Windchill クライアントアーキテクチャの概要
|
この章を読む前に、Java、JavaServer Pages (JSP)、JavaScript、JavaServer Pages Standard Tag Library (JSTL)、および式言語 (EL) について熟知している必要があります。
|
Windchill クライアントアーキテクチャには常に簡単にページを作成するためのフレームワークが提供されており、設定およびカスタマイズ可能なコンポーネントとサービスの標準的なセットが用意されています。一連のコンポーネントには、テーブル、ツリー、情報ページ、ウィザード、および動的な JavaScript メニューが含まれますが、これらに限定されません。低いレベルでは、これらのコンテナコンポーネントは、ほかの共通コンポーネント、呼び出した操作、操作モデル、および GUI コンポーネントを使用して内部にあるデータを表示します。
Windchill クライアントアーキテクチャは Model-View-Controller ベースです。使用可能な MVC ベースのパスには、Java ビルダーベースのアプローチと JSP ベースのアプローチがあります。
Model-View-Controller 設計パターンについてのさまざまな情報が Web に掲載されています。
Java ビルダーベース
このアプローチは、Windchill リリース 10.0 以降で、属性のテーブル、ツリー、情報ページ、およびパネルを実装する方法として推奨されています。これらのコンポーネントのいずれかを実装するとき、そのコンポーネントのコンフィギュレーションは ComponentConfigBuilder (java ファイル) で指定され、データ取得は ComponentDataBuilder (java ファイル) で指定されます。
このアプローチの詳細については、
Java ビルダーを参照してください。
JSP/タグベース
これは以前のリリースで使用されていたアプローチであり、ウィザード (作成/編集) とプロパティパネルの実装のみに使用します。このアプローチでもテーブルとツリーを実装できますが、推奨されていません。これらのいずれかのコンポーネントを実装する場合、コンポーネントのコンフィギュレーションとデータ取得を JSP 内のタグ (Windchill コンポーネントタグライブラリから) で定義します。
このアプローチの詳細については、
JSP とタグを参照してください。
将来的には Windchill でこのアプローチは廃止される予定です。
今後は、システム内のすべてのコンポーネントを変換して、新しい Java モデルとコントローラビルダーを使用することになっています。詳細については、
MVC コンポーネントを参照してください。新規カスタマイズを作成する場合、可能な場合には Java ビルダーパスを使用します。タグおよび TagLibs パスを使用したこれまでのカスタマイズの多くは引き続き動作します。