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オプション
ここでは、使用可能な各オプションについて説明します。
フィールド
デフォルト
説明
「ソースデータベースはデフォルト以外の監査テーブルのスペースを使用しますか?」
いいえ
既成のテーブルスペースの名前 "WCAUDIT" を変更した場合は、「はい」を選択します。"WCAUDIT" の名前を変更していない場合は、「いいえ」を選択します。
「監査テーブルスペースの名前は何ですか?」
前のプロパティで「いいえ」を選択した場合、このプロパティは無効になります。前のプロパティで「はい」を選択した場合は、監査テーブルスペースの名前を入力します。
「完了するまでアップグレードを実行」
いいえ
テストアップグレードの場合は、「はい」を選択します。これにより、移行が失敗した場合にテストアップグレードを継続できます。
「完了するまでアップグレードを実行」は、本番アップグレードでは使用できません。
「セキュリティラベル修正アクセス許可移行を有効化」
はい
マイグレータが、指定したアクセス許可を含んでいる既存のアクセス制御規則にセキュリティラベル修正アクセス許可を追加できるようにするには、「はい」を選択します。これらのマイグレータは、現在 Windchill で有効になっているポリシーおよびアドホックアクセス制御規則に影響を与えます。これらは、コンテナ、ライフサイクル、およびワークフローテンプレート内の規則定義にも影響を与えます。
「セキュリティラベル修正ソースアクセス許可」
1
これのデフォルト値は、「修正」アクセス許可に相当します。
前のオプションで「セキュリティラベル修正アクセス許可移行を有効化」を「はい」に設定した場合は、wt.acccess.AccessPermissionRB.rbInfo ファイルで定義されている許可キーのいずれかを指定します (「フルコントロール」を指定する値 -1 は使用できません)。マイグレータは、指定したアクセス許可を含んでいる各アクセス制御規則にセキュリティラベル修正アクセス許可を追加します。たとえば、「修正」アクセス許可を指定する場合は、このプロパティを 1 に設定し (デフォルト)、「管理」アクセス許可を指定する場合は、6 に設定します。アクセス制御規則がこのアクセス許可を付与、拒否、または上書不可で拒否するように指定されている場合、新しい「セキュリティラベル修正」アクセス許可はこの規則に追加されます。デフォルトの設定では、参加者はアップグレード前と同じようにセキュリティラベルを修正できます。
「「パッケージ作成者」役割のポリシーアクセス制御規則を更新」
はい
ターゲットシステムで「パッケージ作成者」役割の新しいポリシーアクセス制御規則を追加する場合は、「はい」を選択します。ソースシステムに存在していた役割のポリシーアクセス制御規則は、ターゲットシステムに移行および維持され、これらに新規ポリシーアクセス制御規則が追加されます。新規規則を追加しない場合は、「いいえ」を選択します。
「CAPAActionPlan および CAPAChangeActivity のポリシーアクセス制御規則をロード」
「はい」を選択すると、マイグレータが実行され、既存の品質コンテナおよびテンプレートにポリシーアクセス制御規則が追加されて、コンテナのすべての状態のデフォルトドメインで、参加者 CAPAREQUESTER、CAPAREVIEWER、CAPAINVESTIGATOR、および CAPAMANAGER にはタイプ CAPAActionPlan および CAPAChangeActivity に対する「フルコントロール (すべて)」アクセス許可が付与され、CAPAVERIFIER にはタイプ CAPAActionPlan に対する「修正」アクセス許可が付与されます。これらの規則により、すべてのアクセス許可を持つユーザーは、状態を計画する前に操作を作成し、開始できます。「修正」アクセス許可が付与されているユーザーは、既存の実施計画を修正できます。このマイグレータは、既存の品質コンテナおよびテンプレートを、Windchill 11.0 以降の新しい品質テンプレートでこれらの参加者に対して提供されている既成の規則と一致するように修正します。
同じドメイン、タイプ、状態、および参加者のポリシー規則が新しい規則の 1 つとしてすでに存在し、そのアクセス許可が異なる場合、マイグレータは失敗します。
このマイグレータを実行してアクセス制御規則を既存のコンテナおよびテンプレートに読み込むだけではなく、この機能を Windchill で有効にするには、手動でアップグレード後のステップを実行して適切なアクセス許可を割り当てる必要があります。詳細については、ポリシーアクセス制御規則に対するアップグレード後のステップを参照してください。
このマイグレータを実行しない場合に、この機能を Windchill で有効にするには、CAPAActionPlan オブジェクトと CAPAChangeActivity オブジェクトのアクセス制御規則を手動でロードする必要があります。
「CEDecontamination のポリシーアクセス制御規則をロード」
