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Info*Engine サーバー
Info*Engine サーバーは、ユーザーまたはカスタムアプリケーションが表示および受信するデータを読み込み、操作するためのメカニズムを提供します。
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デフォルトでは、Info*Engine サーバーエントリは使用されなくなりました。ただし、エントリを作成し、Info*Engine のレガシースタンドアロンインストールと連携させることはできます。
代わりに Windchill アダプタが使用されるようになりました。
ここに記載されていないプロパティに関する情報、および利用可能なフォームボタンを使用したり、属性値を正しく入力したりする方法については、共通のプロパティおよび操作を参照してください。
資格証明マッピングプロパティ
資格証明マッピングは、サーバーを通して、使用する認証ファイルを指定することで設定できます。ユーザーは認証ファイルにより、1 つ以上のアダプタに対して適切な資格証明を使用してサーバーにログインできます。
通常、資格証明マッピングプロパティは、プロパティ管理ユーティリティを使用せずに、wt.properties ファイルで設定します。ただし、新規アダプタを設定する場合は、プロパティ管理ユーティリティを使用して資格証明マッピングプロパティを取得できます。
詳細については、資格証明マッピングを参照してください。
資格証明マッパー
credentialsMapper
Info*Engine を通じてユーザーを認証するためにサイトが作成した認証タスクのへ相対パス。このパスは設定済みのタスクのルートへの相対パスで指定します。このプロパティはオプションです。
ビジネスタスクを実行するためにビジネスタスクプロセッサが呼び出されると、credentialsMapper プロパティが確認されます。このプロパティが設定されている場合、タスクプロセッサは割当済みのタスクを実行する前に認証マッピングタスクを実行します。認証マッピングタスクはユーザー名をキーとして、アダプタ経由でアクセス可能な 1 つまたは複数の情報システムからユーザー固有の認証情報を取得します。取得した認証情報からは出力グループを作成できます。
credentialsMapper プロパティを指定しない場合、Info*Engine サーバーは指定されたタスクを実行してからでなければサーバーベースの認証マッピングタスクを実行しません。
認証ファイル
credentialsFiles
サイトが各ユーザーの認証マッピングファイルを保存するために作成したディレクトリへの相対パス。各マッピングファイルの名前は、Info*Engine サーバーに渡される認証済みユーザー名と一致する必要があります。ディレクトリパスは設定済みのタスクのルートへの相対パスです。このプロパティはオプションです。
このプロパティを指定しない場合、Info*Engine は認証マッピングファイルを探しません。
このプロパティを指定した場合、Info*Engine は提供されたユーザー名に対応する認証マッピングファイルを開いて読み取ろうとします。
このファイルは、ビジネスタスクの実行前、credentialsMapper プロパティで指定されたタスクを実行する前に開かれます。
資格証明の有効期間
credentialsTimeToLive
このプロパティでは、タスクプロセッサがキャッシュから認証情報を読み取れるようにすることで、パフォーマンスを向上します。このプロパティを指定しない場合、タスクプロセッサは認証ファイルが読み取られるたび、または認証マップタスクが実行されるたびに認証情報を取得します。
このプロパティの値は、再表示まで認証情報がキャッシュされる時間 (ミリ秒単位) です。値は正の整数である必要があり、それ以外は無視されます。このプロパティが定義されない場合、認証グループ情報はキャッシュされず、パフォーマンスは変わりません。
タスクコンパイラプロパティ
コンパイラプロパティを指定することにより、コンパイル済みタスクの場所と、クラスパスに追加する必要があるその他のファイルを設定できます。
詳細については、Info*Engine タスクおよびタスク規則についてを参照してください。
コードベース
codebase
コンパイル済みタスクを配置するディレクトリ。
コンパイラのクラスパス
compiler.classpath
タスクをコンパイルする場合にクラスパスに追加するその他の JAR ファイルおよびクラスファイル。標準の Java クラスパスを入力します。(;) を使用します。UNIX システムでは、パスのセパレータとしてコロン (:) を使用します。
LIB ディレクトリ n
compiler.libDirectoryn
その他の JAR ファイルおよびクラスファイルをクラスパスに追加する場合、このフィールドを使用してこれらのファイルを配置するディレクトリを指定します。
n の最初の値は 1 で、その後連続して増加する必要があります。
一般プロパティ
一般プロパティを指定するには、以下のフィールドを使用します。
ホームディレクトリ
home
Info*Engine のルートインストールディレクトリ。Info*Engine のルートインストールディレクトリは、Windchill のルートインストールディレクトリ (wt.home) と同じです。
起動タスク n
startupTaskn
Info*Engine の起動時に特定のタスクが実行されるように設定できます。たとえば、キューの生成やイベント購読を自動化できます。n の最初の値は 1 である必要があり、次の例に示すように値が順次増加する必要があります。
com.infoengine.startupTask1=msg/subscribeQueue.xml
このプロパティの値は、Info*Engine 起動時に開始されるタスクのパスです。
詳細については、Info*Engine タスクを参照してください。
XML パーサーデバッグ
request.xmlParser.debug
