PSE テーブル表示のカスタマイズ
目的
PSE テーブルの特定の列が必須またはオプションであるかということや、列が固定されているかどうかにかかわらず、列のデフォルトの表示順序を変更する必要があります。
バックグラウンド
Windchill PDMLink では、テーブル列の表示をカスタマイズする機能が PSE に追加されました。たとえば、「子部品」タブの「コラム詳細」はこの機能の 1 つです。
ただし、ユーザーが何を行うことができるかは、各テーブルの列を定義する PSE XML ファイルで設定された範囲内で制御されています。
範囲/適用可能性/前提条件
これらの変更は PSE XML ファイルに加えられているので、PSE のすべてのユーザーに適用されます。
予測される結果
デフォルトでは、「番号」列が必須の固定列 (固定されているのでスクロールできない) として「子部品」タブに表示されます。「名前」列を必須属性として表示し、この列と「参照指定子の範囲」列を固定列にすることができます。また、「番号」列は固定解除してオプションとして表示し、「行番号」列は使用可能だが表示されないようにすることができます。この場合、「番号」列はオプションなので、テーブル入力サーチから除去されます。
次の図は、PSE ユーザーインタフェースがどのように表示されるかを示しています。
ソリューション
PSE XML ファイルで使用される CellDefinition エレメントには、テーブル列の表示を制御し、ユーザーがそのテーブルの外観と動作をどの程度まで変更できるかを指定する多数の属性が含まれています。
属性 | 説明 |
mandatory | 必須の場合、ユーザーは列を非表示にすることができません。 |
displayWhenNoPreferenceSet | 列が必須ではない場合に、その列が表示されるかどうかを指定します。 |
pinnable | ユーザーによる列の固定が可能かどうかを指定します。 |
pinned | 列がデフォルトで固定列として表示されるかどうかを指定します。 |
usedByTabularInput | 「ドラフト」モードと「アノテーションを付ける」モードの場合に、セルがデータエントリサーチで使用されるかどうかを指定します。 |
「子部品」タブのテーブルをはじめ、PSE テーブルの多くは、次のファイルで定義されています。
<Windchill>/codebase/config/logicrepository/xml/explorer/structureexplorer/Expl
orerForTablesAndPanels.xml
前提となる知識
この目的を達成するには、次のことを理解している必要があります。
• XML ファイルのカスタマイズの管理
ソリューションエレメント
エレメント | タイプ | 説明 |
ExplorerForTablesA ndPa nels.xml | XML ファイル | テーブルとパネルの定義が含まれています。 場所: <Windchill>/codebase/config/logicreposi tory/xml/structureexplore |
テーブル | XML エレメント | テーブルと内容を定義します。 |
CellDefinition | XML エレメント | 属性テーブルに表示される属性とその適切な動作です。 |
手順
子部品の BOM テーブルを表示するには、テーブル ID ptc.wnc.exp.PartUsesLinkTabTable (
<Windchill>/codebase/config/logicrepository/xml/explorer/structureexplorer/Explorer ForTablesAndPanels.xml
) が使用され、オカレンスの表示には ptc.wnc.exp.PartUsesOccTabTable が使用されます。
テーブルの CellDefinition の順序を変更し、mandatory、displayWhen NoPreferenceSet、pinnable、pinned、および usedByTabularInput のそれぞれに適切な値を指定することにより、目的のテーブルを形成できます。
<Table id="ptc.wnc.exp.PartUsesLinkTabTable"
selectionMode="multi-non-contiguous" displayMode="view">
<CellDefinition id="name" pinned="true" mandatory="true"
usedByTabularInput="true" displayModeOverride="edit">
<AttributeDefinition attributeId="name">
<Import id="ptc.wnc.exp.SurfaceAttrAction"/>
</AttributeDefinition>
</CellDefinition>
<CellDefinition id="referenceDesignatorRange"
pinned="true" mandatory="false" displayModeOverride="edit">
<Label>
<Resource key="referenceDesignatorRangeLabel"/>
</Label>
<AttributeDefinition
attributeId="referenceDesignatorRange">
<Import id="ptc.wnc.exp.RefDesRangeAttrAction"/>
</AttributeDefinition>
</CellDefinition>
<CellDefinition id="number" pinned="false"
mandatory="false" displayWhenNoPreferenceSet="true"
usedByTabularInput="false" displayModeOverride="edit">
<AttributeDefinition attributeId="number">
<Import id="ptc.wnc.exp.SurfaceAttrAction"/>
</AttributeDefinition>
</CellDefinition>
<CellDefinition id="usedLineNumber" pinned="false"
mandatory="false" displayWhenNoPreferenceSet="false"
displayModeOverride="edit">
<Label>
<Resource key="lineNumberLabel"/>
</Label>
<AttributeDefinition attributeId="usedLineNumber"
rendererClass="com.ptc.windchill.explorer.structureexplorer.render
er.component.LineNumberComponent">
<Import id="ptc.wnc.exp.LineNumberAttrAction"/>
</AttributeDefinition>
</CellDefinition>
この変更を加えた後で、メソッドサーバーを再起動する必要があります。クライアント UI は正しく表示されない場合がありますが、これは、現在のテーブルレイアウトを保持するためのユーザープリファレンスが使用されているからです。このプリファレンスを解除するには、 > の順に選択し、「列/ウィンドウレイアウトのプリファレンスをリセット」の「リセット」ボタンをクリックします。PSE を再起動すると、「予測される結果」セクションに示すような「子部品」タブテーブルが表示されます。
カスタマイズポイント
ID が "ptc.pdm.pse.ExplorerTreeTable" の PSE 構造の定義は、次のファイルに保存されています。
<Windchill>/codebase\config\logicrepository\xml\explorer\productstructure\PDMLink
ExplorerForTablesAndPanels.xml
また、Windchill Supplier Management がインストールされている場合、そのテーブルは次のファイルで定義されます。
<Windchill>/codebase\config\logicrepository\xml\explorer\productstructure\Explorer
ForTablesAndPanelsForSUMA.xml