「はい」を選択すると、マイグレータが実行され、既存の品質コンテナおよびテンプレートにポリシーアクセス制御規則が追加されて、コンテナのデフォルトドメインで、参加者「カスタマーエクスペリエンス製品受取人」と「カスタマーエクスペリエンスマネージャ」にはタイプ CEDecontamination (「返品製品の処理」) に対する「フルコントロール (すべて)」アクセス許可が付与され、「チームメンバー」にはタイプ CEDecontamination (「返品製品の処理」) に対する「読み取り」アクセス許可が付与されます。このマイグレータは、既存の品質テンプレートを、Windchill 11.0 以降の新しい品質テンプレートで提供されている既成の規則と一致するように修正します。
このマイグレータを実行してアクセス制御規則を既存のコンテナおよびテンプレートに読み込むだけではなく、Windchill の既成の規則と一致させるには、手動でアップグレード後のステップを実行して適切なアクセス許可を割り当てる必要があります。詳細については、ポリシーアクセス制御規則に対するアップグレード後のステップを参照してください。
さらに、このマイグレータの実行後、「カスタマーエクスペリエンス製品受取人」には CEDecontamination (「返品製品の処理」) に対する「フルコントロール (すべて)」アクセス許可が付与されます。このオブジェクトへの「フルコントロール (すべて)」アクセス許可をユーザーに付与するサイトレベルの規則がすでに存在します。このオブジェクトへの「フルコントロール (すべて)」アクセス許可を「カスタマーエクスペリエンス製品受取人」のみに付与する場合は、「ポリシー管理」で既存のサイトレベルの規則を削除します。
このマイグレータを実行しない場合に、Windchill の既成の規則と一致させるには、CEDecontamination オブジェクト (「返品製品の処理」) のアクセス制御規則を手動でロードする必要があります。
「FailureMode および FailureEffect のポリシーアクセス制御規則をロード」
「はい」を選択すると、マイグレータが実行され、新しい「故障モード」と「故障の影響」に関連する新しい機能が有効になります。このマイグレータは、既存の品質コンテナおよびテンプレートにポリシーアクセス制御規則を追加して、以下のアクセス許可を付与します。
グループ Reliability Engineer には、タイプ FailureMode、FailureEffect、PredictedFailureMode、PredictedEffect、および PredictedFailureRate に対する「フルコントロール (すべて)」アクセス許可と、タイプ ExperiencedEffect に対する「読み取り」アクセス許可が付与されます。
グループ Team Members には、タイプ FailureMode、FailureEffect、PredictedFailureMode、PredictedEffect、および PredictedFailureRate に対する「読み取り」アクセス許可と、タイプ ExperiencedEffect に対する「作成」、「修正」、「削除」アクセス許可が付与されます。
グループ This Org には、タイプ FailureMode、FailureEffect、PredictedFailureMode、PredictedEffect、PredictedFailureRate、および ExperiencedEffect に対する「読み取り」許可が付与されます。
同じドメイン、タイプ、状態、および参加者のポリシー規則が新しい規則の 1 つとしてすでに存在し、そのアクセス許可が異なる場合、マイグレータは失敗します。
詳細については、Windchill Help Center の「Windchill Quality Solutions」セクションの「故障の影響と故障モード」トピックを参照してください。
このマイグレータを実行しない場合に、この機能を Windchill で有効にするには、アップグレードが完了した後に、ターゲットシステムで前述のアクセス許可を手動で設定する必要があります。これには、Reliability Engineer グループに関連付けられている RELIABILITYENGINEER 役割の作成も含まれます。
「PartsLink パブリッシング規則」
PartsLink パブリッシング規則のプロパティ値を入力して、規則をターゲットシステムに移行します。プロパティ値については、ソースシステムで WT.properties ファイルの com.ptc.windchill.partslink.publisher.publishrule プロパティを参照してください。値を指定しない場合は、デフォルトのグローバルパブリッシング規則がターゲットシステムに移行されます。
「変更管理オブジェクトテンプレートポリシー」
はい
ターゲットシステムで変更管理オブジェクトのポリシーを更新して、すべてのユーザーにサイトとすべての組織のシステムドメインで読み取りとダウンロードのアクセス許可を付与する場合は、「はい」を選択します。変更管理オブジェクトの読み取り、作成、および修正に関するポリシーは、送信された変更管理オブジェクトのデフォルトドメインで設定されます。
