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CAD ドキュメント構造を別のシステムにパブリッシングするプロセスの概要
この機能を使用する際の詳細なプロセスの流れは、次のとおりです。
新しい配布ターゲットの作成
ESI 作成者または ESI 管理者の資格証明を持つユーザーは、"分散プロセス" タイプの新しい配布ターゲットを作成できます。詳細については、配布ターゲットの作成を参照してください。
CAD ドキュメントへの配布ターゲットの関連付け
CAD ドキュメントでは、配布ターゲットの関連付けを実行できます。この操作を使用して、"分散プロセス" タイプの配布ターゲットを CAD ドキュメントに関連付けることができます。この操作は、CAD ドキュメントの詳細ページで「配布ターゲット」テーブルから実行できます。
構造ブラウザで「配布ターゲットを更新」操作を使用して、配布ターゲットを CAD ドキュメントに関連付けることができます。これは複数選択の操作です。この操作を使用して、ターゲットを複数のオブジェクトに関連付けることができます。
「配布ターゲットに送信」操作
CAD ドキュメントでは、「配布ターゲットに送信」操作を使用できます。CAD ドキュメントが "分散プロセス" タイプの配布ターゲットに関連付けられている場合は、「配布ターゲットに送信」ページが表示されます。このページを利用して、CAD ドキュメントをパブリッシングする特定の配布ターゲットを選択できます (複数のターゲットが関連付けられている場合)。
組織のデフォルトターゲットだけは、パブリッシングから除外することができません。必要に応じてプレビューを表示し、「送信」ボタンを押してパブリッシング操作を開始します。
パブリッシングごとに、分散プロセスによってスケジュール、ジョブ、および ESI トランザクションが作成されます。詳細については、配布ターゲットへの送信を参照してください。
トランザクションのレビュー
ESI トランザクションは、組織管理者の「ESI トランザクションログ」ページからアクセスできます (「サイト」 > 「ユーティリティ」 の順に選択します)。各トランザクションは、ジョブに関連付けられます。ユーザーは、特定のトランザクションでコンテキスト (RMB) メニュー操作を使用して、対応するジョブの詳細ページを参照できます。
イベントベースのパブリッシング
Windchill では、CAD ドキュメント構造を手動で配布ターゲットにパブリッシングする機能に加え、イベントベースのパブリッシング機能も提供されています。ライフサイクル状態が変化するときに、任意の CAD ドキュメントをパブリッシングすることができます。パブリッシングイベントをトリガするライフサイクル状態を定義できます。この動作は、「CAD ドキュメントパブリッシング開始ライフサイクル状態」プリファレンスを通して制御されます。
ジョブのレビュー
コンテキスト (RMB) メニューの「ジョブをリスト」操作を使用して、「プロセスリスト」ページから「ジョブリスト」ページに移動できます。「ジョブリスト」ページには、選択した分散プロセスに対するすべてのジョブが表示されます。「ジョブの詳細」ページでは、ジョブで定義されている属性を表示できます。
「操作ステータス」タブには、ジョブ内のすべての操作が表示されます。各操作の名前とステータスに関する情報が表示されます。このタブから、各操作に関連するログを表示することもできます。「エクスポートとパブリッシング」操作では、エクスポートされた JAR ファイルが添付されます。後で使用できるように、必要に応じてこのファイルをダウンロードできます。
「カスタマイズ」 > 「関連オブジェクト」 > 「トランザクション」 を使用して、ジョブの詳細ページにカスタムタブを追加したり、カスタムテーブルを追加したりできます。「関連トランザクション」テーブルが表示され、関連する ESI トランザクションについての情報が提供されます。
詳細については、関連 ESI トランザクションの表示を参照してください。
デルタの詳細
デルタは、EPMDocumentEPMMemberLink、および EPMReferenceLink オブジェクトを基に計算されます。送信されたデルタ情報は、「作成」、「変更」、および「変更なし」の 3 つのカテゴリに分類されます。
作成 - オブジェクトは配布ターゲットに初めて送信されています。オブジェクトが "作成" カテゴリに分類される場合は、完全なオブジェクト情報が PLM メッセージにバンドルされます。これには、PLM Services フォーマットによるすべてのメタデータと、すべてのコンテンツ情報が含まれます。
変更 - オブジェクトは、配布ターゲットへの前回のパブリッシング以降に変更されています。オブジェクトが "変更" カテゴリに分類される場合は、完全なオブジェクト情報が PLM メッセージにバンドルされます。これには、PLM Services フォーマットによるすべてのメタデータと、すべてのコンテンツ情報が含まれます。CAD ドキュメントは、作業版数、改訂、またはライフサイクル状態が変更されたときにだけ、「変更」と見なされます。EPMMemberLink は、EPMMemberLink のいずれかの属性情報が変更された場合にのみ「変更」と見なされます。親に作業版数が適用され、EPMMemberLink のほかの属性情報は変更されていない場合、このような EPMMemberLink は「変更」と呼びません。
変更なし - オブジェクトは、配布ターゲットへの前回のパブリッシング以降に変更されていません。オブジェクトが "変更なし" カテゴリに分類された場合は、参照情報 (関係を確立するために PLM メッセージで必要な情報など) だけが PLM メッセージで送信されます。"変更なし" に分類されたオブジェクトのコンテンツは送信されません。