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Task Webject と JSP ページ
Info*Engine の Task Webject を使用すると、情報の生成および操作と JSP ページの管理を素早く実行できます。Info*Engine データ管理で説明されているように、Info*Engine は VDB 内のグループで生成された情報を保持します。Task Webject は Web ブラウザなどの表示可能デバイスにデータを返しません。Task Webject によって生成されたデータはグループとして VDB に返されます。
Task Webject と Display Webject を併用すると、サイトに必要なデータソリューションが生成されます。Task Webject と Display Webject の両方を同じ JSP ページで使用して、データの生成および表示を実行できます。
Info*Engine では、以下のタイプの Task Webject が用意されています。
タイプ
説明
GRP
Group Webject では、グループの作成、比較、結合、並べ替えなどの操作を実行できます。
MGT
Management Webject では、JSP ページまたはタスクの管理に使用できる一般的な機能が提供されます。
MSG
Message Webject をサードパーティの MOM と併用すると、一般的なメッセージ機能とタスクキュー機能を実行できます。
WES
Web Event Service (WES) Webject をサードパーティの MOM と併用すると、Info*Engine イベントを処理できます。
ACT
Action Webject は、データリポジトリ内のデータの作成、コピー、更新などの操作を実行するアダプタによって提供されます。
ADM
Administrative Webject は、簡単な統計の収集や、実行時にサービスプロパティを再読み込みするなど、特定の管理機能を実行します。
OBJ
Query Webject は、指定した条件に一致するオブジェクトを外部データベース内で検索するアダプタによって提供されます。
Group Webject と Management Webject は、基本的な Info*Engine 環境が設定されていればどのような JSP ページまたはタスクでも使用できます。Message Webject または Web Event Service Webject を使用するには、サイト管理者が MOM をインストールして設定し、Webject に必要な環境を提供する Info*Engine 機能を実装する必要があります。
さらに、JSP ページまたはスタンドアロンタスクのいずれかでカスタムソリューションを指定する、外部のカスタム Webject (EXT タイプ) を作成できます。
前述の DisplayTable.jsp ページの例には以下の Group Webject が含まれています。
<ie:webject name="Create-Group" type="GRP">
  <ie:param name="ELEMENT"
     data="name=myGroup2:email=xxx@xxx.com:address=PTC"/>
  <ie:param name="GROUP_OUT" data="newGroup2"/>
</ie:webject>
Create-Group Webject を実行すると、1 つの要素 (行) と 3 つの属性 (列) を持つ newGroup2 グループが作成されます。
name
email
address
myGroup2
xxx@xxx.com
PTC
webject タグを使用して Display Webject と同様に Task Webject をコーディングします。この例の webject タグ構文には、開始および終了 webject タグの両方が含まれています。前の Display Webject の例では、開始タグのみが必要でした。ここで終了 webject タグが必要な理由は、Create-Group Webject の webject タグ内に ELEMENT と GROUP_OUT の 2 つのパラメータがネストされているからです。これらのパラメータは param タグを使用して定義します。
すべての Group、Management、Message、および Web Event Service Webject については、Administrative Webjectを参照してください。このトピックの残りのセクションで示されている例でも Task Webject が使用されています。
利用できる Action Webject と Query Webject は、サイトにインストールされているアダプタによって決まります。詳細については、Adapter Webject と JSP ページを参照してください。