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使用例シナリオの例
Windchill Integrations for Embedded Software は、さまざまな仕様例シナリオに対応しています。この製品の使用例シナリオの詳細については、PTC の担当者にお問い合わせください。
次の使用例は、製品開発全体の中でソフトウェア成果物の統合がどのようにサポートされているかを示しています。この例では、消費者向け製品に、製品の特定の機能を制御するファームウェアを搭載した部品が含まれています。
1. 製品マネージャは Windchill に製品構造を作成し、ファームウェアにソフトウェア部品を含めています。
2. ソフトウェアプロジェクトマネージャは、ソフトウェアコンポーネント用のフォルダを Windchill に作成して、ファームウェアの開発をソフトウェアエンジニアに割り当てています。
3. ソフトウェアエンジニアは、プロジェクトのビルド環境をセットアップし、ビルドプロセスのステップを定義してビルドコンポーネントとその他の属性 (ビルド番号や Suvbersion レベルなど) を Windchill Integrations for Embedded Software の中央ビルドリポジトリにアップロードします。
4. ソフトウェアエンジニアはファームウェアの開発を開始します。連続したビルドプロセスにより、ファームウェアの新しいビルドが作成され、各ビルドが Windchill Integrations for Embedded Software のソフトウェアビルドオブジェクトにアップロードされます。
5. ファームウェアのコンポーネントの 1 つが以前に開発されたものであり、このプロジェクトで再利用できる場合、ソフトウェアエンジニアはビルドスクリプトを更新してこのコンポーネントを Windchill Integrations for Embedded Software からダウンロードし、ビルドプロセスの一部として使用できます。
6. ファームウェアのソフトウェアビルドに関連付けられたソースコードは、ソフトウェアドキュメントオブジェクトを使用して Windchill Integrations for Embedded Software の指定した場所に保存できます。
7. ファームウェアが完了し、テストの準備ができたら、ソフトウェアプロジェクトマネージャはプロモーションプロセスを開始できます。
8. テストプロセスの間、特定のソフトウェアビルドに対して Windchill Integrations for Embedded Software で不具合を作成し、リモート不具合トラッキングシステム内の対応する不具合と関連付けることができます。
9. 不具合は、Eclipse タスクリストにタスクとして追加される Windchill 割当を使用してソフトウェアエンジニアに割り当てることができます。
10. 不具合が修復され、クローズされると、ソフトウェアビルドの新しいバージョンがアップロードされます。ソフトウェアプロジェクトマネージャは、レポートされ、提出されたソフトウェアビルドに対する不具合をレビューできます。
11. レビューとテストが完了した後、ファームウェアはソフトウェアプロジェクトマネージャによって承認されます。
12. プロモーションプロセスの最終手順として、Windchill Integrations for Embedded Software にあるソフトウェアビルドオブジェクトと、Windchill のソフトウェア部品との間に関連付けが作成されます。
13. これで製品コンフィギュレーション内で関連付けられたソフトウェア部品を通じてファームウェアが利用できるようになり、ファームウェアの正しいバージョンが製品のリリースバージョンと統合されました。