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複数の再現性製品表現の設定
Windchill システムがパブリッシングプロセスにおいて複数の再現性製品表現を生成するように設定するには、パブリッシング規則ファイルが使用されます。次の手順は、複数の再現性製品表現を生成するシステムを素早く設定する方法を示しています。
1. 目的の CAD システムのパブリッシング規則を有効にします。パブリッシング規則の有効化を参照してください。
2. 作成する再現性の数を指定する規則と、再現性インスタンスごとに異なる表示の要素を定義するためのオプションを含んでいるパブリッシング規則ファイルを設定します。
次の場所にパブリッシング規則ファイルの例があります。これを使用して、パブリッシングプロセスにおいて 5 つの再現性を生成します。
<Windchill>\codebase\com\ptc\wvs\server\xml\PublishRules-Multi-fidelity.xml
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このファイルの設定例は、Creo Parametric を対象としています。ほかの CAD システムを使用する場合は、"authoring-application" タグがそのオーサリングアプリケーションの適切な内部名を参照するように変更します。
パブリッシング規則ファイルをアップロードする方法については、パブリッシング規則の設定を参照してください。
3. CAD ドキュメントをパブリッシングし、WVS ジョブモニターログをレビューします。設定が正しければ、次のメッセージが表示されます。
Generating Multi-fidelity representation
複数の再現性製品表現のカスタム設定
パブリッシング規則ファイルの例 PublishRules-Multi-fidelity.xml は、複数の再現性製品表現を生成する WVS インフラストラクチャを設定するためのベースとして使用することをお勧めします。ユーザーのビジネスニーズに合わせて複数の再現性をカスタマイズします。まず、以下の 2 つの点を確認してください。
ユーザーのエンタープライズで必要な再現性ソフトタイプの最適数は?
含める要素と除外する要素は?
以下の点を考慮してください。
より大きいストレージボリュームが必要である。
パブリッシングプロセスにおいて作成される再現性の数をパブリッシング規則ファイルで設定できる。たとえば、付属の PublishRules-Multi-fidelity.xml を参照して、High FidelityMedium Fidelity、および Low Fidelity を使用する場合は、FidelityBBoxFidelityEMPTY オプションを除去します。これにより、3 つの再現性インスタンスが関連付けられている複数の再現性製品表現が作成されます。新しい再現性サブタイプを追加することもできます。新規サブタイプを作成する手順については、新規再現性サブタイプの作成を参照してください。
要素を定義するためのオプションを決定する。MCAD アダプタが PVS Change ユーティリティを使用して、MCAD データの最初のパブリッシングによって生成された 3D ビューデータとメタデータを後処理します。各再現性インスタンスに保存されているビューデータの "再現性" のレベルは、それぞれのパブリッシング規則で定義されている PVS Change レシピ設定によって決定されます。パブリッシング規則で使用する正しいレシピのオプションおよび値は、Creo View レシピエディタを使用して PVS Change レシピファイルのサンプルを作成することによって決定されます。Creo View MCAD Adapter Installation and Configuration Guide の PVS Change ユーティリティの設定に関する説明を参照してください。
以下の手順に従います。
1. コマンドシェルを起動し、ディレクトリを Creo View アダプタがインストールされている場所に変更します。次のコマンドを実行します。
bin\rcpedit.exe
2. 「rcpedit」ダイアログボックスで「Creo View PVS Change」を選択し、「Create」を選択します。「CreoView PVS Change」レシピエディタが開きます。
3. そのデータを処理するために使用するオプションを指定します。これを行うには、この再現性のビューデータからデータまたはテサレーションを除去します。たとえば、Mass PropertiesDatum Planes、および Screen Annotations を消去して、これらのエンティティのデータが再現性の OL ファイルに出力されないようにします。
4. 「Save As」を選択し、レシピファイルの名前を指定して (SimpleFidelity.rcp など) 保存します。
5. ファイル SimpleFidelity.rcp をテキストエディタで開き、レシピエディタで変更を加えた後のオプションをコピーします。

adapter/outputMassProps=0
adapter/outputDatumPlane=0
adapter/outputAnnotScreen=0
6. パブリッシング規則で、これらのオプションを特定の再現性定義に追加します。
<option name="adapter/outputMassProps" value="0"/>
<option name="adapter/outputDatumPlane" value="0"/>
<option name="adapter/outputAnnotScreen" value="0"/>
ジオメトリの "より低い" 再現性表現を生成する必要がある場合には、弦の高さ (弦偏差) を小さくすることができます。弦偏差は、構成部品の境界ボックスの最も長い対角線の倍数として定義される解析公差の倍数です。デフォルトでは、弦偏差は解析公差の 1 倍です。
<option name="adapter/chordHeight" value="1"/>
テサレーションを粗くするには、弦偏差の倍数を大きくします。ここに示す例では、弦偏差はデフォルト値の 5 倍の大きさになります。
<option name="adapter/chordHeight" value="5"/>
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「弦の高さ」オプションは、レシピエディタの「管理者」モードに含まれています。レシピエディタを「管理者」モードで開くには、このコマンドを使用します。
bin\rcpedit.exe -admin
境界ボックスの設定
境界ボックスを唯一の出力として生成するには、以下のオプションを使用します。
境界ボックスオプションを適用することなく出力される OL ファイルのコンテンツから境界ボックスを生成する。これを行うには、次のように設定します。これにより、たとえば、モデルのアノテーションなどの特定のタイプのデータを出力から除去して、ジオメトリからアノテーションやデータムカーブを含めることなく境界ボックスのみを生成するかどうかを制御できます。
<option name="adapter/generateBboxOL" value="1"/>
境界ボックスを出力する代わりに Creo View ポイントのみを境界ボックスの中心に出力する。これを行うには、次のように設定します。
<option name="adapter/generateBboxCenter" value="1"/>
構成部品の CAD システムの名前 (Windchill 名ではない) のラベルとともに Creo View ポイントを出力する。これを行うには、次のように設定します。
<option name="adapter/generateBboxCenter" value="2"/>
境界ボックスまたはポイントの色を設定する。これを行うには、次のように設定します。
<option name="adapter/bBoxColor" value="200,0,255"/>
これらの 3 つの値は、0 から 255 の範囲の赤色、緑色、および青色の構成部品を示しています。色を指定しない場合、データに色は付けられず、色が付けられていないオブジェクトには Creo View クライアントのデフォルトが使用されます。
設定した再現性をパブリッシングし、その結果を表示して確認する。複数の異なる再現性内、および複数の異なる再現性間で必要なコントラストとコンテンツのバランスが達成されるまで、さまざまなパブリッシング規則の組み合わせを試します。