エンタープライズ管理 > Windchill ESI の実装 > ORACLE Applications 環境での Windchill ESI の実装 > Windchill ESI アーキテクチャについて > Windchill ESI サービス > メッセージフロー
  
メッセージフロー
以下の図は、Windchill ESI のメッセージ通信プロセスフローを示します。
丸で囲まれた番号は以下のアクティビティに対応しています。
1. Windchill PDMLinkWindchill ESI サービスにオブジェクトの状態が変化したことを通知します。
2. Windchill ESI サービスは、リリース済みオブジェクトに関連する配布ターゲットを移動させ、所定の ERP インスタンスに属する各ターゲットセットについて、適切な getXXX API を呼び出すことにより、ESI レスポンスメッセージを生成します。レスポンスメッセージの生成のほかに、API は、リリース済みオブジェクトをパブリッシング保留中としてマークします。
3. 次に、レスポンスメッセージは、関連する JMS キューに配置され、デフォルトでは com.ptc.windchill.esi.DataResponse という名前が付きます。ターゲットの Oracle Applications システムの <DSN> (データソース名)
4. EAI ソフトウェアコンポーネントは、JMS メッセージに含まれる Windchill PDMLink データを処理します。
* 
ステップ 4 とステップ 5 の間で、EAI ソフトウェアコンポーネントまたは配布ターゲットでは、大量の処理が発生します。これは前ページにある図には記述されていません。
Windchill PDMLink
5. EAI ソフトウェアコンポーネントは配布ターゲットから確認を受信し、SOAP フォーマットの Result RPC リクエストを作成します。
6. RPC リクエストは、結果の JMS キューに書き込まれます。デフォルトのキュー名は com.ptc.windchill.esi.Result です。
7. Info*Engine は、RPC リクエストを受け取り、SOAP RPC パラメータおよび JMS メッセージプロパティを Windchill ESI サービスタスクのパラメータに変換します。
8. Windchill ESI サービスタスクは、Windchill ESI サービスのメソッドを呼び出し、配布ターゲットの確認を記録します。
9. Windchill ESI サービスは、適切な RPC 結果レスポンスメッセージを作成します。Info*Engine は、結果レスポンスメッセージを SOAP RPC レスポンスとしてフォーマットします。
10. Info*Engine は、RPC リクエストで指定された JMS キューの RPC レスポンスを保存します。これは、一時的に作成されたキューであり、その後、TIBCO EMS によって自動的に名前が決定されます。
11. EAI ソフトウェアコンポーネントは結果レスポンスメッセージを処理します。
* 
1 つの Windchill ESI リリースに対して、上記のステップが何度も繰り返される場合があります。これらのステップは、リリース済みオブジェクトに関連する ERP インスタンスごとに 1 回ずつ実行され、一連のステップの 1 回の実行は、1 つの Windchill ESI トランザクションを意味します。したがって、1 つのリリースにより、そのリリース内の ERP インスタンスと同じ数の Windchill ESI レスポンスメッセージおよび Windchill ESI トランザクションの PostResult RPC リクエストが生成されます。postEvent API の呼び出しが発生する場合もあります。詳細については、トランザクション管理を参照してください。このセクションで述べたデフォルトキュー名は、特定の Windchill ESI プリファレンスによって変更できます。詳細については、Windchill Enterprise Systems Integration Customizer's Guide - Oracle Applications を参照してください。