オプションセットを割り当てる Windchill オブジェクトの制限

Windchill システムで、ビジネスの要件に基づいて、特定のタイプのオブジェクトにオプションセットが割り当てられないようにする必要が生じることがあります。

製品構造アセンブリには、ビジネス規則に従って、オプションセットと選択肢の割当が許可されない部品のタイプがあります。ビジネスオブジェクトまたはビジネスオブジェクトのサブタイプについてこれを制限できます。

特定のオブジェクトタイプにオプションセットオブジェクトが割り当てられないようにするため、Windchill には com.ptc.windchill.option.delegate.impl.NullOptionSetFetcherDelegate 委任が提供されています。制限を適用するオブジェクトタイプにこの委任を指定できます。これは Windchill のサービスプロパティを使用して定義できます。

これらの Windchill プロパティは Windchill XCONF 機能を使用して定義されています。XCONF ファイルの詳細とその作成方法については、Windchill Business Administrator's Guide を参照してください。

サブタイプの部品 viz.com.myorg.OrgPart にオプションセットが割り当てられないようにするとします。

1. プロパティ com.ptc.windchill.option.delegate.OptionSetFetcherDelegate の適切な新しい値を含む XCONF ファイルを作成します。

次の XML ドキュメントは、オブジェクトへのオプションセットの割当を制限する XCONF コマンドです。

<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<!DOCTYPE Configuration SYSTEM "xconf.dtd">
<Configuration targetFile="codebase/service.properties">
   
    <Service context="default" name="com.ptc.windchill.option.delegate.OptionSetFetcherDelegate">
          <Option cardinality="duplicate" requestor="null" selector="WCTYPE|wt.part.WTPart| com.myorg.OrgPart" serviceClass="com.ptc.windchill.option.delegate.impl.NullOptionSetFetcherDelegate"/>
   </Service>
</Configuration>

3. 次のコマンドによって、このファイルの変更が Windchill サービスプロパティに保存されます。

このコマンドによって、このタイプのすべてのオブジェクトにオプションセットが割り当てられなくなります。

上記のコードはサンプルです。システムで適切なタイプのオブジェクトを定義し、適切な場所に XCONF ファイルを作成している必要があります。