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パブリッシングの設定
GatewayConfig.xml ファイル
パブリッシングのコンフィギュレーションは <Manager Server のインストールディレクトリ>\windchill\GatewayConfig.xml ファイルで指定します。GatewayConfig.xml ファイルでは、Windchill オブジェクトへの Creo Elements/Direct Model Manager オブジェクトのマッピングを非常に柔軟に制御できます。特別な要件に応じて、各種レベルで実装をカスタマイズすることも可能です。
GatewayConfig.xml ファイルを修正するには、ファイルを編集し、Windows のサービスパネルで Creo Elements/Direct Model Manager Services を再開します。カスタマイズしたコンフィギュレーションを CustomGatewayConfig.xml ファイルに保存することもできます。このファイルが存在する場合、デフォルトの GatewayConfig.xml ファイルよりも優先されます。
一般制御パラメータ
パラメータ
説明
デフォルト
ScanStructure
エクスポートの際に構造に従ってすべての部品を収集するかどうかを制御します。
true
WriteDocuments
Windchill ドキュメントを書き込むかどうかを制御します。
true
WritePartUsageLinks
部品の親子リンク (BOM 構造など) を書き込むかどうかを制御します。
true
WritePartDescribeLinks
ドキュメントを部品にリンクするかどうかを制御します。
true
WriteContentItems
コンテンツアイテム (サムネイル、ファイルの添付資料) を書き込むかどうかを制御します。
true
Incremental
true に設定した場合、Windchill データの更新時に、パブリッシングされてから変更されていない部品やモデルは書き込まれません。
true
WriteRepresentationForRoot
'if_exists' に設定した場合、最上位レベルのマスターデータオブジェクトのビューデータが Windchill 部品に製品表現として添付されます。
if_exists
WriteRepresentationForChildren
if_exists に設定した場合、子部品オブジェクトのビューデータが Windchill 部品に製品表現として添付されます。
if_exists
Windchill ターゲット製品の指定 - <Windchill 設定> セクション
Model Manager 側のジョブをトリガしたユーザー用に、データが Windchill にインポートされます。
パラメータ
説明
組織
Windchill 組織名。
製品
Windchill 製品名。ライブラリといずれか一方を指定できます。
ライブラリ
Windchillライブラリ名。製品といずれか一方を指定できます。
バージョン管理
Creo Elements/Direct Model Manager でデータが変更され、Windchill で更新する必要がある場合は、次のバージョン規則が適用されます。
1. マスターデータオブジェクトの下位構造が変更された場合、Windchill 部品の新しい作業版数が Windchill に作成されます。
2. モデルまたは図面のジオメトリが変更された場合、対応する Windchill ドキュメントの新しい作業版数が作成されます。
3. Creo Elements/Direct Model Manager でモデルまたは図面のマイナーバージョンまたはメジャーバージョンが新規作成された場合、対応する Windchill ドキュメントの新しい作業版数が作成されます。
4. マスターデータ、モデル、または図面の属性値だけが変更された場合、対応する Windchill のオブジェクトは IterateOnAttributeChanges コンフィギュレーションパラメータに基づき、作業版数が作成されて上書きされます。
5. Creo Elements/Direct Model Manager に新規または修正されたファイルの添付資料がある場合、Windchill ではこのファイルが添付または更新され、作業版数は新規作成されません。
6. Creo Elements/Direct Model Manager で新しいマスターデータの改訂が作成された場合は、WindchillWindchill 部品の新しいバージョンが作成されます。
* 
この動作は、Creo Elements/Direct Model Manager で「部品の改訂番号付け」が有効な場合のみ適用されます。詳細については、Creo Elements/Direct Model Managerヘルプを参照してください。
Creo Elements/Direct Model Manager へのドキュメント保存時に上書きオプションが使用されている場合、関連アイテムへの新しい作業版数の適用方法を GatewayConfig.xml ファイルで定義できます。たとえば、モデルのジオメトリが変更された場合、前述の規則 2 が適用され、Windchill ドキュメントの新しい作業版数が作成されます。バージョン管理スイッチの IteratePartOnNewDocumentIteration を使用することで、この際にこのドキュメントにリンクされている Windchill 部品の新しい作業版数を自動的に作成するかどうかを制御できます。
バージョン管理に関するコンフィギュレーションパラメータ
パラメータ
説明
デフォルト
IterateDocumentOnNewPartIteration
true に設定した場合、Windchill ドキュメントのすべての子の新しい作業版数が作成され、Windchill 部品の新しい作業版数にリンクされます。
false
IterateOnAttributeChange
