
ユーザー役割のための新規操作の設定
11.1 F000 より前のインストールをアップグレードしている場合。
WindchillWindchill の操作を S1000D の製品またはライブラリコンテキストで実行した場合、これらの操作は S1000D 用の 2 つの Windchill ライセンスプロフィール、「PTC Service Information Manager S1000D ライセンス」「PTC Service Parts S1000D ライセンス」によって制御されます。
これらのライセンスプロフィールは、S1000D コンテキストにおける情報構造とパブリッシング構造のナビゲーションを制御する操作を定義します。
「S1000D 情報構造」操作
「S1000D パブリッシング構造」操作
一般的な「情報構造」操作と「パブリッシング構造」操作を介して情報構造とパブリッシング構造のナビゲーションへのアクセスが付与されている場合、「S1000D 情報構造」操作と「S1000D パブリッシング構造」操作にも同じ変更を適用する必要があります。これらの変更によって、Windchill の既存のユーザーのアクセス性は変化しません。
詳細については、ユーザー役割およびAbout the PTC Service Information Manager S1000D License and PTC Service Parts S1000D License Profilesを参照してください。
S1000D 製品のパブリッシング識別子属性のマッピング
11.0 M010 より前のインストールをアップグレードしている場合。
既存の S1000D 製品にはパブリッシング識別子属性が 1 つあります。11.0 M010 からは、1 つの製品に複数の「Publication Identifiers」を定義するオプションが提供されています。既存の製品でこの新機能を利用するためには、その製品をアップデートする必要があります。
Web ブラウザで Windchill を表示します。
ナビゲータ枠で、「製品」テーブルに移動します。
既存の S1000D 製品を選択し、その「詳細」ページにアクセスします。
「操作」メニューで、「編集」を選択します。「製品を編集」ウィンドウが開きます。
Windchill Publishing Configuration」セクションで、その製品の既存のパブリッシング識別子の値を新しい「Publication Identifiers」属性の値として追加します。
「OK」をクリックすることで、「製品を編集」ウィザードを終了して変更を適用します。
既存のすべての S1000D 製品に対して上記のステップを実行します。
Windchill へのパブリッシング時にそのパブリッシング識別子を使用可能になりました。
カスタム Windchill パブリッシング規則の更新
11.0 F000 より前のインストールをアップグレードしている場合。
このタスクはコンテンツを Windchill バンドルとしてパブリッシングする場合にのみ実行する必要があります。
から への製品表現のパブリッシングには、11.0 F000 で導入されたパブリッシング後の委任が使用されます。
用のパブリッシング規則をカスタマイズしている場合、それらの規則を更新してこのパブリッシング後の委任を含める必要があります。
<post-publish name="delegate">com.ptc.arbortext.windchill.rules.wvs.server.publish.InServiceAADPostPublishDelegate</post-publish>
用の完全なパブリッシング規則の例を以下に示します。
<param-set name="InService AAD Publishing Rules">
<worker name="com.ptc.arbortext.wvs/PreferAdapter">no</worker>
<worker name="com.ptc.arbortext.pe.service/outputPackageFileName">{EPM_NAME}.zip</worker>
<worker name="com.ptc.arbortext.pe/serviceApp.noStructIncr">1</worker>
<worker name="com.ptc.arbortext.pe/filterSectionTitle">[No Title]</worker>
<post-publish name="delegate">com.ptc.arbortext.windchill.rules.wvs.server.publish.InServiceAADPostPublishDelegate</post-publish>
</param-set>