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最新オブジェクト以外のチェックアウト
以前のバージョンの CAD ドキュメントまたはダイナミックドキュメントに戻す必要が生じることがあります (この機能で現在サポートされているのはこの 2 つのオブジェクトタイプだけです)。オブジェクトの最新の作業版数の「バージョン履歴」を使用すると、以前の作業版数を識別し、その情報ページを表示して、チェックアウトを開始できます。一般に、最新作業版数以外のチェックアウトは、最新作業版数のチェックアウトを開始する場所と同じ場所から開始できます。ワークスペースページ、ワークスペースの「プロパティを編集」ページ、および「チェックイン」ページなどで使用できる行レベルのチェックアウトは、例外です。
オブジェクトの最新作業版数以外のチェックアウトは、以下を条件としてサポートされています。
コンテキストレベルのプリファレンスが、最新オブジェクト以外のチェックアウトを許可するよう設定されています。このプリファレンスは、このトピックで後述するコンフリクトメッセージを表示することなくチェックアウトできるよう設定できます。詳細については、Using Creo Parametric with Windchill を参照してください。
チェックアウトする作業版数が最新でないという警告が表示されます。
「チェックアウトし、ワークスペースに追加」ページを使用してチェックアウトを実行すると、「イベント管理」ユーティリティで、最新の作業版数以外はチェックアウトできないことを示すコンフリクトメッセージが表示されます。これは、「コンフリクト管理」を使用してオーバーライドできるコンフリクトです。
オブジェクトのその他の作業版数は現在のところチェックアウトできません。また、最新以外の作業版数をチェックアウトすると、そのオブジェクトのほかのすべての作業版数に "チェックアウト済み" の記号が付きます。この記号は、ほかの作業版数を同時にチェックアウトできないことを示します。(「バージョン履歴」テーブルでは、混乱を避けるため、実際にチェックアウトされた作業版数のみにチェックアウト済みの記号が表示されます)。
最新の作業版数でない初期選択したオブジェクトの関連オブジェクトを収集する場合、デフォルトのコンフィギュレーションは初期選択したオブジェクトの「保管状態」コンフィギュレーションです (「最新」ではありません)。これは、Windchill の「チェックアウトのコンフィギュレーションを設定」プリファレンスを使用して修正できます。
オブジェクトをチェックインし直すと、最新の作業版数になります。「バージョン履歴」テーブルには、最新の作業版数の作成元となった以前の作業版数が記録されます。
チェックアウトしたオブジェクトでは、前の作業版数のコンテンツ (CAD ドキュメントの場合のみ) とメタデータの両方が保持されます。ただし、チェックインすると、以前に最新であった作業版数のライフサイクル状態が前の作業版数に割り当てられます。
以前の作業版数をプロジェクトからワークスペースにチェックアウトできるのは、以下の場合です。
バージョンがプロジェクトに対してネイティブであるか、プロジェクトにチェックアウトされている
オブジェクトが個人によってチェックアウトされていない
バージョンが Windchill PDMLink のプロジェクトと共有されていない
最新でない作業版数をチェックインして最新の作業版数にすると、オブジェクト間の関連付けに以下のような影響が考えられます。
子部品リンク - 構造内の親と子のリンクが維持されます。
コンテンツリンク - コンテンツリンクによって関連付けられた部品と CAD ドキュメントに別々に作業版数を適用 (チェックイン) された場合、新しい作業版数では最初に関連付けられていたピアオブジェクトへの関連付けが維持されます。部品と CAD ドキュメントの両方に作業版数が適用された場合は、2 つのピアオブジェクト間に新しいコンテンツリンクが生成されます。
オーナーリンク - CAD ドキュメントに作業版数が適用された場合は、そのピア部品 (オーナーリンクによって関連付けられたもの) もシステムによって作業版数が適用されます。