true に設定した場合、Model Manager オブジェクトの属性が変更されたときに、常に Windchill オブジェクトの新しい作業版数が作成されます。false に設定した場合は、既存の Windchill オブジェクトが更新されて上書きされます。
(Creo Elements/Direct Model Manager 18.1 M060 以降で使用可能)
true
IteratePartOnNewDocumentIteration
true に設定した場合、リンク先の Windchill ドキュメントの新しい作業版数が作成されたときに、常に Windchill 部品の新しい作業版数が (たとえば、規則 2、3、または 4 によって) 作成されます。
true
ReviseChildrenOnNewPartRevision
true に設定した場合、すべての Windchill 部品の子の新規改訂が作成され、Windchill 部品の新規改訂にリンクされます。
* 
この動作は、Model Manager で「部品の改訂番号付け」が有効な場合にのみ適用されます。
false
ドキュメント作成の制御
CadDocSelector では、どのマスターデータオブジェクトにリンクされた Model Manager ドキュメントを Windchill に公開して、対応する Windchill 部品にリンクするかを選択できます。DefaultCadDocSelector は、ドキュメントをタイプに基づいて選択します。
パラメータ
説明
デフォルト
クラス
転送されるドキュメントの Model Manager ビジネスクラスを指定します。
番号生成の制御
Windchill Gateway for Creo Elements/Direct Model Manager は、Windchill の番号ジェネレータを使用して、新しい Windchill 部品やドキュメントに部品番号またはドキュメント番号を割り当てます。HTTP リクエストを Windchill に送信することによって番号が生成されます。デフォルトでは、サーバーの認証コンフィギュレーションとは関係なく、プロトコルベースの認証スキーム (基本 HTTP 認証) が使用されます。Windchill 10.1 以降では、未承認のリクエストを代わりに使用できます。このためには、Windchill で Model Manager サーバーが信頼できるホストとして登録され、GatewayConfig.xmlcom.osm.windchill.rng.AnonymousHttpNumberReader が設定されている必要があります。
パフォーマンスを向上させるため、番号はブロック単位で読み込まれて管理されます。Windchill ゲートウェイが番号ブロックを要求し、それらの番号すべてをパブリッシングオペレーションで使用しなかった場合、これらの番号は保存され、次のパブリッシングオペレーションで使用されます。デフォルトで、Windchill ゲートウェイでは未使用の番号がファイルに保存されます。その他の保存方法を指定することもできます。
パラメータ
説明
デフォルト
NumberBlockSize
Windchill から 1 回のリクエストで要求される番号の数。これらの番号は Windchill 側でブロック化され、ゲートウェイに使用されます。
100
NumberReader
新しい部品またはドキュメントの番号を Windchill から読み込みます。未承認のリクエストには com.osm.windchill.rng. AnonymousHttpNumberReader を使用します。
com.osm.windchill.rng.ProtocolBasedHttpNumberReader
NumberStore
<File> タグを使用して、未使用の番号が保存されるファイルの名前を指定できます。絶対パスまたは <サーバー>\windchill ディレクトリからの相対パスを指定できます。
windchill ディレクトリ内の NumberStore.xml
ユーザーマッピングの制御
Model Manager 側のジョブをトリガしたユーザー用に、データが Windchill にインポートされます。このためには、Creo Elements/Direct Model Manager ユーザーを Windchill ユーザーにマッピングする必要があります。マッピングが指定されていない場合、デフォルトユーザーを使用してデータがインポートされます。Windchill Gateway for Creo Elements/Direct Model Manager ゲートウェイではそのようなマッピングを XML ファイルで簡単に指定できます。別のマッピング方法 (データベースから読み込まれたユーザーマッピング情報など) を使用することもできます。
パラメータ
説明
デフォルト
UserMapStore
<File> タグを使用して、マッピングが保存されるファイルの名前を指定できます。絶対パスまたは <サーバー>\windchill ディレクトリからの相対パスを指定できます。
windchill ディレクトリ内の UserMap.xml
マッピングを次の XML フォーマットで指定します。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" standalone="yes"?>
<UserMap>
<User ModelManagerUser="medmgr">wcadmin</User>
<User ModelManagerUser="user1">demo</User>
</UserMap>
Windchill 設定の指定 - <Windchill 設定> セクション
Windchill 専用のマッピングパラメータを、次のように設定します。
パラメータ
説明
デフォルト
FolderPath
オブジェクトが作成される Windchill フォルダへのパス。
/Default
DomainName
Windchill オブジェクトのドメイン名。
/Default
Department
Windchill オブジェクトの部門。
ENG
VersionLevel
Windchill オブジェクトに使用されるバージョンレベル。
