トレースを使用すると、要件などの外部アイテムと、その他のデータとの関連をトラックできます。たとえば、Integrity で管理している要件と Windchill の部品との関連が、トレースによって明確になる可能性があります。トレースを定義するには、外部アイテムを Windchill オブジェクトに関連付けます (リンクします)。

トレースが効果を発揮するのは、プロジェクトマネージャとエンジニアがこれらの関連を把握しようとする場合です。トレースリンクを使用すると、設計の意図の理解や変更の影響の評価を、より高度に行えるようになります。

以下に、Windchill のオブジェクトと外部アイテムの間で定義できるトレースリンクのタイプを示します。

トレースリンクに要確認フラグを設定すると、下流オブジェクトを操作しているユーザーに、変更が行われたことを示すことができます。リンクを要確認としてマークすると、ほかのユーザーに対して、トレース対象アイテムに加えられた変更に基づいてオブジェクト定義を変更しなければならない可能性があることを簡単に通知できます。

トレースリンクは、トレースリンクの作成後または要確認フラグが前回クリアされた時点以降に、トレース対象アイテムに大幅な編集が加えられた場合、自動的に要確認と見なされます。トレースリンクは、手動で要確認としてマークすることもできます。要確認のトレースリンクをレビューした後、手動で要確認フラグをクリアする必要があります。