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Info*Engine サーブレット
Info*Engine サーブレットは、Info*Engine と Web サーバーの間のインタフェースを提供します。サーブレットを使用すると、HTTP または HTTPS を介して Info*Engine タスクを直接呼び出すことができます。Info*Engine サーブレットを通してタスクが呼び出された場合、応答内では Info*Engine の仮想データベース (VDB) が XML としてレンダリングされます。
このフォームは、SOAP RPC サーブレットのデフォルト設定も提供します。SOAP (Simple Object Access Protocol) は、サードパーティ製アプリケーションに使用できる XML ベースの簡易プロトコルです。Info*Engine SOAP サーブレットは Web 上で作成された Info*Engine SOAP リクエストを取得して処理するので、ユーザーは情報を交換したり、カスタマイズされた Info*Engine ビジネスタスクをリモートで実行することができます。詳細については、SOAP サービスを参照してください。
ここに記載されていないプロパティに関する情報、および利用可能なフォームボタンを使用したり、属性値を正しく入力したりする方法については、共通のプロパティおよび操作を参照してください。
資格証明マッピングプロパティ
資格証明マッピングは、サーバーを通して、使用する認証ファイルを指定することで設定できます。ユーザーは認証ファイルにより、1 つ以上のアダプタに対して適切な資格証明を使用してサーバーにログインできます。
通常、資格証明マッピングプロパティは、プロパティ管理ユーティリティを使用せずに、wt.properties ファイルで設定します。ただし、新規アダプタを設定する場合は、プロパティ管理ユーティリティを使用して資格証明マッピングプロパティを取得できます。
詳細については、資格証明マッピングを参照してください。
資格証明マッパー
credentialsMapper
Info*Engine を通じてユーザーを認証するためにサイトが作成した認証タスクのへ相対パス。このパスは設定済みのタスクのルートへの相対パスで指定します。このプロパティはオプションです。
ビジネスタスクを実行するためにビジネスタスクプロセッサが呼び出されると、credentialsMapper プロパティが確認されます。このプロパティが設定されている場合、タスクプロセッサは割当済みのタスクを実行する前に認証マッピングタスクを実行します。認証マッピングタスクはユーザー名をキーとして、アダプタ経由でアクセス可能な 1 つまたは複数の情報システムからユーザー固有の認証情報を取得します。取得した認証情報からは出力グループを作成できます。
credentialsMapper プロパティを指定しない場合、Info*Engine サーバーは指定されたタスクを実行してからでなければサーバーベースの認証マッピングタスクを実行しません。
認証ファイル
credentialsFiles
サイトが各ユーザーの認証マッピングファイルを保存するために作成したディレクトリへの相対パス。各マッピングファイルの名前は、Info*Engine サーバーに渡される認証済みユーザー名と一致する必要があります。ディレクトリパスは設定済みのタスクのルートへの相対パスです。このプロパティはオプションです。
このプロパティを指定しない場合、Info*Engine は認証マッピングファイルを探しません。
このプロパティを指定した場合、Info*Engine は提供されたユーザー名に対応する認証マッピングファイルを開いて読み取ろうとします。
このファイルは、ビジネスタスクの実行前、credentialsMapper プロパティで指定されたタスクを実行する前に開かれます。
資格証明の有効期間
credentialsTimeToLive
このプロパティでは、タスクプロセッサがキャッシュから認証情報を読み取れるようにすることで、パフォーマンスを向上します。このプロパティを指定しない場合、タスクプロセッサは認証ファイルが読み取られるたび、または認証マップタスクが実行されるたびに認証情報を取得します。
このプロパティの値は、再表示まで認証情報がキャッシュされる時間 (ミリ秒単位) です。値は正の整数である必要があり、それ以外は無視されます。このプロパティが定義されない場合、認証グループ情報はキャッシュされず、パフォーマンスは変わりません。
タスクコンパイラプロパティ
コンパイラプロパティを指定することにより、コンパイル済みタスクの場所と、クラスパスに追加する必要があるその他のファイルを設定できます。
詳細については、Info*Engine タスクおよびタスク規則についてを参照してください。
タスクのルート
taskRootDirectory
XML ビジネスタスクのルートへのパス。
サーブレットがすべての XML ビジネスタスクを検索できる、ルートファイルシステムディレクトリ。これによって、サーブレットはタスクをローカルでコンパイルし実行できます。
稼働しているサーブレットにタスクプロセッサがない場合、このプロパティが役立ちます。
コードベース
codebase
コンパイル済みタスクを配置するディレクトリ。
コンパイラのクラスパス
compiler.classpath
タスクをコンパイルする場合にクラスパスに追加するその他の JAR ファイルおよびクラスファイル。標準の Java クラスパスを入力します。(;) を使用します。UNIX システムでは、パスのセパレータとしてコロン (:) を使用します。
LIB ディレクトリ n
compiler.libDirectoryn
その他の JAR ファイルおよびクラスファイルをクラスパスに追加する場合、このフィールドを使用してこれらのファイルを配置するディレクトリを指定します。
n の最初の値は 1 で、その後連続して増加する必要があります。
一般プロパティ
一般プロパティを指定するには、以下のフィールドを使用します。
ホームディレクトリ
home
