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UI の検証
目的
コンテキスト情報に基づいて、UI の操作または属性を非表示にします。
UI で選択された操作について、コンテキスト情報に基づく実行を許可するかどうかを決めます。
ユーザーがウィザードに入力したデータに基づいて、ユーザーをウィザードの次のステップに進めるかどうか、ウィザード全体をサブミットするかどうかを決めます。
バックグラウンド
UI 検証は、Windchill エンドユーザーの操作性を簡潔にすることが目的です。UI 検証には 3 つのカテゴリがあり、それぞれこのマニュアルで詳細を説明します。
事前検証
選択後検証
サブミット後検証
事前検証
UI 検証の最初のカテゴリは、事前検証です。ほとんどの人が UI 検証として最初に考える検証カテゴリです。事前検証とは、UI コンポーネントを UI で使用できるようにするかどうかを決めるプロセスのことです。事前検証の例には、チェックアウトされていないオブジェクトに対する "チェックイン" 操作の無効化があります。事前検証は UI の操作と属性の両方に適用できます。3 タイプの UI 検証のうち、このタイプが最もよく使用されます。
選択後検証
UI 検証の 2 番目のカテゴリは、選択後検証です。選択後検証は、UI で選択された操作の続行を許可するかどうかを決めるプロセスです。選択後検証の例には、ユーザーがすでにチェックアウトされているオブジェクトをチェックアウトしようとした場合の、エラーメッセージの表示とチェックアウト続行の禁止があります。選択後検証は操作にのみ適用されます。
サブミット後検証
UI 検証の最後のカテゴリは、サブミット後検証です。このタイプの検証は、ウィザードまたはその他のユーザーがデータを入力するフォーム専用です。サブミット後検証の例には、ウィザードの現在のステップでユーザーが入力したデータが無効だった場合の、次のステップへの移動停止があります。サブミット後検証は、ウィザードのステップとウィザードの送信にのみ適用されます。
範囲/適用可能性/前提条件
事前検証 - 現在のコンテナのチームメンバー外のユーザーに対して、UI の操作を非表示にするような場合に使用します。
選択後検証 - ユーザーが操作を選択した後、操作の続行を許可する前に、ターゲットオブジェクトが特定のライフサイクル状態に入っているかどうかを判断するのに使用します。
サブミット後検証 - ウィザードの最初のステップでユーザーがデータを入力し、次のステップに進もうとしたとき、続行を許可する前に、最初のステップで入力された情報が有効かどうかを判断するのに使用します。
予測される結果
事前検証 - ページがレンダリングされる前に、ユーザーが現在のコンテナのチームメンバーかどうかを判断できます。メンバーでない場合は、ページに操作が表示されません。
選択後検証 - ユーザーが操作を呼び出した後、ターゲットオブジェクトのライフサイクル状態を確認できます。必要な状態にない場合は、ユーザーにメッセージを表示することができ、操作は実行されません。
サブミット後検証 - ユーザーがウィザードの「次へ」をクリックすると、現在のステップで入力されたデータを取得し、次のステップへの続行を許可すべきかどうかを判断できます。データが不十分だったり無効の場合は、ユーザーにメッセージを表示し、次のステップへの続行を禁止できます。