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コンフィギュレーション可能モジュールの割当
製品ファミリー構造では、同様のコンフィギュレーション可能部品構造を使用する製品を階層内の関連性グループにまとめることができます。コンフィギュレーション可能モジュールを製品ファミリーに割り当てることで、部品やサブアセンブリを製品の計画、設計、管理に容易に再利用可能になります。さらに、設計構造の再利用と作業版数の適用が可能になることで、新規製品モデルの作成に必要なやり直しの作業量が最小限になるので、新規製品モデルの開発時間を短縮できます。
コンフィギュレーション可能モジュールは以下の 2 つの要素から成ります。
全仕様対応のコンフィギュレーション可能部品構造
コンフィギュレーション可能部品構造に割り当てられているオプションセット
コンフィギュレーション可能モジュールが製品ファミリーに割り当てられている場合、そのコンフィギュレーション可能モジュールはその製品ファミリー内の製品モデルとバリエーション仕様によって継承されます。製品ファミリーメンバーに割り当てられているコンフィギュレーション可能モジュールは、オブジェクトの属性テーブルの「コンフィギュレーション可能モジュール」フィールドに示されます。そのコンフィギュレーション可能モジュールが継承されている場合、コンフィギュレーション可能モジュールフィールド内の名前に "(継承)" が追加されます。
製品ファミリーマネージャは、その製品ファミリーに割り当てられているものとは異なるコンフィギュレーション可能モジュールを製品モデルに割り当てることができます。たとえば、ある製品モデルの設計要件がほかの製品モデルとは異なる場合、製品ファミリーマネージャはその製品モデルの設計要件を満たすコンフィギュレーション可能部品構造を使用できます。管理されたバリエーション仕様にコンフィギュレーション可能モジュールを直接割り当てることはできず、管理されたバリエーション仕様はその親製品モデルに割り当てられているコンフィギュレーション可能モジュールを継承します。グループレイヤーを製品ファミリーに追加するための単なる構成ノードである製品モデルグループには、コンフィギュレーション可能モジュールは割り当てられません。ただし、製品ファミリーに割り当てられているコンフィギュレーション可能モジュールは、製品モデルグループを介してすべての子製品モデルとバリエーション仕様に渡されます。
コンフィギュレーション可能部品構造とオプションセットを使用した作業の詳細については、Windchill のオプションとバリエーションの機能のヘルプトピックを参照してください。
製品ファミリーにコンフィギュレーション可能モジュールを割り当てるには、以下の手順に従います。
1. 製品ファミリーの「構造」タブに移動します。
2. 製品ファミリー構造の一番上にある製品ファミリーノードを選択します。
3. 「構造」タブツールバーで「コンフィギュレーション可能モジュール」操作グループの 「割当」をクリックします。
4. 「コンフィギュレーション可能モジュールを割当」ウィンドウが開きます。
a. タイプ、名前、番号、最終品目分類の中から 1 つ以上を指定します。
b. 「サーチ」をクリックします。
c. 「サーチ結果」テーブルでコンフィギュレーション可能部品を選択し、「OK」をクリックします。
選択したコンフィギュレーション可能モジュールが製品ファミリーに割り当てられ、その製品ファミリーの「属性」タブにリストされます。さらに、これは構造内のすべての製品モデルとバリエーション仕様によって継承されます。
コンフィギュレーション可能モジュールの割当を除去するには、製品ファミリーの「構造」タブで製品ファミリーまたは製品モデルを選択し、「構造」タブツールバーにある「コンフィギュレーション可能モジュール」操作グループの 「割当を解除」をクリックします。