MPMLink エクスプローラのカスタマイズの概要
Windchill MPMLink は Windchill PDMLink のアドオンモジュールです。Windchill MPMLink のエクスプローラは、すべて製品エクスプローラ (PSE) インフラストラクチャを使用して構築されています。Windchill PDMLink で実行可能なカスタマイズの多く、特に PSE に影響するカスタマイズは、Windchill MPMLink に反映されます。Windchill PDMLink のカスタマイズと PSE については、このガイドの関連セクションを参照してください。
また、Windchill MPMLink の表示と動作の多くは「プリファレンス管理」ユーティリティを使用してカスタマイズすることができます。Windchill MPMLink プリファレンスは、「プリファレンス管理」ユーティリティの「製品エクスプローラ」セクションにあります。
XML コンフィギュレーションの変更は、メソッドサーバーの再起動時に適用されます。コンフィギュレーションの変更後、反映のためのメソッドサーバーの再起動を不要にするには、windchill シェルを使用して、次のプロパティをアクティブにします。
xconfmanager -d
com.ptc.windchill.explorer.monitorXmlConfigChanges=true -t
codebase/wt.properties
このプロパティにより、すべての XML コンフィギュレーションを含む jar が自動的に再構築されます。ただし、アプレットの再起動と、クライアント Java キャッシュのクリアは必要です。
XML ファイルにエラーがあると、jar が正しく構築されません。メソッドサーバーコンソールにログインできるようにするには、file_codebase\WEB-INF\log4jMethodServer.properties に次の行を追加します。
log4j.logger.com.ptc.core.logic.LogicRepository=DEBUG
XML コンフィギュレーションファイル
Windchill MPMLink コンフィギュレーションファイルは、次のディレクトリにあります。
codebase/config/logicrepository/xml/explorer
次の表は、Windchill MPMLink エクスプローラのコンフィギュレーションファイルの一覧です。個別のカスタマイズに関連するその他のコンフィギュレーションファイルは、この章のそれぞれのセクションに記載されています。
ファイル | 説明 |
<explorer>Main.xml | 一般的なアプリケーションレイアウトを定義します (ツリー、タブ)。 |
<explorer>Structures.xml | アプリケーションのナビゲーションモデルを定義します (ツリー階層、タブ選択)。 |
<explorer>Action*.xml | 操作を定義します。 |
<explorer>TablesAndPanels.xml | ツリー、テーブル、パネル上 (ウィザード) に表示する属性を定義します。 |
<explorer>ForSearch.xml | サーチ基準に表示される属性とサーチ結果に表示する属性を定義します。 |
<explorer>MenuItems.xml | さまざまなメニューアイテムとその関連操作を定義します。 |
<explorer>Menus/MenusFor*.xml | メニューとツールバーを定義します。 |
<explorer>Validators.xml | さまざまなバリデータを定義します。バリデータは操作またはユーザーインタフェース要素の有効化または無効化 (通常表示/淡色表示) に使用します。 |
| 次のファイルは、Windchill MPMLink のカスタマイズ用に推奨されるデフォルトファイルです。これらのファイルが同じアプリケーション ID を使用していれば、新しいカスタマイズファイルを作成できます。 codebase\config\logicrepository\xml\explorer\customization |
特定のエクスプローラ用にカスタマイズファイルを作成する場合は、次の場所を使用することをお勧めします。
• CustAssociativeBOMExplorerMain.xml: 製造製品エクスプローラのカスタマイズ用のデフォルトファイル。これ以外のファイルも使用できますが、すべての XML セグメントのアプリケーション ID を ptc.cust.ProductStructureExplorer にする必要があります。
• CustManufacturingStandardExplorerMain.xml: 製造規格エクスプローラのカスタマイズ用のデフォルトファイル。これ以外のファイルも使用できますが、すべての XML セグメントのアプリケーション ID を ptc.cust.StandardExplorer にする必要があります。
• CustMfgResourceExplorerMain.xml: 製造リソースエクスプローラのカスタマイズ用のデフォルトファイル。これ以外のファイルも使用できますが、すべての XML セグメントのアプリケーション ID を ptc.cust.ResourceExplorer にする必要があります。
• CustProcessPlanExplorerMain.xml: プロセス計画エクスプローラのカスタマイズ用のデフォルトファイル。これ以外のファイルも使用できますが、すべての XML セグメントのアプリケーション ID を ptc.cust.ProcessPlanExplorer にする必要があります。