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ユーザー認証
Web ブラウザおよび Web サーバーに内蔵され、改善中の認証標準を利用するため、Windchill では Web サーバーのユーザー認証機能が使用されます。これらには、HTTP 1.0 基本認証、HTTP 1.1 メッセージダイジェスト認証、デジタル証明書、Windows/NT チャレンジレスポンス認証などが含まれます。Windchill は Web セントリックであるため、顧客の環境に統合されていない古い認証スキームを使用してセキュリティに盲点を作るより、サーバーのユーザー認証を強化することが重要です。たとえば、サイトで LDAP ベースの集中型ユーザーおよびアクセス管理をサポートする Web サーバーを使用している場合、ユーザープリファレンスの補助セットを管理するのではなく、ユーザー認証のために Windchill と自動的に統合されます。
Windchill HTTP ゲートウェイの保護されたインスタンスを設定することによって、統合が行われます。Java アプレットからは、URL にセッションのログインリクエストが送られます。Web サーバーは、ユーザーがそのサーバーのユーザー認証条件を満たすまでアクセスを許可しません。通常、このことは、認証スキームが必要であることを識別するクライアントブラウザに認証されていないレスポンスを返すサーバーに関係します。ブラウザでは、パスワードの入力プロンプトをユーザーに表示することがあり、その後で適切な認証ヘッダーとともにリクエストを再送信して対処します。
本質的には、Web ブラウザと Web サーバーでユーザーのアイデンティティが確立されるまで Windchill は関与しません。確立した時点で、セッションのログオンリクエストと認証されたユーザーのアイデンティティを受け取ります。
認証および認証メソッドのカスタマイズ方法の詳細については、Windchill Help Center「基本的なカスタマイズ」および「高度なカスタマイズ」領域にあるカスタマイズ情報を参照してください。