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大規模なオブジェクトとしてのファイルの内容の保存
Windchill で管理する情報は、純粋に構造化されたビジネス情報 (オブジェクトおよび関連の属性) あるいは標準または専有のデータフォーマットを利用する外部ファイル形式のアプリケーションで作成された非構造化の情報として存在します。以下の図に、構造化または非構造化の属性の ORDBMS 管理を示します。
構造化されたデータは通常のリレーショナル手法 (テーブル) で保存され、非構造化のデータはオブジェクトとして保存されます。データベースにファイル内容を保存すると、データベースが明らかに大規模になり、従来の RDBMS テクノロジーではパフォーマンスに問題が生じる可能性があります。ただし、新しい ORDBMS テクノロジーは、この方法が可能なように設計されています。
永続のランタイムマネージャを以下の図に示します。永続可能なインタフェースを適用するオブジェクトにはすべて、永続 ID が割り当てられています。永続マネージャのインタフェースでは、ビジネスオブジェクトの永続状態を管理するためにアプリケーションで使用される一連のメソッドが識別されます。このインタフェースで宣言されるメソッドはすべてサーバーで実行されますが、ヘルパークラスを使用するとクライアントのアプリケーションにアクセスできます。
永続オブジェクトマネージャは永続リクエストにより、それを PersistentDataService に転送して実際の永続操作が行われます。データベースにオブジェクトを出し入れするために使用されるプロトコルは、イントロスペクションと、保存済みプロシージャへの JDBC 呼び出しの組み合わせです。イントロスペクションは、保存済みプロシージャの変数に属性をバインドするために使用されます。