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SAP アダプタのプロパティ
SAP アダプタプロパティのフォームには、共通のプロパティとアダプタ用のプロパティがあります。
共通のプロパティはフォームの上部にあります。これらのフィールドで LDAP エントリに関連付けられている属性が定義されます。ここに記載されていないプロパティの詳細のほか、フォームの使用方法、LDAP エントリのインポートおよびエクスポート方法については、共通のプロパティおよび操作を参照してください。
共通のプロパティに加え、次のプロパティを使用して、SAP アダプタを設定できます。
アダプタのホーム
adapterHome
アダプタの /conf ディレクトリを含むディレクトリ。プロセスでアダプタを実行する場合、このプロパティは必須です。 
文字ロケール
charTypeLocale
SAP との間で送受信するデータのエンコーディングを解釈するためのオペレーティングシステムのロケール。このプロパティはオプションです。デフォルト値は C ロケールです。
このプロパティは encoding プロパティと関係があります。encoding プロパティはエンコーディングの Java 識別子を指定します。charTypeLocale は、そのエンコーディングに対応するオペレーティングシステムロケールを指定します。
たとえば、韓国語の EUC エンコーディングが Solaris 上で要求されている場合、encoding プロパティは EUC_KR に、charTypeLocale は ko_KR_EUC に設定する必要があります。HP の場合、encoding プロパティは EUC_KR に、charTypeLocale は ko_KReucKR に設定されます。
クライアント
client
SAP への接続時に使用するクライアント番号。これは必須のプロパティです。
分類プリフィックス
classificationPrefix
このプリフィックスで始まるパラメータが分類特性であることを暗示するパラメータ名のプリフィックス。このプロパティはオプションです。
「データベースのホスト」
dbHost
SAP ライブラリを実行するマシンの名前。これは必須のプロパティです。デフォルト値は localhost です。
データベースのポート
dbPort
SAP ライブラリが通信するポート番号。これは必須のプロパティです。
ドキュメント番号
documentNumber
ドキュメント番号の SAP フィールド名。Update-Document-Info-Record、Add-Document-Link、Delete-Document-Link によって使用されます。このプロパティはオプションです。デフォルト値は DOC_NUMBER です。
ドキュメント部品
documentPart
ドキュメント部品の SAP フィールド名。Update-Document-Info-Record、Add-Document-Link、Delete-Document-Link によって使用されます。このプロパティはオプションです。デフォルト値は DOC_PART です。
ドキュメントタイプ
documentType
ドキュメントタイプの SAP フィールド名。Update-Document-Info-Record、Add-Document-Link、Delete-Document-Link によって使用されます。このプロパティはオプションです。デフォルト値は DOC_TYPE です。
Document Version
documentVersion
ドキュメントバージョンの SAP フィールド名。Update-Document-Info-Record、Add-Document-Link、Delete-Document-Link によって使用されます。このプロパティはオプションです。デフォルト値は DOC_VERS です。
Encoding
encoding
SAP に送信するデータに適用される文字コード。このプロパティはオプションです。デフォルト値は ISO8859_1 です。
このプロパティは charTypeLocale プロパティと関係があります。詳細については、charTypeLocale の例を参照してください。
言語
language
SAP への接続時に使用する言語コード。これは必須のプロパティです。
ログファイル
logFile
さまざまな出力メッセージを格納するファイルの名前。これは必須のプロパティです。
メッセージのロケール
messageLocale
テキストメッセージのローカライズに使用するオペレーティングシステムのロケール。このプロパティはオプションです。Java および C の場合のデフォルト値は JVM のデフォルトロケールです。例: enUS.ISO8859-1
Maximum Number of Connections in Pool
maxNoOfConnectionsInPool
プールで許可される最大接続数。プールが最大を超える場合、接続要求は、最低でも 1 つの接続をリリースするのに、Maximum Wait Time プロパティで指定した時間の間、待機します。この待機中に接続がリリースされない場合は、例外が発生します。
このプロパティはオプションです。プロパティが指定されていない場合は、値 5 が使用されます。
* 
このフィールドは、1 から 100 の範囲の整数値を受け入れます。ただし、プロパティフォームを編集することで範囲はコンフィギュレーション可能です。
Maximum Threads
socketAccess.maxThreadCount
各アダプタインスタンスに対する同時リクエストスレッドの最大数を指定します。値は正の整数です。この値に 100 より大きい整数を指定することにより、同時接続の数を増やすことができますが、より多くのリソース (メモリや CPU サイクルなど) が必要になります。
Maximum Wait Time
maxWaitTime
指定したプールを使い果たした場合、空いている接続の接続要求での最大待機時間を秒単位で指定します。このプロパティはオプションです。
* 
このフィールドは、1 から 60 の範囲の整数値を受け入れます。ただし、プロパティフォームを編集することで範囲はコンフィギュレーション可能です。
パスワード
password
SAP への接続時に使用するパスワード。これは必須のプロパティです。
SAP R/3 Host
r3Host
SAP への接続時に使用するホスト名を指定します。このプロパティを使用するのは Execute-RPC Webject のみです。これは必須のプロパティです。
* 
HPUX では、このプロパティのホスト名ではなく、IP アドレスが必要な場合があります。
SAP ライブラリの実行
runSaplib
SAP ライブラリが SAP アダプタにより自動的に呼び出されるかどうかを指定します。このプロパティはオプションです。デフォルト値は true です。
SAP ライブラリ接続試行
saplibConnectAttempts
SAP アダプタが SAP ライブラリへの接続を試行する最大回数。試行は 2 秒間隔で行われます。このプロパティはオプションです。デフォルト値は 30 です。
System Number
systemNumber
SAP への接続時に使用するシステム番号。これは必須のプロパティです。
ユーザー
user
SAP への接続時に使用するユーザー名。これは必須のプロパティです。
詳細
verbose
ログ出力の量を制御します。出力量を増やすには、このプロパティを true に設定します。このプロパティはオプションです。
このプロパティのデフォルト値は false です。
ダイナミックプロパティ設定
サービスまたはアダプタのコンフィギュレーション情報は、サービスまたはアダプタの実行中に更新できるので、再起動を要求することなくプロパティを更新できます。
「有効期間」プロパティは、サービスまたはアダプタのプロパティを自動的に再ロードするまでの経過時間を分数で指定します。プロパティが自動的に再読み込みされるのは、アクセスされている場合だけです。デフォルトでは、プロパティは期限切れになりません。
その他のプロパティ
フォームでプロパティが定義されていない場合は、「その他のプロパティ」フィールドでプロパティを追加できます。その他のプロパティを追加するとき、プロパティ名はアダプタエントリ名 (サービス名) にプロパティ名が続くフォーマットになります。たとえば、次のようになります。
<サービス名>.dbuser
適切なフィールドで、サービスまたはアダプタによって使用されるプロパティと、そのプロパティの値を指定します。新しいプロパティ名の隣にある「追加」をクリックして、プロパティ値を修正できるテキストボックスを開きます。
値が長くなりすぎて全体が表示されない場合は、「編集」ボタンが表示されます。「編集」をクリックして、もっと大きなテキスト領域のある新規ブラウザウィンドウを表示します。