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バリデータクラスの作成
操作および UI コンポーネントの所有者は、それらの操作および UI コンポーネントを検証するバリデータを記述します。バリデータを作成するには、com.ptc.core.ui.validation.DefaultUIComponentValidator.java のサブクラスを作成する必要があります。現在、DefaultUIComponentValidator.java には 5 つのパブリックメソッドが定義されています。ユーザーのサブクラスはそのすべてをオーバーライドできます。
performFullPreValidation()
performLimitedPreValidation()
validateFormSubmission()
validateSelectedAction()
validateSelectedMultiSelectAction()
オーバーライドしないメソッドについては、DefaultUIComponentValidator クラスからデフォルトの動作 (常に有効/許可) が継承されます。
また、特定の検証キー (操作) にバリデータクラスを関連付けるプロパティのエントリを作成する必要があります。検証サービスではこれらのエントリを使用して、指定された検証キー (操作) に対する適切なバリデータを検索します。エントリは service.properties またはアプリケーションチームのサービスプロパティファイルに配置されます (エントリを配置する必要がある場合は、グループリーダーに確認してください)。このエントリは、次の形式である必要があります。
wt.services/rsc/default/com.ptc.core.ui.UIComponentValidator/<validationKey>/
null/0=com.ptc.my.validators.MyValidator
ここで、<検証キー> は操作またはコンポーネントの検証キーであり、右側の値はバリデータの完全修飾クラス名です。
バリデータの実装で実行する必要のない確認が 3 タイプあります。これらの確認は、バリデータの呼び出しの前に検証サービスによって実行されます。その確認は以下のとおりです。
役割ベースの確認 (RBUI システムへの入力に基づく操作の表示。バリデータ内で実行する必要のあるアクセス制御の確認と混同しないでください)。
インストールベースの確認 (指定されたシステムにソリューションのセットがインストールされた場合、操作または UI コンポーネントを使用できるようにする必要があるか)。
クライアントベースの確認 (DTI または PSE などの指定されたクライアントで、操作または UI コンポーネントを使用できるようにする必要があるか)。