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PTC HTTP Server 設定レイアウト
PTC は、デフォルトの Apache HTTP Server レイアウトに修正を加えました。PTC によって記載されたすべての手順は、config.xml および webAppConfig.xml ant 設定プロジェクトによって実行する必要があります。conf ディレクトリにある、PTC HTTP Server に同梱されているファイルへの直接編集は、スクリプトが上書きする可能性があるためお勧めしません。
サイト固有のカスタム設定が必要な場合、HTTPSERVER_HOME/conf/conf.d ディレクトリに新しい conf ファイルを作成できます。このディレクトリの conf ファイルは httpd.conf ファイルに自動的に含まれ、すべての追加事項は PTC HTTP Server の再起動時に読み取られます。
設定レイアウトに関する詳細については以下のファイルで確認できます。
構成ファイル
詳細
conf.d
*.conf ファイルはすべて httpd.conf ファイルに含まれており、英数字順でロードされます。以下の数値プレフィックスを使用すると、特定の順序付けを実行できます。
00 ~ 09 - コア httpd 設定
10 ~ 19 - PTC 設定用に予約済み
20 ~ 29 - モジュール固有の設定
30 ~ 49 - PTC Web アプリケーション設定用に予約済み
50 ~ 59 - PTC 設定用に予約済み
60 ~ 99 - 任意の目的に使用可能
これより大きいプレフィックス番号は一意である必要はありません。複数の 00-*.conf ファイルを混在させることは可能で、これらは並べ替えた後の順序でロードされます。プレフィックス番号により、conf ファイル内に含まれているディレクティブがほかの設定ディレクティブの前または後にロードされる必要がある場合に順序を実行できます。サイト固有の設定に予約済みのスペースを使用することはお勧めしません。プレフィックスは一意である必要はありませんが、00 ~ 59 のプレフィックスを持つファイルは、ファイル名が PTC 設定のファイル名と完全に一致する場合は、PTC ツーリングによって上書きされます。たとえば、サイト固有のファイル 00-core.conf が使用されている場合に、PTC が後で 00-core.conf を配布すると、そのサイト固有のファイルは上書きされます。PTC は 59 より大きいプレフィックスは使用しません。プレフィックス番号を使用する必要はありませんが、使用することを強くお勧めします。
templates
PTC HTTP Server 設定を生成するために使用される、PTC が提供する設定テンプレートを含んでいます。このディレクトリ内のファイルは修正してはなりません。特定の設定をカスタマイズする必要がある場合は、ファイルのコピー (そのディレクトリ構造を含む) を HTTPD_HOME/conf/customTemplates ディレクトリに作成できます。PTC HTTP Server 設定スクリプトは、自動的に、HTTPD_HOME/conf/templates ディレクトリ内のファイルではなく、そのディレクトリ内のファイルを使用します。HTTPD_HOME/conf/customTemplates ディレクトリ内のファイルは PTC の更新によって自動的に更新されるわけではなく、PTC の更新を適用した後に手動で HTTPD_HOME/conf/templates ディレクトリから変更をマージする必要があります。