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Info*Engine リクエスト検証プロパティの変更
Windchill ソリューションをインストールすると、ie.properties ファイルの secret.text2 プロパティと secret.text プロパティの値として、数字および大文字と小文字からなるランダムに生成された文字列が自動的に設定されます。これらの値は、判読できないよう自動的に暗号化され、Windchill キーストアに格納されます。Info*Engine コンポーネント間では、これら両方のプロパティを使用してリクエストの署名と検証を行い、リクエストの正当性を確認します。
インストール時に設定される値は十分に一意であり、ほとんどの場合、これらのプロパティ値を設定し直す必要はありません。ただし、何らかの理由でプロパティ値を設定し直す場合は、以下の指示に従ってください。ここでは secret.text2 について説明しますが、secret.text プロパティも同じ手順で変更できます。
ie.properties ファイルで secret.text2 プロパティを設定すると、送信リクエストの署名と受信リクエストの検証に使用する任意のテキスト文字列が提供されます。これはパスワードに似ています。サービス関連のほかの Info*Engine プロパティと同様、これらのプロパティ名には、プロパティを適用するサービスの実行時サービス名のプリフィックスを含める必要があります。プロパティのフルネームが不明な場合は、<Windchill>/codebase/WEB-INF/ie.properties ファイルの内容を参照し、インストーラによって自動的に生成されたプロパティを確認してください。セキュリティ上の理由から、secret プロパティは、LDAP コンフィギュレーションではなく ie.properties ファイルに配置することをお勧めします。複数の別々のインストールが実行され、サービス間の通信が行われるようにする場合、関連するすべてのサービスの secret プロパティの値が、すべての ie.properties ファイル間で複製される必要があります。これによって、ie.properties ファイルはリクエストを生成するシステムによって適切に署名されます。
以下の手順を実行して、ie.properties ファイル内の secret.text2 プロパティの値を変更します。
1. secret.text2 プロパティに割り当てる値を決定します。secret.text の値には、6 ~ 18 文字の値を設定してください。ie.properties ファイルは <Windchill>/codebase/WEB-INF ディレクトリにあります。
2. xconfmanager を使用して、secret.text2 プロパティを選択した値に変更し、site.xconf ファイルを更新します。
Windchill シェルから次のコマンドを実行します。
xconfmanager -p -s
"<runTimeServiceName>.secret.text2=<任意の値>" -t "<Windchill>\codebase\WEB-INF\ieStructProperties.txt"
<任意の値> は任意のテキスト文字列、<Windchill>Windchill のインストール場所です。
secret.text2 プロパティの値を変更する場合は、Windchill システムにリクエストを送信するリモートサービスの設定も同じように変更する必要があります。同様に、システムが通信するリモート Windchill システムやプロセス外アダプタの類似する設定も、ie.properties ファイルに複製する必要があります。