1
UfidRepositoryID/UfidDomain
Creo Elements/Direct Model Manager によって生成される Windchill オブジェクト UFID のエレメント。
ModelManagerGateway
Windchill 部品の設定 - <WTPartFactory> セクション
このセクションには、Windchill 部品の値と添付資料を制御するエントリがあります。
パラメータ
説明
デフォルト
UfidGenerator
カスタマイズのセクションを参照してください。
なし
NumberGenerator
カスタマイズのセクションを参照してください。
なし
StateMap
Windchill のライフサイクル状態への Creo Elements/Direct Model Manager のライフサイクル状態のマッピングを定義します。
<Map> タグで指定されているマッピング。明示的にリストされていない Creo Elements/Direct Model Manager の状態はすべて <DefaultState> にマップされます。
属性
属性マッピングのセクションを参照してください。
なし
IBA
属性マッピングのセクションを参照してください。
なし
ContentItems
コンテンツアイテムの設定 - <ContentItems>のセクションを参照してください。
JPEG サムネイル
製品表現
製品表現の設定 - <Representations>のセクションを参照してください。
3D の場合: PVZ
2D の場合: DXF
Windchill ドキュメントの設定 - <WTDocumentFactory> セクション
このセクションには、Windchill ドキュメントの値と添付資料を制御するエントリがあります。
パラメータ
説明
デフォルト
UfidGenerator
カスタマイズのセクションを参照してください。
なし
NumberGenerator
カスタマイズのセクションを参照してください。
なし
StateMap
Windchill のライフサイクル状態への Creo Elements/Direct Model Manager のライフサイクル状態のマッピングを定義します。
<Map> タグで指定されているマッピング。明示的にリストされていない Creo Elements/Direct Model Manager の状態はすべて <DefaultState> にマップされます。
属性
属性マッピングのセクションを参照してください。
なし
IBA
属性マッピングのセクションを参照してください。
なし
ContentItems
コンテンツアイテムの設定 - <ContentItems>のセクションを参照してください。
JPEG サムネイル
Model Manager Link File (MMLF)
製品表現
製品表現の設定 - <Representations>のセクションを参照してください。
なし
Windchill 部品の親子リンクの設定 - <WTPartUsageLinkFactory> セクション
このセクションには、Windchill 部品の親子リンクの値を制御するエントリがあります。
パラメータ
説明
属性
属性マッピングのセクションを参照してください。
IBA
属性マッピングのセクションを参照してください。
コンテンツアイテムの設定 - <ContentItems> セクション
このセクションでは、Windchill 部品または Windchill ドキュメントに添付される一連のファイルを指定します。Creo Elements/Direct Model Manager に特定のフォーマットがすでに存在しなければなりません。
パラメータ
説明
FileType
wmconf.xml の <FileType> エレメントで指定されているファイルタイプ。
属性
評価のためにコンテンツアイテムに適用される属性。属性マッピングのセクションを参照してください。
製品表現の設定 - <Representations> セクション
このセクションでは、Windchill 部品または Windchill ドキュメントに添付される製品表現を指定します。Creo Elements/Direct Model Manager に特定のフォーマットがすでに存在しなければなりません。
パラメータ
説明
FileType
wmconf.xml の <FileType> エレメントで指定されているファイルタイプ。
属性
評価のために製品表現に適用される属性。属性マッピングのセクションを参照してください。
アダプタの設定 - <Adapter> セクション
このセクションでは、Gateway Service、MOM サーバー、Windchill 間の通信設定を行います。これらの値を修正するには、必ず Creo Elements/Direct Model Manager.server コンフィギュレーションツールを使用します。
カスタマイズ
エクスポートオペレーションのデフォルト実装をカスタム実装に置き換えることができます。Creo Elements/Direct Model Manager 用にカスタムコードを記述する方法については、「Model Manager カスタマイズガイド」を参照してください。
特定のオペレーションをカスタム実装に置き換えるには、次の 2 つの手順を実行します。
1. そのオペレーションに定義されているインタフェースを実装します。通常、新しい実装は元の Java クラスから派生し、適切なメソッドを上書きすることで特定のステップを追加または修正します。
2. GatewayConfig.xml 内のコンポーネントの java_class 属性に新しい実装を登録します。
たとえば、エクスポートするドキュメントを選択するときのアルゴリズムを変更するには、次の手順を実行します。
1. IDocumentSelector インタフェースを実装します。
public class MyDocumentSelector extends XmlConfigurable implements IDocumentSelector
{
….