Info*Engine のルートインストールディレクトリ。Info*Engine のルートインストールディレクトリは、Windchill のルートインストールディレクトリ (wt.home) と同じです。
「Server Name」
ieServerName
サーブレットが使用する Info*Engine サーバーまたはタスクプロセッサの名前。この値はデフォルトで提供されます。
タスクのプリフィックス
taskPrefix
XML ビジネスタスクを参照する URL で使用されるプリフィックス。この接頭辞によって、サーブレットはリクエストをタスクプロセッサに送信するのか、テンプレートプロセッサに送信するのかを決定できます。デフォルト値は /infoengine/servlet/IE/tasks/ です。
Info*Engine サーブレットは、このプリフィックスから始まる URL をタスクプロセッサに提供します。たとえば、デフォルトのプリフィックスを使用する場合、Web サーバーの名前は "myServer" となり、ユーザーは次の URL を入力します。
http://myServer/infoengine/servlet/IE/tasks/myTask.xml
Info*Engine サーブレットは URL をタスクプロセッサに渡し、タスクプロセッサが "myTask.xml" を参照して実行します。
プリフィックスの最初のエントリは、アプリケーション URL に対して入力した値と同じである必要があります。これは、サーブレットエンジンを Info*Engine サーブレットとともに実行する設定をしたときに設定されています。JRun および Tomcat サーブレットエンジンでは、Windchill によりプリフィックスの値と対応するサーブレットエンジンが設定されます。
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プリフィックスの /servlet/IE/tasks/ の部分は変更しないでください。この部分を変更する場合、サーブレットエンジンも手動で変更する必要があります。ほかの URL を参照するプリフィックスを許可する場合は、Web ブラウザで URL リダイレクションを設定できます。
起動タスク n
startupTaskn
Info*Engine の起動時に特定のタスクが実行されるように設定できます。たとえば、キューの生成やイベント購読を自動化できます。n の最初の値は 1 である必要があり、次の例に示すように値が順次増加する必要があります。
com.infoengine.startupTask1=msg/subscribeQueue.xml
このプロパティの値は、Info*Engine 起動時に開始されるタスクのパスです。
詳細については、Info*Engine タスクを参照してください。
XML パーサーデバッグ
request.xmlParser.debug
XML パーサーデバッグを有効にします。デバッグを目的として受信 XML を解析する際に情報を出力します。
デバッグを要求
request.xmlStream.debug
XML ログ作成リクエストを有効にします。デバッグを目的とする受信 XML を出力します。
Send-Mail Webject プロパティ
Send-Mail Webject は、電子メールメッセージを作成して送信します。Send-Mail Webject プロパティを設定すると、Webject の実行時に特定のデフォルト値を設定できます。
詳細については、「Send-Mail プロパティの設定」および Send-Mail Webject の説明を参照してください。
デフォルトの電子メールアプリケーション
mail.originator
Send-Mail Webject で使用されるデフォルトの発信者 (メッセージの送信元の電子メールアドレス)。
Webject の FROM パラメータに対応します。
デフォルト SMTP サーバー
mail.smtp.server
Send-Mail Webject で使用されるデフォルトのサーバー。
デフォルト SMTP ユーザー名
mail.smtp.username
SMTP サーバーへの接続時に提供されるデフォルトのユーザー名。
USERNAME パラメータに対応します。
デフォルトの SMTP パスワード
mail.smtp.password
デフォルト SMTP ユーザー名に関連付けられたデフォルトのパスワード。
PASSWORD パラメータに対応します。
プロパティアドミニストレータ プロパティ
プロパティ管理ユーティリティに初めてログオンすると、「ベース URI」の値が自動的に生成されます。この情報は後でサーブレットの設定で設定できます。
認証ベース URI
プロパティ管理ユーティリティユーザーインタフェースのデフォルトのベース URI。この値によって、プロパティ管理のメインページに表示されるサービス、アダプタ、およびプロパティセットが決まります。
設定可能なプロパティの場所を指す完全修飾 LDAP URL を指定します。
ダイナミックプロパティ設定
サービスまたはアダプタのコンフィギュレーション情報は、サービスまたはアダプタの実行中に更新できるので、再起動を要求することなくプロパティを更新できます。
「有効期間」プロパティは、サービスまたはアダプタのプロパティを自動的に再ロードするまでの経過時間を分数で指定します。プロパティが自動的に再読み込みされるのは、アクセスされている場合だけです。デフォルトでは、プロパティは期限切れになりません。
その他のプロパティ
フォームでプロパティが定義されていない場合は、「その他のプロパティ」フィールドでプロパティを追加できます。その他のプロパティを追加するとき、プロパティ名はアダプタエントリ名 (サービス名) にプロパティ名が続くフォーマットになります。例:
<サービス名>.dbuser
適切なフィールドで、サービスまたはアダプタによって使用されるプロパティと、そのプロパティの値を指定します。新しいプロパティ名の隣にある「追加」をクリックして、プロパティ値を修正できるテキストボックスを開きます。
値が長くなりすぎて全体が表示されない場合は、「編集」ボタンが表示されます。「編集」をクリックして、もっと大きなテキスト領域のある新規ブラウザウィンドウを表示します。