XML パーサーデバッグを有効にします。デバッグを目的として受信 XML を解析する際に情報を出力します。
デバッグを要求
request.xmlStream.debug
XML ログ作成リクエストを有効にします。デバッグを目的とする受信 XML を出力します。
デフォルト JMS サービス
jms.defaultService
SERVICE パラメータなしで呼び出される MSG Webject と WES Webject に使用される JMS サービスの名前。
コア JMS プロパティ
以下のプロパティは、Java Messaging Service (JMS) を使用して Info*Engine を設定する際に一般的に設定されます。プロパティの説明は、フォーム内のプロパティの場所と実行する機能に基づいて分類されています。
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JMS MOM を使用して Info*Engine を設定する場合は、代わりに新しい JMS サービスエントリを作成する方法が最良です。プロパティエディタを使用して、その JMS サービスエントリのコアプロパティと追加プロパティを指定できます。
その後、JMS サービスのサービス名を MSG および WES Webject の SERVICE パラメータとして入力できます。また、Info*Engine サーバーまたはアダプタの「デフォルト JMS サービス」プロパティの値としても入力できます。
詳細については、以下のトピックを参照してください。
MOM の資格証明マッピング
タスクキューの実装
メッセージングと Web Event Service の実装
JMS コンテキストプロバイダファクトリ
jms.CtxFactory
管理オブジェクトの検索時に初期 JNDI コンテキストを返すために使用されるファクトリのクラス名。未指定の場合、管理オブジェクトは LDAP に保存されているものと見なされます。
デフォルト値は com.sun.jndi.ldap.LdapCtxFactory です。
JMS ベース URI
jms.baseUri
JMS 関連 URI (Uniform Resource Indicator) に対して相対的な LDAP URI。
JMS 関連の管理オブジェクトがあるベースロケーションとして機能します。
JMS ベース URI プリンシパル
jms.baseUri.principal
関連付けられた JNDI ユーザーを認証するために JMS ベース URI に渡されるユーザー名。
JMS ベース URI パスワード
jms.baseUri.password
JMS ベース URI プリンシパルに関連付けられたパスワード。
JMS ユーザー
jms.username
JMS プロバイダまたは MOM に関連付けられたデフォルトのユーザー。
JMS パスワード
jms.password
JMS プロバイダまたは MOM に接続するために使用するデフォルトのパスワード。
キュー接続ファクトリ
msg.queueConnectionFactory
JMS MOM によって使用される管理 JMS キュー接続ファクトリの場所。
トピック接続ファクトリ
wes.topicConnectionFactory
管理 JMS トピック接続ファクトリの場所。完全修飾 URI または設定されているベース URI に対する相対識別名を指定できます。詳細については、メッセージングと Web イベントサービスの実装を参照してください。
WES 購読識別子
wes.subscriptionIdentifier
トピック購読の作成時に使用する一意の識別子。1 台のホストの複数の Info*Engine プロセスで同じトピックの購読を生成する場合、このプロパティを設定します。
Info*Engine サービスには、一意の識別子が必要です。このプロパティを指定しない場合、ホスト名およびイベント名に基づいて識別子が生成されます。
JMS ライブラリディレクトリ
jms.lib
JMS サービスとの通信に必要なサードパーティ JAR ファイルを配置するディレクトリ。JAR ファイルがすでにサービスクラスパスに含まれている場合、このプロパティはオプションです。
その他の JMS プロパティ
JMS サービスを使用して Info*Engine を設定する際は、以下のプロパティも設定できます。プロパティの説明は、フォーム内のプロパティの場所と実行する機能に基づいて分類されています。
JMS 復元再試行の間隔
jms.recoveryRetryInterval
MOM の接続が切断された場合に、接続の再確立を試行するまでの待機時間 (秒単位)。
デフォルト値は 30 です。
JMS 無効メッセージキュー
jms.badMessageQueue
Info*Engine リクエストに変換できないメッセージを受信した場合、このプロパティによってメッセージを配置するキューが定義されます。このプロパティが定義されない場合、無効なメッセージは破棄されます。
WES コンテキストプロバイダ ファクトリ
wes.CtxFactory
管理オブジェクトルックアップの実行中に Windchill の初期コンテキストに戻すために使用するファクトリのクラス名。
デフォルト値は com.sun.jndi.ldap.LdapCtxFactory です。
WES ベース URI
wes.baseUri
WES 関連の管理オブジェクトを検索できる LDAP URI (Uniform Resource Indicator) (LDAP ディレクトリ内のサブツリー)。
指定しない場合、jms.baseUri プロパティが使用されます。
WES ユーザー
wes.username
JMS MOM への接続時に提供する必要がある WES ユーザー名。
指定しない場合、jms.username プロパティが使用されます。
WES パスワード
wes.password
WES ユーザーに関連付けられたパスワード。
指定しない場合、jms.password プロパティが使用されます。
WES 無効メッセージキュー
wes.badMessageQueue
