新規 CAD ドキュメントの作成

テンプレートを選択せずに CAD ドキュメントを作成することはできません。「新規 CAD ドキュメント」ウィンドウの上部にあるフィールド選択メニューの値は、利用可能な CAD ドキュメントテンプレートに基づいてフィルタされます。たとえば、あるオーサリングアプリケーションに使用可能なテンプレートがない場合、そのオーサリングアプリケーションはオーサリングアプリケーションの選択メニューに表示されません。同様に、テンプレートが作成されていないタイプは「タイプ」メニューに表示されません。

ウィンドウの上側にあるフィールドメニューで値を選択するとその他のメニューが更新され、選択した値に基づいてフィルタされたリストが表示されます。

1. ワークスペースで、「ファイル」 > 「新規」 > 「CAD ドキュメント」の順に選択するか、「新規 CAD ドキュメント」アイコン

をクリックします。

「新規部品」ウィンドウで「CAD ドキュメントを作成」チェックボックスをオンにすることによっても新規 CAD ドキュメントを作成できます。

主な派生元属性は新規 CAD ドキュメントのコンテキストです。有効なテンプレート、有効なオーサリングアプリケーションなど、ほかの属性のドロップダウンメニューで使用可能な値は、コンテキストに基づいて決まります。また、一般属性の詳細には、オブジェクト初期化規則コンフィギュレーションを通じて決まるものもあるため、コンテキストによって異なります。有効な属性値を使用するためには、コンテキストを変更するときに後続の属性の値を選択し直す必要があります。

コンテキストを変更する場合、後続の属性の値を選択する前に変更してください。

◦ オーサリングアプリケーション - オーサリングアプリケーションを選択すると、「カテゴリ」、「タイプ」、「テンプレート名」などのその他の属性の値が事前選択される場合があります。

◦ 「テンプレート名」(必須フィールド) - 新規 CAD ドキュメントが参照する CAD ドキュメントテンプレート名 (ファイル拡張子を含む) を選択します。テンプレート名を選択することによって、「属性」表示枠に表示される属性が決まります。

テンプレートのフィルタは、先行するフィールドの値に基づいています。フィルタの実行順序は、「新規 CAD ドキュメント」ウィンドウにリストされているフィールドと同じです。たとえば、「オーサリングアプリケーション」を選択すると、その下の残りのフィールドがフィルタされます。同様に、「カテゴリ」を選択すると、その下のフィールドがフィルタされます。このユーザビリティパターンに従って適切なテンプレートを表示する必要があります。

「デフォルト」をクリックすると、現在選択しているテンプレートをデフォルトとして保存できます。「新規 CAD ドキュメント」ウィンドウを再び開くと、保存済みのデフォルト値が「テンプレート名」メニューで事前選択されます。

組織情報を表示するプリファレンスを設定した場合、「組織 ID」の値も設定できます。組織の選択を参照してください。

3. 「属性」表示枠で属性の値を入力または選択します。使用可能な属性は選択したテンプレートによって異なりますが、一般的に初期状態では以下に示すような属性が使用可能です。

「番号」と「ファイル名」はどちらも必須のフィールドです。

「新規 CAD ドキュメント」ページで番号を明示的に指定した場合、デフォルトでは拡張子を指定する必要はありません。CAD 名はユーザーが指定した番号に基づいて派生するため、CAD 名を番号と同じにするように指定すると、拡張子が自動的に付加されます。ユーザーが選択した CAD ドキュメントテンプレートの CAD 名から拡張子を参照することで、拡張子が判断されます。これは CAD 名を番号と同じにするユーザー指定でのデフォルトの動作です。

拡張子を明示的に指定する場合、ファイル名を明示的に入力する必要があります。そのような明示的なファイル名に拡張子を指定した場合、その拡張子がサーバーに送信されます。

• 自動番号付けがオンになっている場合、「番号」は必須フィールドとして表示されず、(生成済み) と表示されます。

• 次のサーバー側プリファレンスを「はい」に設定することによって、ファイル拡張子を付けずにシステム生成の CAD ドキュメント番号を割り当てることができます。デフォルトは「いいえ」です (生成される番号にファイル拡張子が付けられる)。

「操作」 > 「アップロード操作」 > 「アップロード」 > 「番号からファイル拡張子をドロップ」

次のサーバー側プリファレンスを「はい」に設定することによって、ファイル拡張子を付けずにシステム生成の CAD ドキュメント名を割り当てることができます。デフォルトは「いいえ」です (生成される名前にファイル拡張子が付けられる)。

「操作」 > 「アップロード操作」 > 「アップロード」 > 「名前からファイル拡張子をドロップ」

◦ 「改訂」(必須フィールド) - デフォルト値をそのまま使用するか、改訂の設定が有効な場合、「改訂を選択」をクリックして「改訂を選択」ウィンドウで改訂を選択します。「新規 CAD ドキュメント」ウィンドウが「新規部品」ウィンドウから開いている場合、このフィールドは使用できません。改訂レベルの設定を参照してください。

◦ 「場所」(必須フィールド) - デフォルトの場所は、現在のワークスペースの CAD ドキュメントターゲットフォルダです。次のいずれかのオプションを選択します。

▪ 「フォルダを選択」- 選択したコンテキスト内で CAD ドキュメントを保存するフォルダのパスを入力するかブラウズします。「場所を設定」アイコン

をクリックすると、サーバー上のフォルダの場所を選択する「場所を設定」ページが表示されます。

4. オプションで、「オーサリングアプリケーションで開く」チェックボックス (埋め込みブラウザに表示されるアクティブなワークスペースから「新規 CAD ドキュメント」操作を開始した場合にのみ使用可能) をオンにして、新しく作成した CAD ドキュメントを、指定したオーサリングアプリケーションで開くようにします。

「オーサリングアプリケーションで開く」チェックボックスは、CAD ドキュメントの新規作成に使用するための CAD ドキュメントテンプレートが選択されている場合にのみ表示されます。選択したテンプレートを CAD アプリケーションで開くことができたら、そのテンプレートを使用して作成した CAD ドキュメントを開くことができます。

「新規 CAD ドキュメント」ウィンドウを「新規部品」ウィンドウから開いている場合、このチェックボックスは使用できません。

CAD ドキュメントの部品を作成して関連付ける選択をした場合、新規部品はワークスペースで新規の修正済みオブジェクトとして作成されます。

CAD ドキュメントへの部品の関連付けは、構造の作成時ではなく、オブジェクトの作成時に行ってください。

6. グローバル属性 - グローバル属性がある場合、上記のすべての属性の下に表示されます。テンプレートを指定した場合は、テンプレート CAD ドキュメントのグローバル属性のリストおよび値が使用されます。テンプレートの値が明示的にオーバーライドされてない場合、グローバル属性のリストおよび値には、CAD ドキュメントサブタイプの最新のサブタイプ定義が使用されます。サブタイプは「タイプおよび属性の管理」ユーティリティによって指定されます。リストタイプ属性については、生成された値のメニューが表示されます。範囲タイプ属性については、範囲を示すツールチップがテキスト入力フィールドに表示されます。

8. 「完了」をクリックします。指定の CAD ドキュメントが作成されます。指定したテンプレートファイルから、CAD ドキュメントのコンテンツが取り込まれます。新規作成した CAD ドキュメントは、デフォルトで、新規の修正済みオブジェクトとしてターゲットワークスペースに表示されます。