既存製品での「複製」を使用した代替部品構造の作成
複数オーナー機能を設定した場合、代替アセンブリの作成の大部分は「複製」操作を使用して実行されると考えられます。
前のトピックの構造例を引き続き使用して、ここでは既存の RED-WHITE アセンブリから BLUE-WHITE アセンブリを作成することを目標にします。このためには、右側の RED 部品を新規の BLUE 部品に置き換えます。
1. P1_RED-WHITE Windchill 親構造 (この例では、d1.asm_RED-WHITE) の部品情報ページで、「操作」メニューから「複製」を選択します。
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複数オーナー機能が実装される前は、可能なオーナー関係が 1 つのみであったため、「複製」を使用して既存のものから新規 Windchill 部品アセンブリを作成しても (関連した CAD ドキュメントは作成しない)、CAD 構造とのリンクを維持できませんでした。複数オーナー機能が使用可能になったことで、「複製」操作によって新規部品構造の作成時に (共有) CAD 構造へのリンク (オーナー関連付け) を維持できるようになりました。
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2. 「コモンスペース複製」ページで、「依存」メニューから「すべて」を選択すると、RED-WHITE 構造のコンポーネントがテーブルに取り込まれます。ビューを選択して、テーブルオブジェクトを構造として表示できます。
3. 「新規の名前」列で、トップレベルアセンブリの識別子を編集して “...BLUE-WHITE” にします。
4. D2 RED サブアセンブリと D3 RED 部品の「新規の名前」列の項目を編集して、“....BLUE” に変更します。
5. 次に、d2.asm_WHITE と d3.prt_WHITE を選択し、「再使用」アイコン
をクリックすることにより、WHITE サブアセンブリが新規トップレベルアセンブリ内に残るように指定します。
6. 「OK」をクリックします。
新規代替アセンブリが作成されるとともに、共有 CAD 構造へのオーナー関連付けが設定されます。