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カスタムエバリュエータと UFID を使用した承認された参加者の指定
カスタムエバリュエータクラスを使用してセキュリティラベル値の承認された参加者であるかどうかを判断する場合にはブールメソッド isRestrictedBySecurityLabelValue(WTPrincipal principal, SecurityLabeled object, String label_name, String label_value) が呼び出されますが、このメソッドは super.isRestrictedBySecurityLabelValue(principal, label_name, label_value) メソッドを呼び出すことで、セキュリティラベルのコンフィギュレーションファイルで指定されている UFID を採用することもできます。super.isRestrictedBySecurityLabelValue メソッドが呼び出された場合、エバリュエータは super.isRestrictedBySecurityLabelValue からの結果を自由に使用できます。
たとえば、ユーザーが ITAR トレーニングを完了したかどうかを追跡する Windchill 外のシステムが現場で使用されていることがあります。カスタムエバリュエータを使用して、Export Control 標準セキュリティラベルに ITAR Clearance-US セキュリティラベル値を設定できます。カスタムエバリュエータは、外部システムに対して、そのユーザーがトレーニングを完了しているかどうかを照会します。ユーザーがトレーニングを完了している場合、外部システムはカスタムエバリュエータメソッドに値 yes を返します。この後、super.isRestrictedBySecurityLabelValue メソッドが呼び出され、そのユーザーが US Persons グループのメンバーであるかどうかが評価されます。メンバーである場合、そのユーザーはそのセキュリティラベル値で規定されるアクセス権が付与され、このメソッドは false を返します。ユーザーがトレーニングを完了していない場合、外部システムはカスタムエバリュエータメソッドに値 no を返します。super.isRestrictedBySecurityLabelValue メソッドは呼び出されず、このメソッドは true を返し、ユーザーはそのセキュリティラベルで規定されるアクセス権が付与されません。