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変更エクスポートコマンド
ソースシステムで変更を行った後で、変更内容をプレビューしてエクスポートできます。export コマンドをさまざまなオプションとともに使用することで、管理オブジェクトに加えられた変更をプレビューしてから、それらの変更を ZIP ファイルにエクスポートできます。エクスポートされた ZIP ファイルには次の命名規則に従った名前が付きます: <パッケージ名>_<ターゲット名>_<エクスポート ID>.zip
オプション
必須
説明
-v
--previewOnly
プレビュー: はい
エクスポート: いいえ
システムからエクスポートする準備が整ったオブジェクトの識別情報がリストされた HTML ファイルが提供されます。エクスポートされたデータに、必要な管理変更が含まれていることを確認するには、このオプションを使用します。
-t
--target
プレビュー: はい
エクスポート: はい
エクスポートされた ZIP ファイルの送信先となるターゲットシステムの名前。ターゲットシステム名は manageRepository コマンドで指定されている名前と同じです。
-n
--name
プレビュー: はい
エクスポート: はい
同じターゲットシステムで複数のエクスポートが予想される場合に推奨されるオプションです。
ZIP ファイルの出力が格納されるパッケージの名前。同じデータを使用して追加のエクスポート操作を行うことが想定される場合、名前を指定してパッケージを作成し、その名前をメモしておくことをお勧めします。たとえば、後からこのパッケージに対して --refresh オプションを使用することで、同じターゲットシステムへの増分エクスポートを作成できます。同じパッケージを別のターゲットシステムに送信することもできます。
-d
--description
プレビュー: いいえ
エクスポート: いいえ
このオプションでは、ZIP ファイルの出力が格納されるパッケージについての説明が作成されます。パッケージの説明には、ターゲットシステムにエクスポートされたデータのタイプに関する情報を含めることができます。
-s
--objectType
プレビュー: はい
エクスポート: はい
エクスポートされるオブジェクトのタイプ。次のタイプのオブジェクトをエクスポートできます。
All: サポートされるすべてのタイプのオブジェクトに対する追加と変更をエクスポートします。
PolicyAccessControlRule: 新規、更新、または削除されたポリシーアクセス制御規則をエクスポートします。同期化システムにエクスポートする場合、削除されたポリシーアクセス制御規則に関する情報も含まれます。
Profile: 新規、更新、または削除されたプロフィールをエクスポートします。同期化システムにエクスポートする場合、削除されたプロフィールに関する情報も含まれます。
OIR: 新規、更新、または削除されたオブジェクト初期化規則をエクスポートします。
Preference: 新規、更新、または削除されたプリファレンスをエクスポートします。
LifeCycleTemplate: 新規、更新、作業版数適用済み、または削除されたライフサイクルテンプレートをエクスポートします。
WorkflowProcessTemplate: 新規、更新、作業版数適用済み、または削除されたワークフロープロセステンプレートをエクスポートします。
TypeDefinition: 新規、更新、削除された属性テンプレートをエクスポートします。
specfile.xml: エクスポート用に収集する必要があるオブジェクトを指定する XML ファイルをアップロードします。このオプションは、com.ptc.windchill.bac.features.enabled でプロパティ wt.properties2666518 に設定している場合にのみ使用できます。このように設定していない場合、仕様ファイルをアップロードしようとしても却下されてエラーが返ります。このオプションは選択的モードと同期化モードの両方で使用できます。
同期化モードでこのオプションを使用した場合、特定のオブジェクトタイプのリストのみをエクスポートできます。同期化モードのシステムでは、XML 仕様ファイルでコンテナ、ドメイン、属性はサポートされていません。仕様ファイルの詳細については、仕様 XML ファイルの作成を参照してください。
サポートされるオブジェクトのタイプについては、Business Administrative Change プロモーションでサポートされているオブジェクトを参照してください。
-o
--outputdir
プレビュー: いいえ
エクスポート: いいえ
プレビューファイルまたはエクスポートされた ZIP ファイルが生成および保存される場所へのファイルパス。このオプションが指定されていない場合は、コマンドを実行したディレクトリにファイルが保存されます。
-b
--modificationBeginTime
プレビュー: いいえ
エクスポート: いいえ
選択的システムにエクスポートする場合に必須のオプションです。--previewOnly オプションにこのオプションを指定することで、ある時間範囲内の変更を表示することもできます。
変更のエクスポートを開始する時刻。開始時刻は次の 24 時間日時フォーマットで指定する必要があります: MM/dd/yyyy HH:mm:ss
-e
--modificationEndTime
プレビュー: いいえ
エクスポート: いいえ
選択的システムにエクスポートする場合に必須のオプションです。--previewOnly オプションにこのオプションを指定することで、ある時間範囲内の変更を表示することもできます。
変更のエクスポートを終了する時刻。終了時刻は次の 24 時間日時フォーマットで指定する必要があります: MM/dd/yyyy HH:mm:ss
-r
--refresh
プレビュー: いいえ
エクスポート: いいえ
-name パラメータで既存のパッケージが指定されている場合は、このオプションを使用します。
ZIP ファイルの内容を更新して、同じ情報が最後にエクスポートされた後で実行された増分更新を追加します。
-r または --refresh が指定されている場合、-s または --objectType は無視されます。-s または -r のどちらかのオプションをコマンドに指定します。
-u
--user
プレビュー: いいえ
エクスポート: いいえ
このコマンドを実行する Windchill ユーザーのユーザー名。コマンドを実行するユーザーは、すべての必須オブジェクトにアクセスできる組織管理者アクセス許可を持つ有効な Windchill ユーザーであり、かつサイト管理者であることが必要です。
-p
--password
プレビュー: いいえ
エクスポート: いいえ
このコマンドを実行する Windchill ユーザーのパスワード。
-h
--help
いいえ
ユーティリティのヘルプテキストを表示するには、このオプションを使用します。ヘルプテキストには、各オプションの完全な説明と、ユーティリティを実行するための構文が表示されます。
Windchill シェルでこのユーティリティを実行するには、実行する操作の表にリストされている適切なオプションを追加して次のコマンドを指定してください。windchill wt.scm.client.SCMCMD export
変更のプレビュー
プロファイルなどの管理オブジェクトに対する変更をプレビューするには、次のコマンドを使用します。windchill wt.scm.client.SCMCMD export -v -o "<ファイルパス>" -n "<パッケージ名>" -s "Profile" -u “<ユーザー名>” -p “<パスワード>” -t “<ターゲット名>
生成されるプレビューファイルには次の情報が含まれています。
レポートヘッダー: パッケージの名前、パッケージの説明、コンテキスト、パッケージ作成時間のタイムスタンプ
オブジェクトタイプ
オブジェクト ID
オブジェクトの説明
処理のタイプ: 作成、修正、削除
次に、エクスポートプレビューレポートの例を示します。
変更のエクスポート
選択的システムにプロフィールの新規、更新、削除されたレコードをすべてエクスポートするには、次のコマンドを使用します: windchill wt.scm.client.SCMCMD export -u "<ユーザー名>" -p "<パスワード>" -t "<ターゲット名>" -s "Profile" -b "<開始時刻>" -e "<終了時刻>" -n "<パッケージ名>" -d "<説明>" -o "<ファイルパス>"
ZIP ファイルには、オブジェクト情報のフォルダと、以下の情報がリストされた report.html ファイルが含まれています。
パッケージ識別子 - 番号、名前、説明、作成日時
エクスポートされたオブジェクトの情報 - オブジェクトタイプ、オブジェクト ID、説明、処理のタイプ