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レポートテンプレートのインポートおよびエクスポート
 
データベースとの間でレポートテンプレートのインポートおよびエクスポートを行うための 2 つのコマンドラインユーティリティが提供されています。インポートユーティリティ LoadReportTemplate はスタンドアロンで使用することも wt.load.Demo 内から使用することもできます。エクスポートユーティリティ ExportReportTemplate はスタンドアロンモードでのみ使用できます。
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個々のレポートテンプレートを、「レポート管理」で使用できる「インポート」および「エクスポート」を使用してインポート/エクスポートできます。詳細については、「レポート管理」に表示されるウィンドウのヘルプを参照してください。
LoadReportTemplate ユーティリティは、XML ファイルからの入力に基づいてデータベースに対するレポートテンプレートオブジェクトを永続化します。このファイルでは、各レポートテンプレートオブジェクトが csvReportTemplate 要素で定義されます。その要素の内容は以下のように定義されます。
csvReportTemplate 要素
説明
csvfolder
必須。このエントリは、Windchill エクスプローラ内のレポートテンプレートの場所です。指定のフォルダが存在しない場合は作成されます。
csvname
必須。
csvdescription
オプション。
csvxml
必須。このエントリでは、XML ソースファイルへのパスが指定されます。このファイルは解析され、QML DTD (<Windchill>/codebase/wt/query/qml/qml.dtd) に対する妥当性が確認されます。パスは最初に絶対ファイルパスであると見なされます。ファイルが見つからない場合、パスは <Windchill>/loadfiles ディレクトリを基準とした相対パスであると見なされます。
csvxsltype
XSLT 指定。指定可能なオプションは以下のとおりです。
DEL (委任)。一連の定義済み XSLT フォーマットから選択できます。
URL。カスタマイズされた XSLT スタイルシートを選択できます。
エントリなし。ユーザーはレポートテンプレート生成時にフォーマットスタイルを選択する必要があります。
csvservice
XSLT 指定が DEL の場合は、この列が必要です。現在使用可能なフォーマットは以下のとおりです。
HTML
CSV
TSV
XML
PDF
HTMLWithSorting
HTMLWithMerging
MSWord2000Portrait
MSWord2000Landscape
csvContainerPath
オプション。この列には、レポートを格納するコンテナを指定します。値を指定しない場合は、デフォルトのサイトコンテナが使用されます。
csvurl1
XSLT 指定が URL の場合は、この列が必要です。この列には、カスタマイズされた XSLT スタイルシートを指す URL が含まれています。
csvurl2
この列は、XSLT 指定が URL で、しかもオプションの場合にのみ使用されます。これによって、XSLT スタイルシートの第 2 の URL 場所が定義されます。
csvinputPage
オプション。このエントリでは、レポートの入力ページを指定します。
csvresourceBundle
オプション。このエントリでは、レポートのリソースバンドルを指定します。
定義済みの .XML ファイル reporttemplates.xml は、複数のサンプル XML ソースファイルとともに提供されます。この XML ファイルは wt.load.Demo の実行時にサンプルレポートテンプレートを永続させるために使用されます。reporttemplates.xml ファイルは <Windchill>/loadFiles にあり、サンプル XML ファイルは <Windchill>/loadFiles/reports にあります。
スタンドアロンモードで LoadReportTemplate ユーティリティを使用するには、以下の 3 つのオプションがあります。
java wt.query.template.LoadReportTemplate
以前に定義されたデフォルトサンプルファイルが使用されていることを示すパラメータはありません。
java wt.query.template.LoadReportTemplate c:\loadReports.xml
パラメータはユーザー定義 XML ファイルの絶対パスを示します。
java wt.query.template.LoadReportTemplate loadReports.xml
パラメータはユーザー定義 .XML ファイルの相対パスを示します。
ExportReportTemplate ユーティリティは、複数の永続レポートテンプレートオブジェクトをデータベースから相対ファイル exportreports.xml にダウンロードします。このファイルの構造は、上記の構造と同じです。
ExportReportTemplate ユーティリティには以下の 3 つのパラメータがあります。
最初のパラメータは、レポートテンプレートオブジェクトを名前で検索するのに使用する文字列を指定します。% 記号は、名前に含まれる任意の数の文字に一致するワイルドカードとして使用できます。このパラメータが指定されていない場合は、すべてのレポートテンプレートオブジェクトがエクスポートされます。
2 番目のパラメータは、検索するコンテナのパスを指定します。このパラメータが指定されていない場合は、サイトコンテナでレポートテンプレートが検索されます。
3 番目のパラメータは、コンテナ内を階層的に検索するかどうかを指定します。値が「true」の場合、基準は指定したコンテナまたはそのすべての親コンテナと一致します。値が「false」の場合、指定したコンテナのみが一致します。このパラメータが指定されていない場合は、「true」の値が使用されます。
以下の例では、サイトコンテナ内にある monthly で始まる名前を持つレポートテンプレートオブジェクトがすべてエクスポートされます。
java wt.query.template.ExportReportTemplate monthly%
以下の例では、Windchill PDM ライブラリ、DefaultOrg 組織、およびサイトコンテナ内の monthly で始まる名前を持つすべてのレポートテンプレートオブジェクトがエクスポートされます。
java wt.query.template.ExportReportTemplate monthly%
"/wt.inf.container.OrgContainer=
DefaultOrg/wt.inf.library.WTLibrary=Windchill PDM"
以下の例では、Windchill PDM ライブラリ内の monthly で始まる名前を持つレポートテンプレートオブジェクトすべてがエクスポートされます。
java wt.query.template.ExportReportTemplate monthly%
"/wt.inf.container.OrgContainer=
DefaultOrg/wt.inf.library.WTLibrary=Windchill PDM" false