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属性変換の委任の定義
Windchill アダプタ Webject からグループが返される場合、グループのタイプインスタンスの属性値をエンドユーザー向けにフォーマットするかどうかは、FORMAT パラメータによって決まります。
wt.adapter.delegates.properties に定義された属性変換の委任により、ユーザーが属性のフォーマットを要求したときに属性値をどのように変換するかが決まります。属性トランスレータを使用して、外部文字列フォームから、オブジェクトの作成または更新に必要な内部タイプに値を変換することもできます。
属性変換代理のフォームは以下のとおりです。
Attribute.attributeClass=attributeTranslatorClass
attributeClass は、変換する属性値のクラスの完全修飾名です。
attributeTranslatorClass は、変換を実行するクラスの完全修飾名です。
属性変換の委任エントリは、attributeClass のスーパークラスに対しても有効です。attributeClass の属性トランスレータがない場合は、デフォルトのトランスレータを使用します。
次の例では、com.ptc.core.adapter.server.impl.BooleanTranslator クラスを使用して、単純なブール型の属性値をエンドユーザー向けにフォーマットする必要があります。
Attribute.boolean=com.ptc.core.adapter.server.impl.BooleanTranslator
これにより属性のブール型オブジェクトコンテンツの文字列値 "true" または "false" を返します。
属性値は Windchill タイプからも変換できます。次の例では、com.ptc.core.adapter.server.impl.ObjectReferenceTranslator クラスを使用して、タイプ com.ptc.core.meta.common.TypeInstanceIdentifier の属性値をエンドユーザー向けにフォーマットする必要があります。
Attribute.com.ptc.core.meta.common.TypeInstanceIdentifier=
com.ptc.core.adapter.server.impl.ObjectReferenceTranslator
ObjectReferenceTranslator クラスは、TypeInstanceIdentifier の永続的な ID を返すことによって TypeInstanceIdentifier を変換します。