エンタープライズ管理 > Windchill ESI の実装 > ORACLE Applications 環境での Windchill ESI の実装 > Windchill ESI アーキテクチャについて > XML スキーマの仕様
  
XML スキーマの仕様
前述のように、Windchill PDMLink のデータは XML フォーマットであり、プレーンな XML または Simple Object Access Protocol (SOAP) Remote Procedure Call (RPC) メッセージとして転送されます。SOAP メッセージは、データをテキスト形式で表示した XML ドキュメントです。XML ドキュメントは明確な構造を持ち、異なるプラットフォーム間や開発システム間で移植できます。
XML ドキュメントの構造は XML スキーマによって定義され、通常は文書型定義 (DTD) または XML スキーマ定義 (XSD) によって表されます。XML ドキュメントの構造を記述する XML ベースの文法として、XSD 言語が最近開発されました。
XSD の目的は、XML ドキュメントの有効なビルディングブロックを定義することです。有効なエレメントのリストでドキュメント構造を定義します。XSD は、XML ドキュメントのインライン、または外部参照として宣言できます。XSD を使用すると、別のグループの人々が共通の XSD を使用してデータを交換できます。アプリケーションで標準的な XSD を使用して、外部から受信したデータが有効であることを確認できます。
スキーマ認識を検証するパーサーは、XSD スキーマに対して XML ドキュメントを検証し、その相違点を報告できます。スキーマには、有効なエレメント、その内容、使用方法、データタイプ、および基本的なエレメントとの関係が含まれています。Windchill ESI のすべての XML スキーマは XSD によって記述されます。XML スキーマでは、XML 属性ではなく子エレメントを使用して、Windchill オブジェクト属性を定義します。XML データ構造における再帰的なループはサポートされません。Windchill ESI スキーマは TIBCO BusinessWorks リポジトリに含まれています。
スキーマは、Windchill ESI コンポーネント間でやり取りするデータ構造を表すので、特に新しいデータエレメントを追加する場合や、エラー処理またはログ作成で変更を行う場合には、その構造を理解する必要があります。また、スキーマを理解することは、システムインテグレーターや管理者がシステムの公開や保守を行うときのトラブルシューティングでも役立ちます。
以下の表は、Windchill ESI サービスと EAI ソフトウェアコンポーネント間のインタフェースを定義する重要なスキーマを示します。スキーマの詳細については、XML スキーマを参照してください。XML の詳細については、次の Web サイトを参照してください。http://www.w3c.org/XML/Schema
スキーマ
説明
ソース
ターゲット
ESIPostResult
パブリッシングされたオブジェクトの成功または失敗のステータスが含まれています。
EAI ソフトウェアコンポーネント
Windchill
ESIResponse
製品構造およびその他の関連情報を含み、パブリッシングのために Windchill からリリースされたオブジェクトを表します。
Windchill
EAI ソフトウェアコンポーネント
ESIResultResponse
ESIPostResult 操作の完了ステータスが含まれています。
Windchill
EAI ソフトウェアコンポーネント