}
2. GatewayConfig.xml 内の <DocumentSelector> エレメントに新しい実装を登録します。
<DocumentSelector java_class="com.osm.windchill.export.MyDocumentSelector ">
...
</DocumentSelector>
置き換え可能なコンポーネントのリストを次の表に示します。
XML エレメント
説明
実装するインタフェース
デフォルトの実装
<Exporter>
メインのエクスポートステップを定義します。
com.osm.integration.export.IExporter
com.osm.windchill.export.DefaultWindchillExporter
<VersioningRule>
Windchill の新しい改訂または作業版数を作成するタイミングを決定する規則を定義します。
com.osm.windchill.export.IVersioningRule
com.osm.windchill.export.DefaultVersioningRule
<DocumentSelector>
Windchill ドキュメントにマッピングするドキュメントを選択します。
com.osm.windchill.export.IDocumentSelector
com.osm.windchill.export.DefaultDocumentSelector
<NumberReader>
新しい Windchill 部品またはドキュメントの番号を収集します。デフォルトの実装です。
com.osm.windchill.rng.INumberReader
com.osm.windchill.rng.WindchillNumberReader (HTTP リクエストを通して Windchill から番号を検索)
<NumberStore>
Windchill でブロック化されたがまだ使用されていない番号の保存方法。
com.osm.windchill.rng.INumberStore
com.osm.windchill.rng.XMLNumberStore (サーバーのファイルシステム上の XML ファイルにユーザーマッピングを保存)
<UfidGenerator>
新規 Windchill 部品または Windchill ドキュメントの UFID を生成します。
com.osm.windchill.export.IUfidGenerator
com.osm.windchill.export.DefaultUfidGenerator
<UserMapStore>
ユーザーマッピング情報の保存方法。
com.osm.windchill.mapping.IUserMapStore
com.osm.windchill.mapping.XMLUserMapStore (サーバーのファイルシステム上の XML ファイルにユーザーマッピングを保存)
<NumberGenerator>
新規 Windchill 部品または Windchill ドキュメントの番号を生成します。
com.osm.windchill.rng.INumberGenerator
com.osm.windchill.rng.WindchillNumberGenerator (Windchill から読み込まれた番号を割当 - <WindchillNumberManager> も参照)
Windchill で自動番号付けがオフになっている場合、番号生成 (ひいてはエクスポートオペレーション) が失敗します。この場合、<AutonumberingOffHandler> エレメントで別の番号ジェネレータを指定できます。
<StateMap>
Windchill のライフサイクル状態への Creo Elements/Direct Model Manager のライフサイクル状態のマッピングを定義します。
com.osm.windchill.mapping.ILifecycleStateMap
com.osm.windchill.mapping.DefaultLifecycleStateMap (GatewayConfig.xml で指定されているマッピングを適用)
実際の XML ファイルを IXB フォーマットで作成する場合、次のコンポーネントによって制御します。インタフェースと実装はすべて com.osm.windchill.wt パッケージにあります。
XML エレメント
説明
実装するインタフェース
デフォルトの実装
<WTPartFactory>
Windchill 部品の XML ファイルを作成します。
IWTPartFactory
DefaultWTPartFactory
<WTDocumentFactory>
Windchill ドキュメントの XML ファイルを作成します。
IWTDocumentFactory
DefaultWTDocumentFactory
<WTPartUsageLinkFactory>
Windchill 部品の親子リンク XML ファイルを作成します。
IWTPartUsageLinkFactory
DefaultWTPartUsageLinkFactory
<WTPartDescribeLinkFactory>
Windchill 部品の説明リンク XML ファイルを作成します。
IWTPartDescribeLinkFactory
DefaultWTPartDescribeLinkFactory
<WTContentItemFactory>
Windchill 部品または Windchill ドキュメントの XML ファイルに追加されるコンテンツアイテムの参照を作成します。
IWTContentItemFactory
DefaultWTContentItemFactory
<WTContentItemFileFactory>
Windchill 部品または Windchill ドキュメントに添付される、実際のコンテンツアイテムファイルを作成します。
IWTContentItemFileFactory
DefaultWTContentItemFileFactory
<RepresentationFactory>
製品表現の XML ファイルを作成します。
IRepresentationFactory
DefaultRepresentationFactory
