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プロセス計画
Windchill ESI では、Windchill MPMLink 内に作成したプロセス計画を Oracle Applications などの配布ターゲットにパブリッシングできます。Windchill ESI からプロセスプランをパブリッシングする作業には、リスト内の関連するすべての部品と BOM オブジェクトをパブリッシングする作業も含まれます。関連する処理リソースと関連する部品についてのオペレーションもパブリッシングされます。
さまざまな属性を Windchill MPMLink のプロセス計画に関連付けると、属性が Windchill ESI から EAI ソフトウェアコンポーネントに渡されます。渡される属性は次のとおりです。
番号
名前
カテゴリ
基本数量単位 (Base Unit of Measure)
配布ターゲット
オペレーション
作業指示
シーケンス
リソース
ロットサイズ (Lot size)
最終更新ユーザー (Last Changed By)
グループカウンタ
ビュー
ライフサイクル状態
日付エフェクティビティ
シリアル番号エフェクティビティ (Serial Number Effectivity)
ロット番号エフェクティビティ (Lot Number Effectivity)
作業版数
バージョン
以前にパブリッシングしたバージョン
* 
オペレーションと組み合わせたプロセス計画をパブリッシングする際には、作業拠点と所属をオペレーションに割り当てておく必要があります。また、作業拠点には属性として時間値を持たせます。これにより、アクティビティが作成できるようになります。作業拠点が属性として時間値を持たない場合、アクティビティは作成されません。リソースをスケジュールするには、リソースの測定単位 (UOM) を時間 (HR) に設定します。さらに、処理するリソースと作業拠点が属するリソースグループも使用する必要があります。
プロセスデータが Windchill ESI サービスによってパブリッシングされると、EAI ソフトウェアコンポーネントによってプロセス計画属性が Oracle Applications のルーティング属性にマッピングされます。次の表は、プロセス計画属性と Oracle Applications の製造属性のマッピングを示します。
表 97. Windchill のプロセス計画属性と Oracle Applications のルーティング属性のマッピング
プロセスプラン属性
Oracle Applications のルーティング属性
改訂
Revision of the Routing
Distribution Target
組織
部品
Item number
オペレーション
オペレーション
リソース
リソース
オペレーション
さまざまな属性を Windchill MPMLink のプロセス計画のオペレーションに関連付けると、属性が Windchill ESI から EAI ソフトウェアコンポーネントに渡されます。渡される属性は次のとおりです。
Operation Label
説明
オペレーションホルダー番号 (Operation Holder Number) (親プロセス計画番号、シーケンス番号、またはオペレーション番号)
セットアップ時間 (Set up Time)
処理時間 (Processing Time)
作業時間 (Labor Time)
待機時間 (Waiting Time)
キュー時間 (Queue Time)
数量
最終更新ユーザー (Last Changed By)
名前
番号
日付エフェクティビティ
オペレーションホルダータイプ (Operation Holder Type)
説明
基本数量単位 (Base Unit of Measure)
移動時間 (Move Time)
セットアップコスト (Setup Cost)
キューコスト (Queue Cost)
作業コスト (Labor Cost)
処理コスト (Processing Cost)
待機コスト (Waiting Cost)
分解コスト (Teardown Cost)
移動コスト (Move Cost)
ビュー
作業版数
バージョン
ERP 検証コード (ERP Validation Code)
オペレーションデータが Windchill ESI サービスによってパブリッシングされると、EAI ソフトウェアコンポーネントによって Windchill のオペレーション属性が Oracle の製造テーブル属性にマッピングされます。次の表は、Windchill のオペレーション属性と Oracle の製造属性のマッピングを示します。
Windchill のオペレーション属性
Oracle の製造オペレーション属性
Description
説明
Operation Label
Operation Sequence
ERP 検証コード
マッピングなし
スケジュール済み
「はい」の場合、Oracle 内でスケジュールされた「作業拠点割り当て」が「はい」に設定されていることを示します。「いいえ」に設定されている場合、スケジュールされた「作業拠点割り当て」は「いいえ」に設定されています。
部門
Department
Work Center
オペレーション中で 1 回以上定義されているすべてのリソース。
処理リソース
セクション「オペレーションの消耗品リソース割当」を参照してください。
割り当てられた部品
セクション「オペレーションに割り当てられた部品」を参照してください。
オペレーションに割り当てられた部品
さまざまな属性を Windchill MPMLink のプロセス計画内のオペレーションに割り当てられた部品に関連付けると、オペレーションに割り当てられた部品の属性が Windchill ESI から EAI ソフトウェアコンポーネントに渡されます。渡される属性は次のとおりです。
部品番号 (これはプロセス計画に関連付けられたアセンブリのコンポーネント部品の番号です)
オペレーションに割り当てられた部品のリンクにあるオペレーション番号 (Operation Number in Operation Allocated Part Link)
