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送信ファイルの ZIP ファイルについて
HTTP またはローカルディレクトリトランスポート機能を使用して情報を送信する場合、Windchill により ZIP ファイルと PROPERTIES ファイルが作成されます。各 PROPERTIES ファイルには、対象となる ZIP ファイルの内容を表すメタデータが含まれています。
ZIP ファイルには、以下の方法でデータが取り込まれます。
システム設定コレクターを使用して情報を送信する場合は、収集データが保存されているディレクトリから追加。
特定の support MBean または wt.util.jmx.TechSuppportMain コマンドラインユーティリティを実行。
ZIP ファイルには、以下の情報に基づいて名前が付けられます。
データの種類 (PTC_Logs、Utilities など)。収集される情報のタイプを参照してください。
データを収集したマシン (USERA203L) など。
データを収集したプロセスの ID。
データの送信日時を表すタイムスタンプ。
同じ名前の別のファイルがすでに存在する場合、目的のファイルを一意に識別するシーケンス番号。
たとえば、以下の ZIP ファイルには、"USERA203L" という名前のマシン上にある Windchill logs ディレクトリから収集したログディレクトリが含まれています。収集プロセスの ID は 4624、タイムスタンプは 2009 年 6 月 17 日午前 10:05 です。
PTC_Logs-USERA203L-4624-0906171005.zip
これに対応する PROPERTIES ファイルは以下のとおりです。
PTC_Logs-USERA203L-4624-0906171005.zip.properties
Windchill でローカルディレクトリトランスポートを使用する場合、wt.jmx.core.transport.LocalDirTransport.instance.<インスタンス名>.targetDir プロパティで指定したローカルディレクトリの下にディレクトリが作成され、文字 C で始まるコール番号が追加されます。たとえば、コール番号が 4567890、ローカルディレクトリが C:/ptc/Windchill/diagnostics/sent だとすると、送信情報が保存されるディレクトリは以下のようになります。
C:/ptc/Windchill/diagnostics/sent/C4567890
Windchill で HTTP トランスポートを使用する場合、ZIP ファイルとそれに対応する PROPERTIES ファイルが、wt.jmx.core.transport.SimpleHttpTransport.instance.<インスタンス名>.targetURL プロパティで指定した URL へ直接送信されます。