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キャビネットへのアクセス
キャビネットに対し、属するドメインに基づいて適用されるアクセス制御規則は、キャビネットとフォルダに格納されているオブジェクトには適用されません。たとえば、ユーザー Bill Smith が「X」ドメインの Cabinet タイプへの「読み取り」アクセス許可を持っていると仮定します。ただし、キャビネットへの「読み取り」アクセス許可を持っていても、キャビネットのドキュメントへの読み取りアクセス許可はありません。ドキュメントに定義された、「読み取り」アクセス許可を付与するほかのアクセス制御規則が必要です。
また、以下の例について考えてみます。
ユーザー Bill Smith には、「X」ドメインの Cabinet タイプへの「読み取り」アクセス許可がありません。
Bill Smith は、「X」ドメインの WTDocument サブタイプである Requirements タイプの「読み取り」アクセス許可を持っています。
その結果、Bill Smith は「X」ドメインにある Requirements ドキュメントを検索できますが、キャビネット自体の読み取りアクセス権がないので、「フォルダ」ウィンドウにキャビネットとそのコンテンツを表示できません。
この例が示すように、必要なアクセス権限をユーザーに提供する論理的な規則を作成することは重要です。