オペレーションのオペレーションラベル (Operation Label)
Assembly Part Number
BOM 用途
BOM 代替
数量
数量単位
オペレーションに関連付けられた部品のデータが Windchill ESI サービスによってパブリッシングされると、EAI ソフトウェアコンポーネントによって Windchill のオペレーションに関連付けられた部品の属性が Oracle の製造属性にマッピングされます。次の表は、Windchill のオペレーションに関連付けられた部品の属性と Oracle の製造属性のマッピングを示します。
Windchill のオペレーションに割り当てられた部品属性
Oracle の製造属性
Assembly Part Number
オペレーションシーケンス番号をコンポーネントに割り当てるために作成または変更する必要のある部品表。
コンポーネント部品番号 (Component Part Number)
オペレーションシーケンスが適用される Component Number
関連付けられたオペレーション番号のオペレーションラベル
割り当てられたコンポーネントの Operation Sequence Number
オペレーションの消耗品リソース割当
さまざまな属性を Windchill MPMLink のプロセス計画のオペレーションの消耗品リソース割当に関連付けると、属性が Windchill ESI から EAI ソフトウェアコンポーネントに渡されます。渡される属性は次のとおりです。
割当番号
番号
数量
数量単位
リソースカテゴリ
* 
処理リソースはすべて Oracle Applications システム内に存在する必要があります。
オペレーションの消耗品リソース割当のデータが Windchill ESI サービスによってパブリッシングされると、EAI ソフトウェアコンポーネントによって Windchill のオペレーションの消耗品リソース割当の属性が Oracle の製造属性にマッピングされます。以下の表は、Windchill のオペレーションの消耗品リソース割当の属性と Oracle の製造属性のマッピングを示します。
Windchill の消耗品リソース
割当属性
Oracle の製造属性
番号
リソースコード
使用率 (Usage rate)
使用率 (Usage rate)
スケジュールフラグ (Schedule Flag)
Scheduled (Yes または No)
制御特性
Windchill MPMLink 内で作成され、部品 (または、プロセス計画やオペレーションなどの製造オブジェクト) に関連付けられた制御特性が、配布ターゲットにパブリッシングされる場合があります。部品 (またはプロセス計画) に関連付けられた制御特性がパブリッシングされるかどうかは、配布ターゲットの特定の属性によって決定されます。たとえば、「部品のパブリッシング時に制御特性をパブリッシング」属性が「はい」に設定されている場合は、部品に関連付けられた制御特性がレンダリングされ、ESI レスポンスで送信されます。同様に、プロセス計画 (またはオペレーション) に関連付けられた制御特性は、「プロセス計画パブリッシング時に制御特性をパブリッシング」属性の値が「はい」の場合にパブリッシングされます。デフォルトでは、これらの属性の値はどちらも「いいえ」です。
* 
次のことに注意してください。
制御特性は製品製造エクスプローラを使用して作成し、部品または製造オブジェクトに関連付けることができます。
オペレーションに関連付けられた制御特性は、配布ターゲット属性の「プロセス計画パブリッシング時に制御特性をパブリッシング」の値が「はい」の場合に、それを保持しているプロセス計画のパブリッシング時にパブリッシングされます。この動作は、制御特性が同時に部品に関連付けられていて、「部品のパブリッシング時に制御特性をパブリッシング」属性の値が「いいえ」の場合でも実行されます。
渡される属性は次のとおりです。
番号
名前
最終更新ユーザー (Last Changed By)
説明
重要度
バージョン
モデルアイテム参照
配布ターゲット
「モデルアイテム参照」属性は、パブリッシングされる制御特性に関連付けられたモデルアイテムへの参照を保持します。
モデルアイテムのタイプに応じて、その他の属性が渡される場合もあります。詳細については、Windchill Enterprise Systems Integration Implementation Guide - SAP または Windchill Enterprise Systems Integration Implementation Guide - Oracle Applications を参照してください。
* 
モデルアイテムの EPM ドキュメントが、保持している制御特性のオーナーに関連付けられていない場合は、制御特性のパブリッシングが失敗します。
* 
Windchill ESI は、制御特性を保持している部品またはプロセス計画と同じ配布ターゲットに、制御特性をパブリッシングします。
Windchill ESI は、部品、プロセス計画、またはオペレーションに関連付けられた制御特性をパブリッシングするときに、関連付けに関する次の情報を、それぞれ Windchill PDMLink から EAI ソフトウェアコンポーネントに渡します。
MPMPartQualityLink
MPMProcessQualityLink
MPMOperationQualityLink
これらは、関連付けられているオブジェクトに関する情報を保持します。たとえば、ESI レスポンスの PartQualityLink エレメントは、部品の名前と番号および関連付けられている制御特性を保持します。OperationQualityLink エレメントはいくつかの追加情報を保持し、次のような属性が保持されます。
割当タイプ
サンプリング量
サンプリング単位
頻度
* 
制御特性とその関連付けは ESI レスポンスで送信されますが、EAI ソフトウェアコンポーネントでは無視されます。