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オブジェクトの番号付け
このセクションでは、Windchill PDMLink と ERP システムの、さまざまなオブジェクトの番号付けの特徴と違いについて説明します。
オブジェクトの番号付けおよび属性フィールド長の違い
Windchill と Oracle Applications では、変更通知番号と Reference Designators の最小長および最大長が異なります。この違いにより、Windchill PDMLink から Oracle Applications に変更通知オブジェクトをパブリッシングするとエラーが発生する場合があります。フィールド長の違いは、Windchill ESI で処理されるオブジェクトタイプ (部品、BOM、オペレーションラベル、リソース番号、変更通知) ごとに分類できますが、Oracle Applications のこれらのフィールドの最大長は、Windchill の最大フィールド長より短いため、変更通知番号と Reference Designators についてのみ、フィールド長の上限を設定する必要があります。
オブジェクトタイプ
Windchill の最大フィールド長
Oracle Applications の最大フィールド長
部品番号
40
18
部品名 / 説明
60
240
変更通知番号
32
10
変更通知名 (CN Name)
256
2000
参照指定子
200
10
Operation Label
制限なし
4
Resource Sequence Number
40
4
Department
制限なし
10
フィールド長の差異 - 補正方法の決定
これらのフィールド長の差異は Windchill で補正できます。デフォルトの Windchill および Oracle Applications の情報は、以下のドキュメントを参照してください。
Windchill PDMLink でのフィールド長の制限方法については、Windchill Customizer's Guide の説明を参照してください。
Windchill PDMLink での自動番号付け方法については、Windchill Administrator's Guide の説明を参照してください。
上記のドキュメントには、Windchill PDMLink、あるいは ERP システムがカスタマイズされている場合に、フィールド長の差異を補正する方法が記載されています。
オブジェクトの番号付けプロパティ
Windchill PDMLink でオブジェクトの番号付けを制御するプロパティのために以下の特徴が存在しています。
自動番号付けプロパティは、「オブジェクト初期化規則アドミニストレータ」で制御します。オブジェクトタイプごとに、自動番号付けを有効または無効にする一意のプロパティがあります。以下に例を示します。
wt.enterprise.GeneratedIdentificationObject.ChangeOrderGenerator.number.format=WFN-ECN{GEN\:wt.enterprise.SequenceGenerator\
:WTCHANGEORDERID_seq\5\:0}
自動番号付けプロパティでは以下のオブジェクトを処理します。
部品
ドキュメント
CAD ドキュメント
管理ベースライン
製品コンフィギュレーション
製品
変更管理オブジェクト
プロセス計画
リソースグループ
加工材料
技能
ツーリング
シーケンス
自動番号付けを有効にすると、開始番号を決定する (Oracle Sequence への変更)、番号の前に英文字を付加する、文字数を指定する、埋め込み値を指定するなどの作業を行うことができます。
自動番号付けプロパティはサイトレベルで制御されます。
自動番号付けプロパティは、「サイト」メニューではなく「オブジェクト初期化規則アドミニストレータ」ページで設定できます。