<RepresentationJarFactory>
Windchill 部品または Windchill ドキュメントに添付される、実際の製品表現を作成します。
IRepresentationJarFactory
DefaultRepresentationJarFactory
属性マッピング
Windchill オブジェクトの属性は、マッピングとともに GatewayConfig.xml で次のフォーマットで指定します。
<Windchill 属性名>%Model Manager 属性名%</Windchill 属性名>
Creo Elements/Direct Model Manager の属性は、データベース属性、または対応する Java ビジネスオブジェクトの属性です。Creo Elements/Direct Model Manager の複数のソース属性を指定することもできます。
Creo Elements/Direct Model Manager Part 属性から Windchill WTPart 属性へのマッピングの例を次に示します。
1. <DefaultUnit>ea</DefaultUnit>
Windchill 部品の DefaultUnit 属性が定数値 ea に設定されます。
2. <Name>%Name%</Name>
Windchill Part オブジェクトで getName メソッドを評価することにより、Creo Elements/Direct Model Manager 部品の Name 属性が決定されます。
3. <Name>%DESCRIPTION%</Name>
MASTERDATA オブジェクトの DESCRIPTION 属性を評価することにより、Windchill 部品の Name 属性が決定されます。
4. <Name>%Name% - %ClassName%</Name>
Windchill 部品の Name 属性は、Creo Elements/Direct Model Manager オブジェクトの getName および getClassName の値を組み合わせて生成されます。
ターゲットエレメントの追加の XML 属性によってマッピングをさらに調整できます。
XML 属性
説明
使用可能な値
デフォルト
type
ソースオブジェクトの属性の型。
ブール、整数、float、日付、文字列
文字列
source_class
Creo Elements/Direct Model Manager のソースオブジェクトにこの Java タイプがある場合にのみ、マッピングが適用されます。
Java クラス名
java.lang.Object
format
値のフォーマット文字列。
Java フォーマット (日付の値のみ)。
null
max_length
属性値の最大長さ。
no limit (制限なし)
特別なマッピングが必要な場合は、各属性にカスタマイズされた実装を指定できます (たとえば、PartType 属性の指定)。
XML エレメント
説明
実装するインタフェース
デフォルトの実装
<属性名>
単一の属性のマッピングを定義します。
com.osm.windchill.mapping.IAttributeMap
com.osm.windchill.mapping.WTAttributeMap
上位レベルで、すべての属性のマッピングアルゴリズムをカスタマイズすることもできます。
XML エレメント
説明
実装するインタフェース
デフォルトの実装
<Attributes>
Windchill オブジェクトに対する属性値の設定方法を定義します。
com.osm.windchill.mapping.IAttributeMapper
com.osm.windchill.mapping.WTAttributeMapper
<Ibas>
Windchill オブジェクトに対する IBA 値の設定方法を定義します。
com.osm.windchill.wt.IIbaFactory
com.osm.windchill.wt.IbaFactory
選択規則
ゲートウェイで、Creo Elements/Direct Model Manager のエレメントの変更の有無を定期的にチェックして変更内容を Windchill に送信するスケジュールタスクを設定できます。タスクには、チェックするエレメントをすべて選択するための規則が備わっています。スケジュールの期日になると、規則が評価され、それによって選択されたエレメントがチェックされ、必要に応じて更新されます。デフォルトで、ゲートウェイにはいくつかのタスクタイプと一般的な選択規則が用意されています。規則を簡単にカスタマイズできます。新しいタスクと選択規則を追加することもできます。
選択規則
説明
名前によって部品を選択
名前のパターンによってオブジェクトを選択します。ワイルドカードとして * を使用できます。
保存した検索によって部品を選択
ユーザーが定義した保存済みの検索によってオブジェクトを選択します。
パケットの部品を選択
パケット内のすべてのオブジェクトを選択します。
プロジェクトの部品を選択
プロジェクト内のすべてのオブジェクトを選択します。
以降に修正された部品を選択
<ユーザー指定> 日以内に修正されたオブジェクトを選択します。
以降にリリースされた部品を選択
<ユーザー指定> 時間以内にリリースされたオブジェクトを選択します。
新しい選択規則を使用したタスクタイプの追加
タスクタイプを追加または削除するには、taskagent\jobconfig ディレクトリ内で XML コンフィギュレーションファイルを追加または削除します (Model Manager Customization Guide の「Task Agent のカスタマイズ」セクションを参照してください)。完全な SQL クエリー構文にアクセス可能な追加の規則の例が taskagent\jobconfig\samples にあります。
新しいタスクを追加するには次の手順に従います。
1. ジョブコンフィギュレーション XML ファイルを新規作成します。windchill で始まるジョブタイプを使用します。
2. サーバーの taskagent\jobconfig ディレクトリに XML ファイルを追加します。
3. clntwin\gatewaybuild.bat スクリプトを実行して、クライアント展開パッケージを新規作成します。