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干渉検出
Windchill Visualization Services (WVS) によって Creo View クライアントアダプタで生成した干渉検知結果が処理される際に、干渉レポート内の新しい干渉と既存の干渉における説明、タスク実施者、状態、ユーザーの重要度、名前を特定の値に設定します。また、複数のレポートに含まれる干渉の対応関係について、WVS の決定方法に関する定義済み動作を変更します。
バックグラウンド
干渉定義が干渉検出にサブミットされると、干渉結果が処理のため WVS に返されます。この結果に基づいて WVS は新しい干渉レポートを作成し、新しい干渉オブジェクトまたは既存の干渉オブジェクトをそのレポートに関連付けます。個々の干渉オブジェクトには説明、タスク実施者、状態、ユーザーの重要度、名前の各属性があり、これに対応する既成の値はそれぞれ "blank"、"unassigned"、"Open"、"0"、一意のオブジェクト ID です。状態属性では、定義済みのライフサイクルテンプレートによってデフォルト値 "Open" が決定します。この値は使用中のライフサイクルテンプレートによって異なります。このドキュメントでは、WVS をカスタマイズして顧客の業務ニーズに基づいた説明、タスク実施者、状態を自動的に設定する方法について説明します。
最初に干渉定義が干渉検知にサブミットされる場合、新しい干渉オブジェクトのみが作成されます。その後、すべての同じ干渉定義のサブミットは、以前のレポートの既存干渉オブジェクトを含む新しい干渉レポートとなる場合があります。WVS 干渉プロセッサは、既存の干渉オブジェクトが存在するかどうかを識別できます。すでにオブジェクトが存在する場合は、オブジェクトを新規作成するのではなく、新しい干渉レポートにリンクします。このプロセッサは、Creo View クライアントアダプタが返した結果に説明されている干渉が、現在の定義に関連付けられている干渉オブジェクトと一致するかどうかを判断するルールセットに準拠します。このドキュメントでは、干渉の対応関係を判断するそれらの規則セットをカスタマイズする方法について説明します。
範囲/適用可能性/前提条件
カスタム干渉検出は、新規または既存の干渉オブジェクトでの説明、タスク実施者、状態、ユーザーの重要度、名前のデフォルト値が不十分な場合に使用します。また、干渉の対応関係を判断する定義済み規則が要件を満たさない場合にも使用します。
予測される結果
この最良事例を使用することによって、定義済みの干渉メカニズムが不十分である場合でも、エンドユーザーはビジネス要件に応じた干渉検出を実行できます。