手順 - BreadCrumbDelegate の登録
BreadCrumbDelegate を登録するには、wt.property ファイルの com.ptc.windchill.enterprise.navigation.breadcrumb.BreadCrumbDelegate で指定する委任リストに追加する必要があります。このプロパティは次のように定義されています。
<Property name="com.ptc.windchill.enterprise.navigation.breadcrumb. BreadCrumbDelegate" multivalued="," default= "com.ptc.windchill.enterprise.navigation.breadcrumb. FolderedBreadCrumbDelegate" />
デフォルト委任の FolderedBreadCrumbDelegate は、ほかのどの委任もページを処理しない場合に呼び出される委任です。デフォルト委任の値はシステム固定で、変更できません。プロパティで値を変更しても無効です。
AddToProperty タグを使って、カスタムまたはモジュール専用の *.xconf ファイルの委任リストに委任を追加できます。次に例を示します。
<AddToProperty name="com.ptc.windchill.enterprise.navigation.breadcrumb.BreadCrumbDelegate value="com.ptc.windchill.enterprise.navigation.breadcrumb.
WorkspaceBreadCrumbDelegate~10"/>
オプションとして、上に示したように委任の優先順位を指定することもできます。委任クラス名の後にチルダ (~) と優先順位の値を付けます。優先順位の値は Integer.MAX_VALUE 以下の任意の数値で、値が小さいほど、優先順位は高くなります。既存の委任の優先順位を確認するには、<Windchill>/codebase/wt.properties ファイルの複合プロパティ値を確認します。
BreadCrumbDelegateFactory は、肯定的な応答が返るまで、優先順位が高い順番に委任の canHandle() メソッドを呼び出します。そのため、所定のページのクラムを生成できる委任が複数ある場合は、優先順位の高い委任が使用されます。複数の委任の優先順位が同じ場合、呼び出し順はランダムになります。"~<priority>" というサフィックスの付いていない委任の canHandle() メソッドは、最後に、ランダムに呼び出されます。