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ベースライン
ベースラインは、変化する Windchill データオブジェクトコレクションと特定の時点におけるそのステータスのスナップショットです。各ベースラインにはオブジェクトの静的な (変化しない) リストが含まれています。
一般的な使用例: 製品履歴
ベースラインを使用して、製品構造の進捗状況を時系列で表示できます。
一般的な使用例: イベント
特定のイベントに関連するデータを収集できます。たとえば、特定のマイルストーンでクライアントレビューにサブミットされたすべてのデータを収集できます。
ベースラインの制限
1 つのベースラインには各オブジェクトのバージョンが 1 つだけ含まれています。たとえば、同じベースラインに My_Part A.5 と My_Part C.3 を含めることはできません。
ベースラインにプライマリコンテンツを含めることはできません。たとえば、プライマリコンテンツファイルを含む Windchill ドキュメントを含めた場合、そのベースラインはそのコンテンツファイルのバージョン管理として機能しません。代わりに、そのベースラインにはドキュメントに関連付けられている属性とビジネス情報が記録され、プライマリコンテンツへのリンクが含まれます。
ベースラインはバージョン管理されません。つまり、ベースラインに (オブジェクトを追加または除去するなどの) 変更を加えた場合、そのベースラインの作業版数は Baseline A.1 から Baseline A.2 に更新されません。ベースラインをチェックアウトすることはできません。
ベースラインの特徴
1 つのオブジェクトを任意の数のベースラインに含めることができます。
ベースラインの作成後は、オブジェクトを追加および除去して製品構造を反映させることができます。
相違点を簡単に表示するために、2 つのベースラインを比較することもできます。
「ロック」オプションによって、ベースラインに対する無許可の変更を防止できます。ロックされたベースラインは読み取り専用になります。そのベースラインをロックしたユーザーだけがロック解除と変更を行えます。
「保護」オプションによって、ベースラインに含まれているオブジェクトが許可なく削除されることを防止できます。保護されたベースラインにオブジェクトが含まれている場合、そのベースラインから除去されるまでは、そのようなオブジェクトを削除したりシステムからパージしたりできません。
ベースラインをワークフローに関連付けることはできませんが、「状態を設定」操作を使用して、ベースラインのライフサイクル状態を定義できます。
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高度なコンフィギュレーション可能製品構造を使用している場合、最上位のコンフィギュレーション可能オブジェクトの各改訂が複数のベースラインに含まれていることがあります。ただし、これらのベースラインのいずれかがデフォルトのベースラインとして指定されています。詳細については、デフォルトベースラインの使用を参照してください。