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ステップ 10: <param-set> の処理
<param-set> エレメントは、パブリッシング規則の XML ファイル内の <rules> タグ間の任意の場所に配置できます。複数の <publish> エレメントから同じ <param-set> エレメントを参照することが役に立つ場合がよくあります。<param-set> の子エレメントには、パブリッシュジョブの一部となる情報が格納されています。情報は次の要素に含まれています。
post-publish - これらの要素は、必要な情報を PostPublishDelegate に渡すために使用します。詳細については、パブリッシング後の処理を参照してください。
iba - これらの要素も、オプションの情報を PostPublishDelegate に渡すために使用します。詳細については、パブリッシング後の処理を参照してください。
処理中にグローバル属性を設定するには、まず「タイプおよび属性の管理」ユーティリティで type のグローバル属性を定義する必要があります。パブリッシング規則は文字列を含む XML ファイル内にあるため、パブリッシング後の代理に渡す文字列以外の値の表現方法に注意する必要があります。詳細については、タイプおよび属性の管理ユーティリティの使用 を参照してください。
次は、サポートされるグローバル属性タイプと各グローバル属性値の例です。
<iba name="com.ptc.MyTypeBoolean">Yes</iba>
<iba name="com.ptc.MyTypeDateTime">2007-07-13 11:12:32</iba>
<iba name="com.ptc.MyTypeInteger">36</iba>
<iba name="com.ptc.MyTypeRealNumber">0.12321345</iba>
<iba name="com.ptc.MyTypeRealUnitsArea">25 m**2</iba>
<iba name="com.ptc.MyTypeString">string test</iba>
<iba name="com.ptc.MyTypeURL">http://www.ptc.com (PTC)</iba>
worker - この要素は、Worker でサポートされる追加情報を Worker に渡すために使用します。Worker は、評価中に使用する EPMDocument のオーサリングアプリケーションによって決定されます。
これらのエレメントは、同一の構造を持っています。すなわち、それぞれパラメータを識別する 'name' 属性を持っており、エレメントのテキストコンテンツはパラメータの値です。
<param-set name=”SET1”>
<post-publish name=”name1”>VALUE1</post-publish>
<post-publish name=”name2”>VALUE2</post-publish>
<iba name=”iba_name1”>IBA_VALUE1</iba >
<iba name=”iba_name2”>IBA_VALUE2</iba >
<worker name=”worker_info_name”>WORKER_INFO_VALUE</ worker >
</param-set>
<param-set> エレメントには、任意数の <worker>、<post-publish>、および <iba> エレメントを含めることができますが、その他多くの評価ステップとは異なり、配置順序が重要になります。ステップ 8 で <publish> エレメントが照合されると、評価プロセスにより各エレメントの内部テーブルが構築されます。たとえば、<worker> のテーブル、<post-publish> のテーブル、<iba> のテーブルなどです。<param-set> の子エレメントは、ファイル内での配置の順序に従って取得されます。
各子要素が処理され、テーブルには名前/値のペアが挿入されます。パラメータ名は各テーブル内で一意である必要がありますが、テーブル間で一意である必要はありません(たとえば、<post-publish> 名と <iba> 名が同じであっても構いませんが、<post-publish> 名に同じものを 2 つ使用することはできません)。
子が処理される際、そのパラメータ識別子が前に検出されたものであれば、そのテーブルのエントリが新しいパラメータ値で更新され、同じ名前で以前に検出された値が置換されます。
<param-set> エレメントには <include> の子エレメントも含めることができます。<include> エレメントは、指定された <param-set> に関連するパラメータをテーブルに追加します。これはサブルーチンの呼び出しと似ています。
<param-set name=”SET1”>
<include param-set=”COMMON”/>
<post-publish name=”name”>From SET1</post-publish>
</param-set>
<param-set name=”COMMON”>
<post-publish name=”name”>From COMMON</post-publish>
</param-set>
上のコードで、SET1 <param-set> がパブリッシング規則のファイルで参照されている場合、SET1 の <include> エレメントは <post-publish> エレメントの前にあるので、<post-publish> パラメータ 'name' の値は 'From SET1' になります。要素の配置が逆の場合、この値は 'From COMMON' になります。
<include> エレメントにより、<param-set> エレメントを事実上連鎖させることができます。連鎖全体が処理された後、ステップ 11 に進みます。