ターゲットシステムのアップグレード後に、変更管理オブジェクトテンプレートのポリシーを手動で更新する場合は、「いいえ」を選択します。詳細については、Windchill Help Centerの「変更通知テンプレートのポリシーの更新」のトピックを参照してください。
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システムドメインの名前を変更している場合は、このマイグレータを実行しないでください。
変更管理オブジェクトがソースシステムのシステムドメインに保存されるように設定されていて、システムドメインに既存の規則がある場合、このマイグレータオプションは「はい」に設定しない方がいいでしょう。
「インデックス有効」
ソースシステムにインデックスサーチがインストールされている場合は、値として true と入力し、ターゲットシステムでポリシー規則を保持します。インデックスサーチがインストールされていても、使用されていない場合は、値として false と入力します。具体的には、値が true であれば、既存の wblib ポリシー規則が保持され、clflib 規則が wblib 規則に変換されます。値が false であれば、既存の wblib ポリシー規則が削除され、clflib 規則が wblib 規則に変換されます。
「移行を有効にして、必要なアクセス許可 (MODIFY および SET_STATE) をコンテンツ参照に追加します。これにより、S1000D Author のユーザーがイラストレーションを作成できるようになります」
いいえ
Windchill Service Information Module for S1000D が含まれている環境の場合、「はい」を選択すると、Service Information Manager のコンテンツホルダーのデフォルトドメインで、Author グループのアクセス許可が修正されます。Windchill 11.0 の変更により、ユーザーが情報制御番号 (ICN) を作成または修正するには、「コンテンツホルダー」タイプに対するアクセス許可が追加で必要になりました。Author グループのメンバーが Windchill または Windchill アダプタを使用する Arbortext Editor でイラストレーションを作成する場合は、これらのアクセス許可が必要です。マイグレータは、ポリシーアクセス制御規則を修正して、Author グループのメンバーが Windchill 11.0 で S1000D 製品の ICN を作成または修正するために必要な「コンテンツホルダー」タイプに対するアクセス許可を追加し、対応する変更が、関連付けられているイラストレーションのコンテンツホルダーに適用されて正確な情報構造が確保されるようにします。
値が「はい」であれば、すべてのライフサイクル状態において、イラストレーションのコンテンツを表すタイプ「コンテンツホルダー」(com.ptc.sis.ContentRef) の既存の製品のデフォルトドメインで、Author グループのメンバーに、これまで付与されていたアクセス許可に加えて、「修正」および「状態を設定」アクセス許可が付与されます。具体的には、マイグレータは、各製品のデフォルトドメインで、すべてのライフサイクル状態を対象に、ContentRef タイプがポリシーアクセス制御規則にあるかどうかをチェックし、以下の修正を行います。
Author グループに対してそのような既存のアクセス制御規則がある場合、マイグレータは、それぞれの規則に「修正」および「状態を設定」アクセス許可が含まれていることを確認します。
Author グループに対してそのようなアクセス制御規則がない場合は、デフォルトドメインで ContentRef タイプに対する「読み取り」、「ダウンロード」、「作成」、「修正」、および「状態を設定」アクセス許可を指定するために、そのような規則が製品ごとに 1 つ作成されます。
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アップグレードが完了した後、すべてのアクセス制御規則をレビューして、適切なセキュリティ設定が適用されていることを確認します。このマイグレータは、これらのアクセス許可が以前はユーザーに付与されていなかったオブジェクトに対して「修正」および「状態を設定」アクセス許可を付与することがあります。さらに、既成のポリシーを修正した場合、または新規ポリシーを作成した場合は、このマイグレータを有効にすることでこれらを修正する代わりに、これらのポリシーを手動で修正する (またはまったく修正しない) ことをお勧めします。
「サーチで And Or 演算子をオーバーライド」
ソースシステムの wt.properties ファイルのプロパティ 'com.ptc.windchill.search.client.overrideAndOrOperator' を参照します。このプロパティについて指示がない場合、false に設定します。