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アーキテクチャの概要
分散と展開
ゲートウェイは次のサーバーとクライアントに分散しています。
Windchill サーバー
Creo Elements/Direct Model Manager マネージャサーバー
Creo Elements/Direct Model Manager マネージャクライアント
Windchill Gateway for Creo Elements/Direct Model Manager サーバー
Creo Elements/Direct Model Manager アダプタ
Windchill Gateway for Creo Elements/Direct Model Manager
Windchill PDMLink
Creo Elements/Direct Model Manager データベース
Creo Elements/Direct CAD ソフトウェア
ゲートウェイは複数の異なるハードウェアシステムに展開することもできます。この図で、背景が白色のコンポーネント (システム A - Windchill PDMLink) は必須のインストール済みソフトウェアであり、背景が水色のコンポーネントはこれからインストールするコンポーネントです。
ゲートウェイパブリッシングワークフロー
次の図は、Creo Elements/Direct Model ManagerWindchill におけるゲートウェイの一連のオペレーションを示しています。
ゲートウェイは Creo Elements/Direct Model Manager サーバー側の 2 つのサービスを利用します。
1. GatewayService - これは Windchill と対話するプライマリサービスです。このサービスは、データベース内の Windchill ジョブテーブルからパブリッシングリクエストを読み取り、Creo Elements/Direct Model Manager からデータを抽出して Windchill に送信します。
2. JobScheduleProcessor - このサービスはタスクデータベーステーブル内の Creo Elements/Direct Model Manager タスクを評価します。Creo Elements/Direct Model Manager のタスクでは、特定の操作を 1 回 (今すぐ/後から) または定期的に実行するようスケジュールを設定できます。パブリッシングタスク (たとえば、「Windchill に送信」タスク) の期日になると、JobScheduleProcessor は Windchill ジョブデータベーステーブル内にエントリを生成します。この後、実際のパブリッシング操作が GatewayService によって実行されます。
データ転送は必ず Creo Elements/Direct Model Manager から開始し、データフローは Windchill への 1 方向となります。次のユーザー操作によって転送が開始します。
「Windchill に送信」 > 「今すぐ」- Windchill ジョブテーブルにエントリが作成されます。
「Windchill に送信」 > 「スケジュール」- Windchill タスクデータベーステーブルにエントリが作成されます (このレコードは実行時間および転送オブジェクトの選択基準を定義します。スケジュールの期日になると、Creo Elements/Direct Model Manager によって Windchill ジョブデータベーステーブルにエントリが作成されます)。
CAD ドキュメントではなく、製品構造のみが Windchill に転送されます。データ転送は常にバックエンドで行われ、Creo Elements/Direct Model Manager クライアントが Windchill と通信することはありません。Windchill Gateway for Creo Elements/Direct Model Manager はジョブテーブルを定期的にポーリングして、実行する転送ジョブがないか確認します。実行時に、Windchill Gateway for Creo Elements/Direct Model Manager はデータベースからデータを読み込んで Windchill に送信します。