Info*Engine リクエストに変換できないメッセージを受信した場合、このプロパティによってメッセージを配置するキューが定義されます。このプロパティが定義されない場合、無効なメッセージは破棄されます。
指定しない場合、jms.badMessageQueue プロパティが使用されます。
MSG コンテキストプロバイダ ファクトリ
msg.CtxFactory
管理オブジェクトの検索時に初期 JNDI コンテキストを返すために使用されるファクトリのクラス名。
デフォルト値は com.sun.jndi.ldap.LdapCtxFactory です。
キューベース URI
msg.baseUri
キュー関連の管理オブジェクトを検索できる LDAP URI (Uniform Resource Indicator) (LDAP ディレクトリ内のサブツリー)。
指定しない場合、jms.baseUri プロパティが使用されます。
キューユーザー
msg.username
JMS MOM への接続時に提供する必要があるユーザー名。
指定しない場合、jms.username プロパティが使用されます。
キューパスワード
msg.password
キューユーザーに関連付けられたパスワード。
指定しない場合、jms.password プロパティが使用されます。
MSG 無効メッセージキュー
msg.badMessageQueue
Info*Engine リクエストに変換できないメッセージを受信した場合、このプロパティによってメッセージを配置するキューが定義されます。このプロパティが定義されない場合、無効なメッセージは破棄されます。
指定しない場合、jms.badMessageQueue プロパティが使用されます。
デフォルトの購読またはサブミットキュー
msg.defaultExecutionQueue
管理キューの LDAP 識別名。値は設定されているベース URI を基準とする LDAP 相対識別名または完全修飾 LDAP 識別名です。相対の場合に、明示的に指定されていない場合、cn= (共有名の属性) は暗黙的です。
このキューの場所は、次の Webject で使用されます。
Queue-Task - キュータスクが配置される場所。このプロパティを指定しない場合は、Webject の QUEUE パラメータを指定する必要があります。
Subscribe-Queue - Webject の使用時に購読するキュー。このプロパティを指定しない場合は、Webject の QUEUE パラメータを指定する必要があります。
デフォルト結果キュー
msg.defaultResultsQueue
管理キューの LDAP 識別名。値は設定されているベース URI を基準とする LDAP 相対識別名または完全修飾 LDAP 識別名です。相対の場合に、明示的に指定されていない場合、cn= (共有名の属性) は暗黙的です。
このキューの場所は、次の Webject で使用されます。
Query-Results - 結果が配置されるキューの場所。このプロパティを指定しない場合は、Webject の QUEUE パラメータを指定する必要があります。
Delete-Results - 結果が配置されるキューの場所。このプロパティを指定しない場合は、Webject の QUEUE パラメータを指定する必要があります。
Queue-Task - 結果が配置されるキューの場所。このパラメータを指定しない場合は、Webject の DESTINATION パラメータを指定する必要があります。
Send-Mail Webject プロパティ
Send-Mail Webject は、電子メールメッセージを作成して送信します。Send-Mail Webject プロパティを設定すると、Webject の実行時に特定のデフォルト値を設定できます。
詳細については、「Send-Mail プロパティの設定」および Send-Mail Webject の説明を参照してください。
Send-Mail のデフォルトの設定値を設定するには、以下のプロパティを設定します。
デフォルトの電子メールアプリケーション
mail.originator
Send-Mail Webject で使用されるデフォルトの発信者 (メッセージの送信元の電子メールアドレス)。
Webject の FROM パラメータに対応します。
デフォルト SMTP サーバー
mail.smtp.server
Send-Mail Webject で使用されるデフォルトのサーバー。
デフォルト SMTP ユーザー名
mail.smtp.username
SMTP サーバーへの接続時に提供されるデフォルトのユーザー名。
USERNAME パラメータに対応します。
デフォルトの SMTP パスワード
mail.smtp.password
デフォルト SMTP ユーザー名に関連付けられたデフォルトのパスワード。
PASSWORD パラメータに対応します。
ダイナミックプロパティ設定
サービスまたはアダプタのコンフィギュレーション情報は、サービスまたはアダプタの実行中に更新できるので、再起動を要求することなくプロパティを更新できます。
「有効期間」プロパティは、サービスまたはアダプタのプロパティを自動的に再ロードするまでの経過時間を分数で指定します。プロパティが自動的に再読み込みされるのは、アクセスされている場合だけです。デフォルトでは、プロパティは期限切れになりません。
その他のプロパティ
フォームでプロパティが定義されていない場合は、「その他のプロパティ」フィールドでプロパティを追加できます。その他のプロパティを追加するとき、プロパティ名はアダプタエントリ名 (サービス名) にプロパティ名が続くフォーマットになります。例:
<サービス名>.dbuser
適切なフィールドで、サービスまたはアダプタによって使用されるプロパティと、そのプロパティの値を指定します。新しいプロパティ名の隣にある「追加」をクリックして、プロパティ値を修正できるテキストボックスを開きます。
値が長くなりすぎて全体が表示されない場合は、「編集」ボタンが表示されます。「編集」をクリックして、もっと大きなテキスト領域のある新規ブラウザウィンドウを表示します。