役割による操作表示の設定について
参加者になることの少ないサプライヤ、パートナー、ユーザーに対して特定の情報および操作を提供するために、特定の役割の操作の表示または非表示を選択できます。操作を非表示にすることによって、機密情報および競合者の情報を非表示にできます。さらに、表示可能な情報を特定の領域に絞り、不適切な操作および情報による混乱を防ぐことができます。たとえば、操作の使用をコンサルタント役割のユーザーに制限し、その役割のユーザーは情報の表示のみできるようにすることが可能です。
「役割の操作を設定」アイコン
を使用すると、
アプリケーションコンテキスト内での参加者の
役割によって操作の表示を設定できます。ユーザーが
コンテキストチームの複数の役割のメンバーである場合、ユーザーの操作の表示は、すべての役割の操作の表示を組み合わせることで決まります。いずれかの役割を使用して操作を表示できる場合、ユーザーはその操作を確認できます。たとえば、ユーザーがデザイナー役割とレビュー担当者役割両方のメンバーで、レビュー担当者役割が「フォルダの作成」操作を表示せず、デザイナー役割が「フォルダの作成」操作を表示する場合、ユーザーはフォルダを作成できます。
設定可能な操作は、「役割の操作を設定」アイコン
を起動するアプリケーションコンテキストによって異なります。詳細については、
設定可能な操作を参照してください。
1 つまたは複数の役割の設定を選択すると、コンテキストのすべての役割だけでなく今後チームに追加するあらゆる役割が設定されます。「役割の操作を設定」テーブルの「チームメンバー」コラムは、今後追加するすべての役割の設定に使用されます。たとえば、プロジェクトチームに以下の役割があるとします。
• プロジェクトマネージャ
• メンバー
• ゲスト
• デザイナー
• レビュー担当者
• コンサルタント
また、コンサルタント役割を選択し、コンサルタント役割の操作を設定し、この役割のメンバーはドキュメントを作成できるものの、プロジェクトの既存のドキュメントを変更できないようにするとします。「OK」をクリックしコンサルタント役割構成を保存したあと、以下の役割構成を使用します。
• プロジェクトマネージャ -- この役割のデフォルトの表示構成を使用します。
• メンバー -- この役割のデフォルトの表示構成を使用します。
• ゲスト -- この役割のデフォルトの表示構成を使用します。
• デザイナー -- この役割のデフォルトの表示構成を使用します。
• レビュー担当者 -- この役割のデフォルトの表示構成を使用します。
• コンサルタント -- 「役割の操作を設定」ウィンドウに設定された保存済みの表示構成を使用します。
• チームメンバー -- 「役割の操作を設定」ウィンドウに設定された保存済みの表示構成を使用します。
デザイナー役割の操作を後で設定する場合は、デザイナーコンフィギュレーションとチームメンバーコンフィギュレーションを両方更新し、変更を反映します。その他の役割は、初期コンフィギュレーションのあとに有効だったコンフィギュレーションを引き続き使用します。
コンテキストチームに共有チームとローカルチームが両方あり、役割が共有チームとローカルチームの両方にあると、ローカルチーム内の役割の操作の設定は同じ役割の共有チームメンバーにも影響します。たとえば、次のように指定されているとします。
• 共有チームにはレビュー担当者という役割があります。
• また、ローカルチームにはレビュー担当者という役割があります。
• 「役割の操作を設定」アイコン
を使用して、ローカルチームレビュー担当者役割を設定して「フォルダの作成」操作を非表示にします
「フォルダの作成」操作は、共有チームのレビュー担当者役割のメンバーだけでなくローカルチームのレビュー担当者役割のメンバーに対しても非表示になります。共有チーム役割とローカルチーム役割の使用法については、
共有チームの参加者の管理を参照してください。