基本的なカスタマイズ > Windchill カスタマイズの基本 > カスタマイズの管理 > PTC 提供のファイルをカスタマイズするための最良事例 > クライアント JAR ファイルの管理 > クライアント JAR アーキテクチャの使用 > クライアント JAR の再構築
  
クライアント JAR の再構築
クライアント JAR は、Java SDK の JAR コマンドと Ant スクリプト (MakeJar.xml) を使用して構築されます。Ant スクリプトは、クライアント JAR のビルドとその他の関連アクティビティ (重複するエントリの統合、既知の不適切なリソースの削除、および JPI キャッシュバージョンの更新など) を調整します。
新しいクライアント JAR のすべてを再構築するには、以下のコマンドを使用します。
ant -f MakeJar.xml
上記のコマンドを <Windchill>/codebase ディレクトリのコマンドプロンプトで入力します。
* 
このコマンドパターンは、FCS JAR を再構築し、この時点ではすでに FCS JAR をダウンロードしているクライアントに不要なダウンロードを生じるので、原則的にカスタマイザはこのパターンを使用しないでください。代わりに、以下のセクションで説明する 'custUpdate' ターゲットおよび 'dsuUpdate' ターゲットを使用してください。
Java 2 v1.4.x を使用している場合は、.includes ファイルにリストされたリソースで、codebase に含まれないものがあると、エラーが発生します。そのようなリソースを .includes ファイルから除去するには、MakeJar.xml コマンドラインに以下のコマンドを追加します。
-DremoveStaleEntries=true
すべてのクライアント JAR の再構築には数分しかかかりませんが、ほとんどの場合、一度にテストするアプレットは 1 つか 2 つです。この場合、より速い Ant ターゲットを個々のアプレットに使用できます。たとえば、ワークフローアプレットでロードされたすべての JAR を再構築するには、以下のコマンドを使用します (すべて 1 行)。
ant -f MakeJar.xml buildFullClientJars -DlogicalJarNames=wtWork
-DdoDeepBuild=true 引数を省略すると、再構築は wtWork JAR に限定されます。つまり、wtApplet JAR などは再構築されません。
コマンドが実行する操作を、実際に実行せずに判断するには、どの MakeJar.xml ターゲットの場合も、コマンドラインに以下の引数を追加します。
-DtraceOnly=true
MakeJar.xml スクリプトには、1 つまたは複数の JAR、または JAR のセットに対し、さまざまな JAR 構築および保守操作を可能にするターゲットが含まれます。これらのターゲットの詳細を表示するには、以下のコマンドを実行します。
ant -f MakeJar.xml -projecthelp